COIN TOKYO

  • 2018/07/16
  • 2018/07/16
  • コイン東京編集部 (株)しんがり編集部

リップル社がRippleNet、xRapid、XRPの次の課題を明かすーボリュームとパートナーシップの強化

このエントリーをはてなブックマークに追加
金曜日、国境間決済ソリューションプロバイダーのリップル社の最高技術責任者(CTO)ディビッド・シュワルツ氏と製品部門を率いるシニア・バイス・プレジデント、アシーシ・バーラ氏は、「何でも聞いて(AMA)」セッションを開催し、ツイッターでコミュニティから質問を受けました。このインタビューの一部をご紹介します。(わかりやすくするため、質問と回答は省略形で表示される場合があります)
Ask Me Anything With David Schwartz

Q:(CTOに就任して)今後の優先事項は何ですか?

シュワルツ氏;RippleNetのボリュームを高め、トランザクションフローを理想的な状態に保つことが重要だと考えています。XRPを使ってそのトランザクションフローをブリッジに連結する候補トランザクション(を備えること)が会社にとって非常に重要だと考えています。xRapidもまた実際にXRPを使って決済のブリッジを行っています。こうした取り組みをより拡張して、より多くのパートナーシップを獲得し、活発な取引量を得ることは非常に重要です。そして私は、最終目的は非中央集権だと考えています。批判されそうな点を完全に解消します。
*RippleNetは、国境間支払いを目的としたリップル社製品を使用する銀行と決済プロバイダーの分散型ネットワークです。

Q:非中央集権はなぜ重要なのですか?

シュワルツ氏;ある人々は私に教えてくれます。「銀行は分権化されているかどうかは気にしない。彼らはお互いに信頼していますよね?」と。まあ、彼らは本当にはお互いを信頼していないでしょう。重要な問題点は、信頼に基づいたものはスケーリングできないということです。信頼に基づいた数千のリレーションシップは簡単に構築できません。信頼を必要としないシステムを有していれば、自分のインスタンスを起動するだけで誰とでも相互運用できます。これは努力と時間とコストの面で膨大な違いが生まれます。

Q:xRapidの進捗状況はどうですか?いつ生産段階に至ると思いますか?

*リップル社の製品「xRapid」は国境を越えた決済のために、ブリッジ通貨としてXRPトークンを使用してオンデマンドな流動性を提供します。今年、最大規模の国際送金サービスプロバイダー、ウェスタンユニオン社でパイロット運用を行いました。

バーラ氏;今、私たちはxRapidの実験機会を得るために熱心に取り組んでいます。これまでの試験運用で本当に肯定的な結果を得てきました。まだ実用に向けた具体的な計画はありませんが、実現を願っています。数々の試験運用は当社と顧客の両方にとって本当に良い学習機会だったと言います。ウェスタンユニオン社の件は、彼らは巨大な会社なので他の決済事業者と比べて長い時間を要するでしょう。ウェスタンユニオン社はすでに固定費と最適化された流動性フローを持っているため、xRapidを導入するためには、xRapidにすべてのボリュームを移さなければならないでしょう。今現在、私たちのターゲット顧客はウェスタンユニオンを目指す新興企業です。

Q:XRPが広く普及するための転換点は何だと思いますか?

シュワルツ氏;XRPは決済のユースケースや、関連した価値の移動を伴うユースケースに最適化された基盤技術を有していると思います。xSpringの取組みを通して、私たちはXRPを中心としたエコシステムの開発にインセンティブを与えようとしています。リップル社の銀行サイドでの取り組みと共に、XRPを他の資産間に流動性を提供できる仲介資産として位置づけようとしています。こうした努力が成功すれば、その資産を使用する理由になるでしょう。

仮想通貨の最新情報をお届けします!

関連キーワード

人気記事ランキングまとめ

もっと見る