COIN TOKYO

  • 2018/09/28
  • 2018/09/28
  • コイン東京編集部 新崎優太

サムスンがブロックチェーンベースの通関サービスを開始

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韓国の家電大手サムスン電子のIT部門であるサムスンSDSは、韓国税関、保険会社、船舶会社48社から成るコンソーシアム、韓国政府と提携し、サムスンのNexledgerプラットフォームとブロックチェーン技術を活用した自動通関サービスを開始しました。

不正防止に繋がる?

サムスンによる声明は、このプラットフォームの導入により、不正と密輸防止と通関プロセスの調和が根本的に改善され、取引をより迅速かつ効率的することができるとしています。

サムスンSDSの物流部門の金ヒョンテ副社長は、こうコメントしています。
「このプロジェクトの成功は、物流ブロックチェーン分野での当社リーダーシップをさらに強化し、韓国の国際物流における競争力強化に貢献するはずです」

サムスンSDSのホン・ウォンピョ最高経営責任者(CEO)は、同社が開発し韓国税関が運用するブロックチェーンプラットフォームを、世界初のブロックチェーンベースの輸出通関サービスにすると述べています。

5月のパイロットテストには、釜山港湾局、韓国海洋省、現代商船を含む企業、研究機関、公共団体38団体が参加しました。サムスンSDSは、独自のブロックチェーンプラットフォームNexledgerの能力に自信を深めています。

サービス内容とは?

このプロジェクトの下で、産業界の変化に共同で対応するシステムを構築し、プロジェクトに参加する市民団体との業務手順の再構築と輸出通関/物流サービスを創出する計画です。

この協定に基づいて構築される輸出通関物流サービスでは、輸出関連機関と企業が輸出品の税関申告から最終出荷プロセスまでの各段階で生成された文書を迅速に共有することをでき、文書を偽造する機会をブロックすることができます。

サムスンSDSは、財務、製造、物流、公共部門などの様々な業界に、リアルタイムで大量の取引処理が可能で、スマートコントラクト、管理監視システムを備えたNexledgerブロックチェーンプラットフォームを導入していくという声明を追加しました。

サムスンSDSは8月、ブロックチェーンベースの韓国の金融機関向けID検証プロセス簡易化システムを完成させました。サムスンSDSと韓国銀行連合(KFB)との提携により作成されたこの「バンクサイン」ツールは、モバイル/オンラインバンキングのトランザクションを合理化することができます。


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