COIN TOKYO

  • 2018/08/31
  • 2018/08/31
  • コイン東京編集部 新崎優太

楽天が「みんなのビットコイン取引所」の買収を発表、 仮想通貨交換業参入へ

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国内Eコマース大手の楽天株式会社は31日、仮想通貨交換業を運営する「みんなのビットコイン」を買収すると発表しました。

この締結は、31日に楽天カードとみんなのビットコインの親会社であるトレイダーズインベストメント株式会社との間で株式譲渡契約が決まったようで、みんなのビットコインの全株を取得。取得株式は5100株で取得価額は2億6500万円としており、10月1日での株式譲渡を予定しています。

楽天は、Eコマースにとどまらず、トラベル、デジタルコンテンツ、通信等 のインターネットサービス、楽天カードの提供するクレジットカード関連サービスをはじめとする銀行、証券、保険、電子マネーといったFinTech(金融)サービスに於いて、70を超えるサービスを提供しています。

このような環境のなか楽天グループは、2016年にブロックチェーンの研究機関として「楽 天ブロックチェーン・ラボ」を英国・ベルファストに設立。

次世代の決済プラットフォームであるブロックチェーン技術の研究を進めています。
将来的にはEコマースや実店舗での決済、PtoPでの決済手段として仮想通貨による決済機能の役割が大きくなると予想。

仮想通貨の決済手段を円滑に提供していくためには、仮想通貨交換所機能の提供が必要で、楽天として仮想通貨交換業への参入を検討していたようです。

また楽天は、自社グループである楽天証券株式会社において、FX顧客を中心に仮想通貨に よる運用機会の提供を期待するお客様の声が大きくなっていることも、今回の仮想通貨交換業への参入検討の背景となっていたとしています。

みんなのビットコインとは

みんなのビットコインは、平成29年3月30日に仮想通貨交換所のサービスを開始。現在、仮想通貨交換のみなし業者で交換業者の登録を申請中です。

4月に金融庁から経営管理態勢が不十分であることや利用者への情報提供、法定帳簿の作成、マネーローンダリング(資金洗浄)及びテロ資金供与対策などが適切に講じられていないことを理由に業務改善命令を受けており、現在は、指摘事項の課題に改善を図っています。


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