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  • 2018/10/29
  • 2018/10/29
  • コイン東京編集部 アオ

中国政府下の機関CCIDが“仮想通貨格付け”の第6弾を発表、リップル(XRP)は革新性が評価され115%増で7位に

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29日、中国工業情報化省傘下のシンクタンクである北京情報センター(CCID)は国際パブリックチブロックチェーンの評価ランキングの第6弾を発表しました。首位はイオス、ビットコインは19位に格付けされています。今回新たに追加されたコインはありません。

第6弾パブリックチェーン技術評価指数

国際パブリックチェーン技術評価指数(GPBTAI)」は、工業情報化省傘下のCCID(Qingdao)ブロックチェーン・リサーチ・インスティテュートが作業を組織・実施しており、毎月定期的に公開されています。

以下にランキングを記載します。

〇CCIDサイトをもとに作成

グローバルパブリックチェーン技術革新の方向性

前回と同様、EOS、ETH、BTSが、上位3つにランクインしました。第2回以来、EOSとイーサリアムは上位2つを占めています。「全体的に、一般的なアプリケーション開発向けの、より高い性能とサポートを備えたパブリックブロックチェーンは、CCIDの評価においてより良い成果を得る傾向がある。それはまた、グローバルパブリックチェーン技術革新の方向性に一致する。」とCCIDは解説しています。

“現在、イオスとイーサリアムは間違いなく世界中のDapp開発向けの好ましいプラットフォームです。イオスはより大きな勢いを示しています。このデータは、イオスのDappsが非常にアクティブであり、ユーザー増数が大きいことを示しています。”

最も顕著な順位の変動はNULS(20位→9位)、およびリップル:XRP(15位→7位)です。リップルは革新性の評価が前回8.7ポイントから今回18.7ポイントに115%増加しました。NULSは初めて、リップルは第2回以来のトップ10入りです。

3つの評価項目別のトップ5

CCIDの評価ランキングは、3つの評価項目で採点されます―1.基本的な技術レベル、2.アプリケーションレベル、3.革新性。基礎技術レベルは評価全体の65%を占め、チェーンの技術要素、主に安全性・分散性・機能・性能を評価しています。

CCIDは、基礎技術項目において、一般的なパブリックブロックチェーンは短期間で大きく変化しないだろうと述べています。基本技術指数の上位5つは、イオス、ビットシェアーズ、スチーム、イーサリアム、GXチェーンが構成しています。

アプリ(応用性)は、主にノード・デプロイ、ウォレット、開発のサポートを含む、実用的なアプリケーションの実現をサポートするチェーンの全体的なレベルを評価します。CCIDは「API、SDK、RPC、スマートコントラクトなどの開発ツールの評価方法」を改善したと述べています。この項目の上位5つのアプリケーションは、ETH、ネオ、ネビュラス、クオンタム、ダッシュです。

イノベーション項目は、開発者のサイズ、コードの更新、コード影響力など、パブリックチェーンの継続的な革新性にフォーカスしています。トップ5はBTC、ETH、EOS、NULS、カルダノでした。


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