COIN TOKYO

  • 2018/11/09
  • 2018/11/09
  • コイン東京編集部 新崎優太

Trezor Model Tがリップル(XRP)、カルダノ(ADA)、リスク(LSK)など仮想通貨10種を追加サポート

このエントリーをはてなブックマークに追加
暗号通貨のハードウェアウォレット企業Trezor社は、「Trezor Model T」のファームウェアをアップデートして、10種類の仮想通貨を新たにサポートする事を発表しました。同社は先月、ウォレットのインターフェースから直接コインを交換できるように更新していました。

コミュニティによるコミュニティのための更新

「Trezor Model T」に新たに追加された仮想通貨は以下の10種類です。

リップル(XRP)、ステラ(XLM)モネロ(XMR)、カルダノ(ADA)、リスク(LSK)、テゾス(XTZ)、ディークレド(DCR)、ジーキャッシュ(ZEC)ゼンキャッシュ(ZEN)、グロイストルコイン(GRS)。

これにより、サポートされている通貨のサードパーティ開発者にとって統合の道が開かれます。同社は以下のように説明しています。

「各仮想通貨、及びサードパーティの開発者が、Trezorのウォレットを統合するうえで、今や邪魔になるものはありません。いくつかはすでに存在しています。」

公式ブログによると、カルダノ(ADA)は外部の貢献者Juraj Muravsky氏とDusan Plavak氏によって、最新のTrezorのファームウェアを実装したという。さらに、VacuumLabs社は現在、Trezorと互換性のあるADAの軽量ウォレットを開発しています。同様にステラ、モネロも統合されています。その他のコインはサードパーティ開発者の貢献を待っているという。

新しいアップデートはコミュニティ主導の試みだと強調されています。これは、前述の10コインの開発者が新しいコードをGUIウォレットに統合、一方でTrezorの背後にある技術会社Satoshi Labsがコードをレビュー、テスト、最適化します。

Satoshi Labs社CTOのPavol Rusnak氏は以下のように述べています;

「Trezor Model Tを使用して、多くのものをゼロから再設計することに決めました。これらの変更の1つは、ロジックコードをオリジナルのTrezorモデルで使用されていたエンベデッドシーではなく、ほとんどの開発者がよく知るPythonで記述することでした。」

「大規模なコミュニティの貢献を得ることができれば、最新のTrezor Model Tファームウェアの組み込みが、意味のある決定であったという最高の証拠になります。」

Trezor OneはウェブUSBのサポートを追加

オリジナルのTrezorハードウェアウォレット「Trezor One」もまた、ファームウェアを更新しました。主な変更点は以下の4点です。

・TrezorウォレットとTrezorパスワードマネージャーの両方にウェブUSBのサポートを追加しました。
・Trezorブリッジを使用せずにGoogle Chrome(クローム)をTrezorウォレットに直接接続できるようになりました。
・適切なケーブルを使用して、Android携帯またはChromebookにTrezor Oneを接続できるようになりました。
・リスク(LSK)、ステラ(XLM)のサポートを追加しました。

先月、Trrezorのフラッグシップ製品Trezor Model Tは、インターフェースを介して直接暗号通貨の交換(スワップ)できる新しい機能を発表しました。背後で同社は、即時両替プラットフォームShapeShift(シェイプシフト)とChangelly(チェンジリー)と提携しています。


関連記事

仮想通貨の最新情報をお届けします!

関連キーワード

人気記事ランキングまとめ

もっと見る