Roger Ver氏はビットコイン(BTC)の誕生初期からこれに携わり、エコシステムの発展に貢献してきた。昨年、BTCのフォークコイン、ビットコインキャッシュ(BCH)が誕生して以来、世界各地で精力的にBCHの普及に務めてきた。マルタでのインタビューで、Roger氏は取引プラットフォームの生産パートナーを探す事を検討している、または、「自社での構築」を考えていると明かした様です。同社の初期計画についてRoger氏は以下のように語っています;
「我々が自分達で構築すれば、本当に安く作れるし、私たちが実際に望むものを得られるだろう。しかし、一定期間、実践でテストされた取引所の安全性を持たない。」
Roger氏は、ニュースからウォレットに至るまで、既に自社のウェブサイトが確立しているトラフィックを活用する見込み。「取引所はBitcoin.comに統合されるので、毎日何千人もの新しいユーザーを得るだろう」と語っています。
また同氏はビットコインキャッシュ(BCH)が取引所の基軸通貨になると述べた、とブルームバーグは伝えている。Roger氏は、BCHの最大の提唱者であることを考えると、不思議ではない。
今年8月、暗号分析機関Chainalysisは、BitPay、Coinify、GoCoinなど世界の主要な暗号通貨支払いプロセスソリューション18社を調査した。
2018年5月のBCHの支払額は370万ドル。3月の1050万ドルの過去最高値を下回った。比較材料として、BTCの場合、2018年5月の支払額は6,000万ドル、2017年9月のピーク値の4億1,200万ドルを同様に下回った。Chainalysis上級アナリストのKim Grauer氏は、ブロックチェーンのアクティブユーザーの不足を指摘していました。
Grauer氏はまた、BTCのフォークとして配布されたBCHが、少数のウォレットに集中しており、BCHの56%は非取引所系の67ウォレットに保管されていると指摘した。
公平に、暗号通貨分析会社Diarは、全体のビットコイン(BTC)ウォレットアドレスのうち、100ビットコイン(BTC)以上保有するウォレットが0.1%であり、これら僅かなウォレットがビットコイン供給量の約62%を占めていると報じられている。
Roger氏は、将来的にビットコインキャッシュが主要なコマーシャル・暗号通貨となると信じている。採掘大手Bimainもまた、ポートフォリオに多くのBCHを抱えている事が報じられた。BCHを支援する暗号通貨の主要プレイヤーの今後の動きに注目が集まります。
コインマーケットキャップによるとビットコインキャッシュは、1BCH=57,690円前後、過去24時間比2.29%減となっている。時価総額は約1兆円で市場4位、24時間の出来高は425億円、多くの取引所で満遍なく取引されている(最大でも5%のシェア)、流動性の高い通貨の一つです。
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20代男性。都内名門高校卒業後、ベンチャー企業を経てコイン東京へ。二次元好きのセミプロゲーマー、好きが嵩じて仮想通貨やDappsゲーム、ブロックチェーン技術の世界にハマる。ゲーム知見と理数的素養から、最新の技術もカバーしつつ、プロジェクトの情報収集や分析を最も得意とする。
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