ハイヤーやタクシーの運賃での仮想通貨決済は、これまで一部の個人タクシーが導入していただけで、大手事業者による対応は国内初の事例。
今後、観光バスなどへのサービス拡大も視野に入れているということです。
まずは事前予約が必要な23区内と羽田、成田空港を結ぶ送迎サービスで、実証試験を今月から2カ月間実施するようで、導入可能と判断すればタクシーにも対象を拡大する予定です。
同日より、東京23区内と空港(羽田空港、成田空港)間限定の空港送迎タクシーサービスにて仮想通貨による決済の実証実験を開始します。
対象通貨はビットコイン(BTC)のほか、ビットコイン・キャッシュ(BCH)とイーサリアム(ETH)の利用も可能で、BITPoint口座を保有する空港送迎タクシー利用者は、降車時に同社が提供するウォレットアプリ「BITPointWallet」を利用。QRコードを読み取るだけで支払いをすることが可能です。
今回の実証実験では、日の丸リムジンが提供するタクシー空港送迎サービスにおいて決済手段の1つとして仮想通貨決済を導入。東京23区内と羽田空港または成田空港間における送迎の乗車料金を、仮想通貨で支払うことができます。
実証実験期間は、11月6日から2019年1月6日までを予定。
また、同社は2018年11月1日、中古車販売事業のカーチスホールディングスとの間で中古車販売に係る仮想通貨決済サービスの導入に関して業務提携を発表しています。
中古車購入における決済手段として仮想通貨を利用できるサービスを新たに展開し、中古車の購入を希望されるお客様の満足度向上を目指しています。
まずは「カーチスメガ仙台」「カーチス南港」の2店舗を対象に実証実験を行い、今後は、カーチス全店舗での仮想通貨決済の展開を予定しています。
日本政府がキャッシュレス決済の普及を急ぐ中、ビットポイントは「仮想通貨を利用できる事業者を増やすことで新たな利用者を開拓したい」としています。
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20代男性。都内名門高校卒業後、ベンチャー企業を経てコイン東京へ。二次元好きのセミプロゲーマー、好きが嵩じて仮想通貨やDappsゲーム、ブロックチェーン技術の世界にハマる。ゲーム知見と理数的素養から、最新の技術もカバーしつつ、プロジェクトの情報収集や分析を最も得意とする。