COIN TOKYO

  • 2018/09/22
  • 2018/09/22
  • コイン東京編集部 アオ

Coil(コイル)のXRP支払いが拡大、YouTube、Twitter、Wikipedia

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ブロックチェーンアプリを利用して、ウェブコンテンツ制作者がフォロワーから寄付を受取る仕組みが広まりつつあります。多くのアプリがコンテンツ制作者にその機能を提供する中、最近ベータ版をリリースしたCoil(コイル)は、ユーチューブやツイッチ(Twitch)のコンテンツクリエイターに、XRPの寄付と支払いを提供します。

コイルはコンテンツを収益化する

Coilは、リップルの元CTO、Stefan Thomas(ステファン・トーマス)氏によって、今年5月い立ち上げられたプラットフォームです。Interledger Protocol(インターレジャー・プロトコル)を介して、XRPトークンを利用できます。

コイルの最初のサービス(β版)を利用するユーザーはCoilに定額を支払い、XRPをデポジットして、好きなブログ等のウェブコンテンツ閲覧時にその制作者に寄付できます。ユーザーにとって、広告を削除でき、ウェブ閲覧の有料購読とは別の方法で、コンテンツ・クリエイターをサポートできます。

現在、Coilはユーチューブとツイッチ(Twitch)に統合されており、視聴者は好きなチャンネルにXRPを寄付できます。さらに最近、Coilを利用してウィキペディアとInternet Archive(アーカイブ)に寄付できる様だと話題になっています。

米国のRipple(リップル)社CTOのDavid Schwartz(デビット・シュワルツ)氏は、CoilがWikipedia(ウィキペディア)で利用可能になったとツイートしました。Coilユーザーがサイトを参照すると、XRPがWikipediaに寄付されます。

「Coilの普及を見ることはエキサイティングだ。パートナーシップがなくても、WikipediaはXRPを使って、ウェブ収益化プロダクトをテストしている。Coilユーザーがサイトを訪問すると、CoilはWikipediaへの寄付を行います。」

Ripple社CEOのBrad Garlinghouse(ブラッド・ガーリングハウス)氏はDavid氏のツイートをリツイートしています。



Coil Checker(コイルチェッカー)では、Coilを導入しているサイトをチェックできます。

8月に、Coilと暗号通貨リップル(XRP)の投げ銭サービス「XRP Tip Bot」は提携を発表していました。CoilのユーザーはXRP Tip BotにXRPを入金できるようになり、Coilのマイクロペイメント技術を使ってXRP投げ銭をウェブオーナーや、ツイッター、ディスコード、レディット上の誰かに送ることができるようになっています。ツイッター上のライブ放送のXRP課金など、ウェブクリエイターの収益化の可能性を広げる取組みとされています。

ウェブ収益化プロダクトの覇権争い

Coilの競合には、BraveとそのBATトークンがあります。ウェブブラウザBrave(ブレイブ)は、プライバシーに重点を置いた広告ブロッカーとして、毎月300万人以上のアクティブユーザーを有します。導入メディアとBATウォレットのユーザー数も増えているため、このプラットフォームはすでに業界を席捲しています。今年7月、BATの創設者Brendan Eich氏は、BraveブラウザとBATの利用者数についてツイートしました。



「Brave(ブレイブ)は、7月1日にMAU(月間利用者数)313万人、41千人のBATユーザーウォレット、18千件以上の認証パブリッシャーを記録しました。平均資金預金残高は57 BAT(約1550円)。今年後半に500万MAUを目指します。」


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