BTC/JPYの15分足チャートをみていきます。9月18日以降、レジスタンスラインを71万円台としたレンジ相場へ切り替えていたBTCは9月19日には71万円台近辺での値動きを継続させていました。
そんな中、9月20日、日本時間4時台にはCBOEビットコイン先物の限月を迎えます。BTCはビットコイン先物の決済時間に合わせてボラティリティの高い値動きをみせ、結果これまでのレジスタンスラインである71万円台を一時突破します。しかしその後のBTCは反落をみせ、再び71万円台で押さえ込まれるような値動きをみせています。
次にBTC/USDの売り注文量を15分足で確認します。売り注文料の動きをみると、CBOEビットコイン先物の決済時間の直前に売り注文量を大きく伸ばしていることがわかります。そしてビットコイン先物の決済時間を超えると直前に貯めていた売り注文量を一気に解消、売り注文量は9月20日以前の量と同量になりました。
注文料の動きをみた場合、ビットコイン先物に合わせて増減こそ激しかったBTCではありましたが、その後の売り注文量は9月20日以前とほぼ同じであり、この時間帯の取引は短期取引をメインとしたトレーダーということになりそうです。
9月19日から20日にかけてのボラティリティが高い相場ではビットコイン先物限月を狙った短期取引を目的としたトレーダーが動いたという点より、本日9月20日に一度はレジスタンスラインを超えたBTCではありますが、ビットコイン先物限月を終えた現在、短期取引による解消はほぼ終えたと考えられます。そのためレジスタンスラインのブレイクによる上昇チャート形成という可能性は低いかもしれません。
9月19日から20日にかけてボラティリティが高かった、もう1つの考えられる要因として、国内大手仮想通貨取引所Zaifがハッキング被害にあったということを9月20日に公表しました。
ハッキングによる被害総額として約67億円とも言われており、具体的な保証については未だ発表はありません。過去には似たような事件が国内仮想通貨取引所コインチェックで起きました。その際の仮想通貨市場では悲観的な相場へと切り替わる値動きもみられています。今回のハッキングによるニュースがビットコインを始めとする多くの仮想通貨市場にどう影響するか注目です。
20代男性。都内名門高校卒業後、ベンチャー企業を経てコイン東京へ。二次元好きのセミプロゲーマー、好きが嵩じて仮想通貨やDappsゲーム、ブロックチェーン技術の世界にハマる。ゲーム知見と理数的素養から、最新の技術もカバーしつつ、プロジェクトの情報収集や分析を最も得意とする。
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