COIN TOKYO

  • 2018/10/16
  • 2018/10/16
  • コイン東京編集部 新崎優太

米金融大手フィデリティ(Fidelity)が、機関向け仮想通貨トレーディングプラットフォームを発表

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月曜日、世界5大金融サービスプロバイダの1つ、Fidelity Investments(フィデリティ・インベストメンツ)は、機関向けの暗号通貨取引所とストレージプラットフォームの設立を発表しました。新会社Fidelity Digital Asset Services, LLC(フィデリティ・デジタル・アセッツ)は設立時にビットコイン、イーサリアムなどの暗号通貨を保有します。

カストディと取引執行、専用クライアントサービス

プレスリリースによると、新たなプラットフォームは設立時に「機関グレードのカストディ」、取引執行と「専用クライアントサービス」を提供します。セキュリティシステムの一環として、フィデリティは「マルチレベルな、フィジカルとサイバーコントロール」を備え、コールドストレージで暗号通貨を保持する予定だという。

新部門を率いるTom Jessup(トム・ジェサップ)氏は、ブルームバーグの開催するイベント「Institutional Crypto」でプラットフォームについて発表しました。フィデリティは、デジタル資産を約5年間研究しており、2015年以来ビットコインを採掘してきた。同社はヘッジファンド、ファミリーオフィス、市場仲介業者などの機関投資家を引き付けたいと考えています。Tom Jessup氏は以下のように述べています。

「これらの取り組みは、暗号通貨に関する我々の考え方を理解し、進展させるのに成功しています... Fidelity Digital Assets(フィデリティ・デジタル・アセッツ)の設立は、デジタル資産のフルサービスエンタープライズグレードプラットフォームを構築する長期ビジョンの第一歩です。」

「機関との会話では、意味のある方法でデジタル資産に従事するには、信頼できるプラットフォームプロバイダーが必要です。これらの機関では、慣れた株式や債券の取引体験と同等の、高レベルなサービスとセキュリティが必要です。このように、当社は既存のプラットフォーム構築経験を活用して“スケーラブルなインフラストラクチャ”を構築する予定です。」

72歳のフィデリティ・インベストメントは、管理資産70兆ドルで退職貯蓄とミューチュアルファンドの最大のプロバイダーです。同社はすでに13,000を超える金融機関の顧客を有します。同社CEOのAbigail Johnson(アビゲイル・ジョンソン)会長は、同社のブランド名を基に、デジタル通貨取引を熱心な機関投資家に引き入れることを期待しています。「この新しいプラットフォームの目標は、ビットコインなどのデジタルネイティブ資産を投資家が利用しやすくすることだ」と述べました。


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