ビットコインとはインターネット上にしか存在しない「仮想通貨」になります。国や中央銀行といった管理者はおらず、ブロックチェーンと呼ばれる技術を採用してあらかじめ決められたシステムに則って動いています。使い方は決済や送金、保存や投資などがあります。
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ビットコインの人気の理由は、価格の変動率の高さです。特に2017年末には、1日の上昇率が30%を記録したこともあります。現在はやや落ち着いた状況のビットコイン市場ですが、今後は新興国やイスラム圏からの資金の流入やビットコインETFの実現などによる機関投資家の参入期待など、価格の上昇が期待できます。
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ビットコインの始め方は大きく3つのステップに分かれます。
(1)取引所に口座を開設する
(2)日本円を入金してビットコインを買う
(3)ウォレットを作るになります。
口座を開設する流れは、ホームページで口座開設を申し込む→本人確認書類をアップロードする→申込完了→口座開設の審査(1営業日~)→郵送にてパスワードなどが届くなどになります。
本人確認書類は運転免許証やパスポート、マイナンバーカードなどいずれも表と裏の両面とも提出することになります。20歳以上の日本国内に住んでいる人なら誰でも申し込むことができます。
取引所を選ぶポイントは、手数料や入出金手数料、売買手数料などのコストが安いことと会社の信頼性が高いことになります。この3つを考慮したおすすめの取引所をご紹介します。
・GMOコイン
GMOコインは東証一部上場のGMOインターネットグループのグループ会社で信頼性の高い仮想通貨交換業者になります。販売所と取引所があり、どちらでもビットコインを購入することができます。
GMOコインの口座開設の手順
(1)メールアドレスの登録
(2)本人確認書類の提出
(3)審査
(4)口座開設のお知らせの送付(1~2営業日発送)
(5)口座開設コード入力
(6)口座開設完了
GMOコインはビットコイン以外にもビットコインキャッシュやイーサリアム、リップル、ライトコインの取扱があります。現物取引のほかにレバレッジ取引も可能で、即時入金と出金手数料が無料となっています。仮想通貨FXはアルトコイン4銘柄(イーサリアム、ビットコインキャッシュ、リップル、ライトコイン)も取り扱っています。
関連記事: GMOコインの評判から特徴、口座開設・アプリ等まとめ
・DMMBITCOIN
DMMBITCOINはビットコインを含む7種類(ビットコイン、イーサリアム、ネム、リップル、ライトコイン、イーサクラシック、ビットコインキャッシュ)の仮想通貨の取引が可能です。
通貨ペアは14種類ですが現物取引はビットコイン/円、イーサリアム/円、イーサリアム/ビットコインの3種類のみ。イーサリアム/ビットコイン、ネム/ビットコイン、リップル/ビットコイン、ライトコイン/ビットコイン、イーサクラシック/ビットコイン、ビットコインキャッシュ/ビットコインではレバレッジ取引が可能です。
DMMBITCOINの口座開設の手順
(1)メールアドレスの登録
(2)基本情報の入力と本人確認書類の提出
(3)口座開設審査
(4)登録住所へ郵便物を送付 認証コードを入力
(5)口座開設完了
売買手数料や口座管理料は無料で日本円での入金や振込手数料は銀行手数料以外は無料、仮想通貨の入金や入庫も無料(但し、マイナーへの手数料はかかる)。
レバレッジ取引では建て玉を翌営業日に持ち越した場合は建て玉金額の0.04%/日のレバレッジ手数料が発生します。土日祝日問わず、24時間365日お問い合わせフォームやLINEでサポートしてくれます。
関連記事: セキュリティーの高さで評判の仮想通貨取引所"DMMビットコイン"の口座開設やログイン手順まとめ
・LIQUID by QUOINE
リキッドはシンガポールや日本、ベトナムを拠点にいている仮想通貨取引所になります。CEOは日本人のためメインは東京で金融庁より仮想通貨交換事業者の認定を受けています。
リキッドのメリットは手数料が安いこと、取引手数料やロスカット手数料、口座開設や口座維持管理費がかかりません。
レバレッジ取引では最大25倍のレバレッジが可能、ビットコインでは円や米ドル、ユーロ、香港ドル、人民元、インドネシアルピアやフィリピンペソ、豪ドル、シンガポールドル、イーサリアム、キャッシュとペアで取引することができます。
LIQUID by QUOINEの口座開設手順
(1)QUOINEXのホームページにアクセスしてお客様情報の登録
(2)本人確認書類の提出
(3)郵便物にて住所確認
(4)2段階承認の設定
(5)日本円の入金
取引手数料は無料でスプレッドも狭く低コストでトレードができる取引所として人気があります。更にレバレッジ取引ではポジション料が1日あたり0.025%と他の取引所と比較して半分ほどになっています。
Liquid by Quoine(リキッド、旧QUOINEX)の評判・取扱仮想通貨・手数料などまとめ!
取引所に口座を開設したら日本円を入金して取引を開始します。取引所によって入金できる銀行が異なります。
入金手順
(1)口座にログインし振込依頼人名と入金先口座を確認する
(2)振込する銀行にログインして振込手続きを行う
(3)振り込んだ入金額が取引所の口座に反映されているかを確認する
・GMOコイン
・DMMBITCOIN
・LIQUID
入金確認がとれたらいよいよビットコインの購入です。銀行振込の際は、銀行の営業日午前9時~午後16時までに入金手続きを行うと1時間ほどで入金確認がとれますが、午前16時直前などに行なうと翌営業日扱いになる可能性があります。
ビットコインには常にハッキングや不正出金のリスクがあります。そのリスクを少しでも減らすために取引所外でウォレットを作成することをおすすめします。
関連記事: 【今更聞けない】仮想通貨 ウォレットの仕組み・種類・一覧から使い方まで徹底解説!
(1)ハードウォレット
最もセキュリティが高いウォレット。オフラインでビットコインを保管できるのでハッキングやマルウェアなどからの盗難を防ぐことができます。USBメモリのような形で利用の際にはパソコンのUSB端子に挿します。PINコードを設定しているので仮に本体を盗まれても通貨を送金されるリスクもなく安心です。
メリット
・インターネットから完全に切り離して保管できる
・PINコードが設定できるので本体を盗まれても安心
・紛失したり故障の際でもパスフレーズによって復元ができる
デメリット
・価格が高い
・設定がやや複雑
LedgerNanoS
Trezor
などが人気。
関連記事: 取引所のセキュリティに不安を感じる方へ!オフラインで秘密鍵を守るハードウォレット
(2)ペーパーウォレット
紙ベースで保管するウォレット。秘密鍵を紙に印刷して保管するためハッキングのリスクがなくセキュリティが高いのが特徴です。
メリット
・オフラインで保管できる
・無料で作成できる
・セキュリティが高い
デメリット
・利便性が低い
・紛失や盗難リスクがある
ペーパーウォレットは多額のビットコインや当面取引する予定がないビットコインの保管に向いています。出力したペーパーウォレットは厳重に管理することが大切です。ペーパーウォレットはBiaddess.orgなどで簡単に作成することができます。
(3)ソフトウォレット
ソフトウォレットとはパソコンにインストールして利用するウォレットになります。利便性が高く、トレードを行う人の大半がソフトウォレットを保有しています。ハッキングのリスクが高いのでパソコンのセキュリティ対策が必要です。
メリット
・ウォレットの種類が豊富
・無料で作成できる
・秘密鍵を自分で管理できる
デメリット
・ハッキングのリスクが高い
・パソコンのセキュリティ対策が必要
ビットコインのウォレットとして人気なのがBitcoinCoreやElectrum、Copayなどで複数の通貨に対応しているウォレットもあります。
(4)モバイルウォレット
スマートフォンにインストールするウォレット、パソコンがない時でもビットコインを送金することができるため便利です。
メリット
・店舗などでも利用できる
・QRコードで利用できる
デメリット
・ハッキングや盗難リスクがある
・スマートフォンの故障や紛失、盗難リスクがある
人気のモバイルウォレットは、CoinomiやCopayなどがあります。インストールする前にはユーザーの口コミや評価などを確認することもできます。
ウォレットの種類によって使い分けて取引所外でもビットコインを保管することもおすすめです。
関連記事: 仮想通貨のウォレットとは?5つの種類とそれぞれの特徴やメリット・リスクについて
取引所で口座を開設したら実際にトレードを行いましょう。
現物取引とは、自己資金と取引金額が同額の取引のことを言います。前章であげた取引所でビットコインを売買する(安く買って高く売る)のが基本的な投資での稼ぎ方になります。
またビットコイン以外の仮想通貨(アルトコイン)でもトレードする人が増えてきています。日本円と通貨ペアになってるものから、ビットコインとの通貨ペアになってるケースまで様々です。
アルトコインの場合は、ビットコインに比べ、値動きがさらに激しくなる傾向(=損益が大きくなりやすい)はあります。
実際にビットコイン以外の人気の高い通貨をご紹介します。
・イーサリアム(Ethereum)
仮想通貨時価総額2位、有名企業が参加を表明していることから人気があります。イーサリアムのスマートコントラクト事業に出資する企業が増えると価格が高騰する可能性があります。
・リップル(Ripple)
国際送金サービスに特化したブリッジ通貨として人気のリップル。UBSやサンタンデールなどの世界的な金融機関を始め、国内でもSBIグループや三菱UFJ銀行などがリップルの参加を表明しています。今後国際送金市場でリップルのシェアが上がると価格が高騰する可能性があります。
関連記事: 【仮想通貨】リップル(Ripple/XRP)とは?特徴、将来性、購入できる取引所、今後のチャートについて説明します
・ネム(NEM)
ネムはスマートコントラクトを備えている決済通貨として今後が期待される通貨になります。ネムの保有量と利用頻度に応じて手数料が決まる仕組みになっています。イーサリアムのライバル通貨として人気があり、今後は高速処理を可能にするカタパルトと呼ばれる技術も採用される予定です。
関連記事: 【仮想通貨】ネム(NEM/XEM)とは?特徴、将来性、購入できる取引所について説明します
レバレッジ取引とは、少ない資金で大きな取引を行うことです。これをてこの原理になぞえて「レバレッジ」といいます。レバレッジは倍数で呼ばれていて、例えばレバレッジ5倍で取引を行うと、元手が10万円だと10万円×5倍=50万円の取引を行うことになります。利益も5倍、損失も5倍というハイリスク・ハイリターンの取引になります。
レバレッジ取引は、証拠金を担保として取引所に預けることによりお金を貸してくれるイメージです。このレバレッジの倍数が高いほどハイリスク・ハイリターンになり、取引所が定める証拠金維持率よりも含み損が増えた場合は「ロスカット」とよばれる強制決済が行われることになります。
レバレッジには建て玉管理料と呼ばれる手数料も発生するため、ポジションを翌日まで持ち越すと手数料がかかるのも注意が必要です。
レバレッジ取引のポイント
・少ない資金でも大きなリターンが期待できる
・ロスカット制度がある
・建て玉を翌日に持ち越すと建て玉管理料がとられる
・売→買 買→売どちらからでも注文を出すことができる
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関連記事: BitMEX(ビットメックス)の評判から登録・使い方まで徹底紹介!
マイニングとは、取引データーの集合体であるブロックが適正かどうかを判断して承認する作業を競い合う仕組みになっています。ビットコインでは10分間に1度行われるこのマイニング競争に勝った人が報酬としてビットコインがもらえます。
競争の勝者には1回あたり12.5ビットコインが報酬として与えられますが、4年に1回報酬は半減していきます。
また大手企業などがマイニング事業に乗出しているため個人のマイナーが報酬を得られる可能性はほとんど不可能になっています。
関連記事: 仮想通貨マイニングとは?必要なのはPCと電気代?
クラウドマイニングとは、マイニングを行っている企業や団体などに出資し、その企業がマイニングによって得た利益を投資者に還元することです。
国内ではGMOインターネットが仮想通貨のマイニング事業への参加を表明したり、DMMBitcoinでも石川県にマイニングファームを設立しています。
関連記事: クラウドマイニングとは?マイニングが分からない人でも稼げるの?
クラウドマイニングを始めるならGMOコインがオススメ!
プールマイニングとは、集団でマイニングを行う方法です。ビットコイン、イーサリアムなどの人気のコインは年々難易度が高くなっているので、知名度の低いアルトコインで行う方がリターンを期待できることもあります。
ビットコインは今後も値上がりが期待できる通貨です。取引所で口座を開設すると現物取引やレバレッジ取引が簡単に始められます。購入したビットコインやトレードで得た利益は取引所以外のウォレットなどで保管もできます。
ビットコインはクラウドマイニングやプールマイニングなどでも得ることができます。自分の投資スタイルに合った方法でビットコイン投資を始めてみてはいかがでしょうか。
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ビットコインを始めるならGMOコインがオススメです。
20代男性。都内名門高校卒業後、ベンチャー企業を経てコイン東京へ。二次元好きのセミプロゲーマー、好きが嵩じて仮想通貨やDappsゲーム、ブロックチェーン技術の世界にハマる。ゲーム知見と理数的素養から、最新の技術もカバーしつつ、プロジェクトの情報収集や分析を最も得意とする。
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