COIN TOKYO

  • 2018/09/06
  • 2018/09/06
  • コイン東京編集部 新崎優太

米リップル社が100を越える契約を締結していると明かす

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国際送金のスタートアップであるリップル(Ripple)社の創設者で前CEO、現在は取締役会会長を務めるクリス・ラーセン氏は、同社が100を超える製造契約(Production Contract)を締結しており稼働準備が出来ている、と語りました。

ダイナミックなネットワーク効果へ

クリス・ラーセン氏は9月5日から7日にかけて、米国カリフォルニア州で開催されている、「クリプト・ファイナンス・カンファレンス」で登壇しました。スピーチの写真には、ラーセン氏の背後にその提携企業と見られるアイコンがずらりと並んでいます。

出典:DailyHodl

発言の文脈を考えると、これらの企業はリップル社の技術をテストしているのではなく、将来的に同社プロダクトの一つ以上を、商業的に統合する事についてコミットしていると受取る事ができます。

リップル社は一連のソフトウェアソリューションを揃えています。これらはどれも金融機関のトランザクションをより迅速に、低コストにし、追跡することを助けるものです。仮想通貨XRPは、特に「xRapid」で使用されます。xRapidはオンデマンドなXRPの流動性プールを利用して、国境間リアルタイム決済を実現します

5月にリップル社CEOのブラッド・ガーリングハウス氏はCNBCの番組で、毎週のように銀行と製造契約を締結していると語っていました。

「2018年は我々にとって信じられない年になっている。当社は今、毎週1つの銀行と1つの製造契約を締結している。クウェートで最大の銀行、クウェート国立銀行と契約したことは発表した。この勢いを継続して形成できれば、ダイナミックなネットワーク効果(*1)が起こるだろう。より参加者が増えれば、(別の者にとって)参加する価値がさらに増える。当社はこの勢いの興隆を見ている。」

米国サンフランシスコを本拠とするリップル社は、XRPの全供給量の60%を所有しています。そのうち91%はエスクロー口座にロックアップされています。

(*1)ネットワーク効果:より多くの顧客がサービスを利用することで、サービスの価値が増すこと。ネットワーク外の者にとっての価値が高まることから、ネットワーク外部性とも呼ばれます。


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