COIN TOKYO

  • 2018/07/17
  • 2018/07/17
  • コイン東京編集部 新崎優太

企業価値1兆3,000億円のビットメインが仮想通貨イオス(EOS)の投資ラウンドに参加

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企業価値120億ドル(約1兆3200億円)で世界最大規模のビットコインマイニング企業ビットメインは、著名な起業家ピーター・ティール氏らと、仮想通貨イオス(EOS)の創設企業ブロックワン(Block.one)の最新の投資ラウンドに参加する事が明らかになりました。

ブロックワンの16日の発表によると、今回の資金調達ラウンドにはビットメイン社とピーター・ティール氏の他、米ヘッジファンドムーアキャピタルのルイス・ベーコン氏、資産家アラン・ハワード氏が参加します。資金調達額は開示されていません。

ビットメイン社CEOのジハン・ウー氏はEOSプロトコルが昨年、分散アプリケーション(dApp)と商業用分散プラットフォーム用のスケーラブルなエコシステムの構築について重要な革新を示したと述べました。

「イオス(EOSIO)プロトコルは、ブロックチェーンの革新の素晴らしい例です。その性能とスケーラビリティは、要求の厳しいコンシューマアプリケーションのニーズを満たすことができ、主流のブロックチェーン採用の道を開くでしょう。」

ブロックワン社CEOのブレンダン・ブラマーは、現在価値とEOSチームとコミュニティのビジョンに沿った戦略的投資家との共同作業に興味を持っていると強調しました。ブラマー氏は以下のように述べました:

「ブロックワンは今後の計画を発表する準備ができ、より安全で接続された世界を創造するという我々の価値観に沿った、主要な投資家を歓迎することができてうれしい。」

ビットメインの最近の主要な投資

今月の最新の資金調達の結果、ビットメインの市場評価額は120億ドルとなり、コインベース、バイナンス、リップルラボ社を凌駕し、仮想通貨部門で最大の企業となったことが報じられました。ビットメイン社はビットコインのマイニングでよく知られていますが、徐々に他の分野にも進出しています。

5月にビットメイン社は、仮想通貨投資アプリとウォレットを提供するサークル社の1億1000万ドルのシリーズE投資ラウンドを主導しました。サークル社の価値は約30億ドルに引き上げられ、また、同社は米1ドルと同価値に設定された安定コイン「USDC」の開発を発表しています。

今月9日の報道によると、ビットメイン社は人気のあるインターネットブラウザ「オペラ(Opera)」を提供するオペラ社に5,000万ドルを投資し、同社主要な株式を取得する契約を締結したという。最近、オペラ社は米国で上場申請をしており、1億1500万ドルの調達を目標としています。

過去の声明では、ジハン氏とビットメインチームは分散型プロトコルとDApp、特に大量の取引や情報を処理できるネットワークを持つ数百万人のユーザーを引き付けることができるプラットフォームに熱意を示していました。

ブロックワンの株式を取得することは、ビットメインがマイニング装置製造業と投資部門を2つの中核事業として、仮想通貨とブロックチェーン部門全体で拡大する戦略に沿っています。

EOSが目指すもの

EOSが技術的に何百万人ものユーザーを持つDAppを提供し、毎秒数万件のトランザクションを処理できると示すならば、イーサリアムと同等のアクティブな開発者コミュニティを獲得する必要があります。

イーサリアムは7月現在、ICOの開設やETHブロックチェーン上に配置した独立ネットワークの作成を含めて、25万人以上の開発者が携わっていると言われています。

コインマーケットキャップによると、仮想通貨イオス(EOS)の現在価格は904.43円、時価総額は8,105億円で市場5位にランクしています。イオスは今年5月まで12ヶ月間のICOを通じて40億ドルを資金調達していました。


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