COIN TOKYO

  • 2018/08/31
  • 2018/08/31
  • コイン東京編集部 新崎優太

リップル社が訴訟に対して3連勝「XRPはセキュリティトークンでは無い」

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XRPトークンが会社のセキュリティトークンであると主張する、複数の原告に訴えられたリップル社(Ripple Labs等)は、訴訟を統合する取組に成功しています。最近、2つの集団訴訟がリップル社の希望に沿って「複雑訴訟」と指定され、まとめて争うことになります。別の1件の集団訴訟は原告が自発的に取り下げました。

ケース1:デビット・オコナ―氏の訴訟

そして29日、投資家デビット・オコナ―氏が7月に提出したカリフォルニア州上級裁判所(Superior court of california)の訴訟は正式に「複雑訴訟」と指定されました。つまり、残りの訴訟と調整されることになります。

複雑訴訟;
同一の訴訟に請求や関与する者が複数存在する民事訴訟の形態。一対一と比べて複雑な関係になることから。

オコナ―訴訟の判定の一つの懸念事項は、複雑訴訟の指定先の判事がサンマテオ郡高等裁判所マリー・ウェイナー判事である事です。ウェイナー判事はザキノフ氏の件で、判事を外されています。

ケース2:ブラジ・ザキノフ氏の訴訟

2018年6月時点で同様に、投資家ブラジ・ザキノフ氏によるカリフォルニアの集団訴訟がすでに複雑訴訟とみなされていました。ザキノフ氏もまたXRPがセキュリティだと主張していました。

カリフォルニア州の裁判所規則において複雑訴訟の要件の1つに、「証券の主張、または多数の当事者を含む投資損失」が含まれるケースが含まれています(C-3)。新しい指定は、努力の重複と異なる場合ごとに異なる判決を防ぐため、単独裁判官が事件に関連する措置を監督すべきと判断されました。

8月22日、カリフォルニア州最高裁判所はザキノフ訴訟の担当をマリー・ウェイナー判事から、リチャート・ドゥボイス判事に譲渡しました。その先週、リップル社は公平な裁判を受けることができない事を理由に、以下のツイッターのような文書でマリー・ウェイナー判事の失格を要求していました。



オコナ―の訴訟から、リップル社が再度マリー・ウェイナー判事の失格を要求するかは不明確です。

リップル社は今月初めにザキノフとオコナー両訴訟の調整を提出しました。2つの集団訴訟が「すべて、または重要な部分が同じ主題」であり、「すべて、または実質的に同一の当事者のすべて」を対象としていると主張していました。

3、投資家ライアン・コフィーの訴訟を取り下げ

一方で先週、法律事務所テイラー・コプランドと原告の個人投資家ライアン・コフィ―氏による5月3日に起訴された集団訴訟は、原告によって自発的に取り下げました。この訴訟はリップル社によってカリフォルニア州北部連邦地方裁判所に移されたが、コフィ―はそれを下級裁判所に差し戻そうとしました。

8月10日、連邦地方裁判所*のフィリス・ハミルトン判事は、原告による管轄裁判所の連邦から州への“差し戻し”の申立てを退けました。*U. S. District Court, Northern District of California


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