Ripple社によると会議の目的は、同社の国際送金ネットワークRippleNetを「統治するルールについて議論する。」ためだという。Rippleは急速に拡大するネットワーク全体の標準化を確実にする上で、こうしたルールがクリティカルであると述べています。
Ripple社のプロダクトを介してリアルタイムで低コストな透明性の高い国境間送金を利用したい銀行、決済業者などの金融機関は、RippleNetに接続します。RippleNetの標準化されたフレームワークであるルールセットに準拠する事で、グローバルな支払いを処理できます。Ripple社によると、ルールセットはRippleNet Committeeと協力して作成されました。
RippleNet Committeeの会議に参加したのは以下の企業の代表者です。
・三菱UFJ銀行(日本:MUFG)
・バンクオブアメリカ・メリルリンチ(米: Bank of America Merrill Lynch)
・サンタンデール銀行(西: Banco Santander S.A.)
・スタンダード・チャータード銀行(英: Standard Chartered Bank)
・ウェストパック銀行(豪: Westpac)
・サイアム商業銀行(タイ:Siam Commercial Bank)
・アメリカン・エキスプレス(米:American Express)
・SBI(日本)
Ripple社はブログで以下のように述べています;
「これらの機関の代表者が共に、RippleNet Committeeを構成します。彼らは年に数回集まり、即時の国境間支払いを可能にするRippleNetのブロックチェーン技術が、一貫性のある共通のフレームワークに補完されるように協議します。これにより、迅速なオンボーディング、あらゆるトランザクションの法的明快さが確保されます。」
最近、米国の大手銀行PNC、サウジ最大規模のNC銀行などが新たにRippleNetに参画し、そのネットワークは急速に成長しています。10月1日から開催されるSWELLに向けて、多くのRippleNet委員やカスタマーが集結しており、ルールセットを協議する機会として、この時期は最適だったのもしれません。
あるいは、SWELLを踏まえると、昨年のビル・ゲイツ財団との提携のようなサプライズがあるかもしれない。アメリカン・エキスプレスのような、長くコミュニティにプロダクトの実利用が待望されてきた企業が先のような会議に参加していると、期待が膨らみます。
SWELLイベントは、10月1日11時(日本2日AM3時)に、ビル・クリントン大統領の基調講演とブラッド・ガーリングハウスCEOの発言で始まります。クリントン政権の国家経済会議(NEC)議長を務めて財政黒字に貢献したジーン・スパーリング氏や、国際通貨基金(IMF)筆頭副専務理事Ross Leckow氏もこのイベントに参加。支払いと技術と規制の分野から重要な人物が講演を予定しています。
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