Santander銀行が米国の国際送金スタートアップRipple(リップル)社に初めて投資したのは2015年で、1年後には投資額を倍増させました。2016年にはリップル技術を使った国際決済アプリケーションを試行。そして「OnePay FX」が今年4月にリリースされました。OnePay FXは、Ripple社のxCurrentの助けを借りて、迅速で安価な国境間支払いを行うモバイルアプリです。現在、OnePay FXは、英国、スペイン、ブラジル、ポーランドの顧客に提供されています。
米国産フランシスコで開催されているイベント「SWELL」で、Santander銀行のイノベーション責任者Ed Metzger氏は、「金融サービスは、優れた顧客サービスを提供する企業とコラボレートする、オープンプラットフォームの世界へと移行していると考えます。その考えはOnePay FXの中核となっています。」と語りました。
Metzger氏は、OnePay FXプラットフォームのコアな目的は、「国境を越えた取引をシームレスに処理して、Santander銀行の国際的な顧客が容易に資金を送受信できること」だと説明しました。
「例えば、顧客の一人が休暇中にイタリアにいて、誤って駐車違反をしたとします。彼は罰金を支払う必要があるのですが、銀行カードを持っていません。彼はすぐに罰金を支払うためにアプリを使用して、レッカー移動されないように車を引き留める事が出来ます。これまで酷く長い時間を費やしていたであろうこの処理は、わずか4〜5回のクリックで完了します。」
今後数ヶ月以内に、Santander銀行は「OnePay FX」を欧州、南米、アジアのより多くの国に展開する予定です。
Ripple社のブロックチェーンベースのソリューションは、ユーザーに迅速で安価な国際送金を提供します。従来のWire transfer(電信送金)で送信されると数日から数週間かかることがあります。「前もった計画は不要です。必要なときに国際送金を可能にします。これは本当に強力です」とMertzger氏は述べています。
Santander銀行の「OnePay FX」の拡大は重要な意味を持ちます。EU最大の金融機関であり、世界10市場にネットワークを有する同行には、世界中に1億4000万以上の一般・商業ベースの顧客基盤があります。
ユーロ圏最大の銀行であるSantander(サンタンデール)は、引き続きRipple技術を利用して国際取引を処理していきます。
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20代男性。都内名門高校卒業後、ベンチャー企業を経てコイン東京へ。二次元好きのセミプロゲーマー、好きが嵩じて仮想通貨やDappsゲーム、ブロックチェーン技術の世界にハマる。ゲーム知見と理数的素養から、最新の技術もカバーしつつ、プロジェクトの情報収集や分析を最も得意とする。
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