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  • 2018/11/30
  • コイン東京編集部

Origin ProtocolのMatthew Liu氏に独占インタビュー!次世代のAmazonとなる可能性を秘めた分散型マーケットプレイス

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この度は、eBayや Amazon等の取引プラットフォームを分散化することを目的とした、次世代のマーケットプレイスである「Origin Protocol(オリジンプロトコル)」の共同設立者Matthew Liu氏に独占インタビューを行いました。
現行の取引プラットフォームが抱える潜在的な問題とは?オリジンプロトコルが目指すより分散化された取引への展望を含めて様々なお話を伺いました。




私たちはCraiglistを使って買い物をしたりUberを使ったりしていますが、そこにはいつも大きなプラットフォームを管理する誰かがいます。この管理を個人個人で行うことによってより利益がサービスを使う人に還元できるのではないかと考えました。

―コイン東京
今回はインタビューをお受け頂きありがとうございます。それではまずは自己紹介をお願い致します。


―Matthewさん
私の名前はMatthewです。オリジンプロトコルの共同創設者です。
スタンフォードの大学院を卒業した後、YouTube でProduct Managerとして働いていました。Youtubeがグーグルに買収されたことをきっかけに退職し、その後はアメリカ国内で、プロダクトマネジメントに関するスタートアップに参加していました

それらの会社も最終的には買収されて、その後自身でビジネスを始めたく、共同創設者であるジョシュとOrigin Protocolを始めることになりました。

Joshとはスタートアップで知り合いました。二人とも院に行った後も一緒に働いてそこで良い関係を築けました。私たちはテクノロジーの分野でなにか大きなことをやろうという共通のパッションがあったので、一緒の会社で働いた後、一緒に会社を立ち上げようということになりました。

―コイン東京
元々Youtubeでお仕事をされていたのですね。仮想通貨業界を知ったきっかけはどういったものだったのでしょうか?


―Matthewさん
割と初期の方から仮想通貨業界には目を向けていましたが、その時は全然本気で向き合っておらず、実際に始めてみようと考えたのは2011年か12年の頃からです
ビットコインもいくつか買いましたが、真剣にビットコインをしようと思って買ったわけではなく、ただ単に投資目的でちょっと軽く買ってみただけという感じですね

その後イーサリアムを見てから、私の仮想通貨に対する興味がどんどん増えていき、実際にクラウドセールにも参加してみましたが、その時も何かビジネス繋げようって思ったわけじゃなく、どちらかと言うとやっぱり投資目的でイーサリアムを購入した感じでした。

―コイン東京
最初はただの投機目的で始めたのですね。そこから何故自らプロジェクトを始めてみようと思ったのですか?


―Matthewさん
仮想通貨の事業を始めようと思った一つのきっかけとして、Uberがあります。
仮想通貨に興味を持ち出した時、私はシェアリングエコノミーにも興味を持ち出していました。当時はUberがある地点からある地点まで行くのに一番お金がかからない手段で、且つリラックスして目的地まで行けるすごく画期的なアイディアだという風に思っていました

しかしUberが巨大化していくと、彼らのプラットフォームは本当に顧客のために機能しなくなっていき、それはちょっと違うんじゃないのかなという風に私の中で思うようになりました。そこで仮想通貨の技術に目を向けてみるとそういったプラットフォームが大きく巨大化しすぎた時に起こりうる悪い出来事を防ぐことができるという風に感じたことが、一番大きなきっかけでした。

―コイン東京
仮想通貨関係のビジネスを始めた方は、2017年に起こった仮想通貨の価格上昇を見て、ここにはビジネスチャンスがあると感じて、実際に始めた方が多いと思うのですが、Matthewさんは、どちらかと言うと実際に仮想通貨はどのように使われていくかということを肌で感じ取って、それでビジネス始めたという感じですね。


―Matthewさん
そうですね。実際に仮想通貨は去年すごい価格をつけてたくさんの人々の注目を集めました。
ただその時点ではイーサリアムは特に優れたソフトというわけではなく、実際にできることも限られていました。コードを書くこともすごく難しくて実践的な技術ではないように感じました。

だから私たちは今高くつけている価格は本当にこの技術が持ってる可能性をそのままダイレクトに示しているのかどうかという部分にすごく疑問を感じていました。ですが、高い価格をあの時点でつけたことはプラスになっていいと思います。なぜならそうやってたくさんの人が仮想通貨に注目をすることによって、その技術が本当に優れたものかどうか実際にどんなものかといったことが皆さんに知れ渡ることができるからですね。

ただそれよりも私たちが見ていたのはその仮想通貨という技術がどういう風に世の中を変えるかというところです。

私たちはCraiglistを使って買い物をしたりUberを使ったりしていますが、そこにはいつも大きなプラットフォームを管理する誰かがいます。この管理を個人個人で行うことによってより利益がサービスを使う人に還元できるのではないかと考えました。




私たちが目指しているのは次世代のeBayや Amazon です。

―コイン東京
ブロックチェーンと仮想通貨が持つ本当の可能性を見ていたということですね。それではOrigin Protocolはどういったものなのか教えて頂けますでしょうか?


―Matthewさん
私たちが目指しているのは次世代のeBayや Amazon です私たちは物を売る人とそれを買う人を繋げる為にブロックを用意します。そのブロックを使うことによって今まで複雑で面倒だったトランザクションをより簡単にしたり、今まで起こり得なかった取引を発生させることを目標にしています。

―コイン東京
そういった取引の簡略化は Amazon も実際に行っていると思うのですが、Origin Protocolはどのように差別化をしようと考えているのですか?


―Matthewさん
私たちはAmazonのような中央集権的な取り組みではなく、非中央集権化的なトランザクションを目指しています。非中央集権的な取り組みには4つの優れている点があります。まず一つは中間に存在する仲介者を取り除くことによって、そこにかかる費用やマージンを取り除くことができます。そうすることによって、取引を実際に行っている人達がより直接的に利益を得ることを可能にします。

二つ目は私たちがブロックチェーン技術に心血を注ぐことで、今まで中央集権的なプラットフォームを作った人達だけが甘い蜜を吸っている状況を是正することです。現在UberやAirBnB等は、プラットフォームを提供しているだけなのに実際に市場に参加している人たちよりお金を稼いでいます。この状況を、仮想通貨の技術を使うことによって修正することができると思います。

三つ目はプロックチェンを使うことによって、国と国を隔てた取引がより簡単になりました。四つ目はサービス自体を世界中に提供できるということです。現在も、未だに20億人以上の世界の人々は銀行の口座を持っておらず、UBERやAirBnBもある特定の地域には進出していません。何故かというと彼らはその国に進出することによって利益を得ることができないからです。

しかし、実際のところアフリカなどはインフラストラクチャーがしっかり整備されていないだけで、そこには沢山の人々がいる。つまり Business opportunity のチャンスがあるわけですね。

そして昨今安い Android のスマートフォンが出てきたことによってそういった地域にいる人達が、よりインターネットに接続できる機会が増えました。
この状況の中で仮想通貨技術を使って、今まで良いサービスを受けることができなかった人達に、サービスを提供することを可能にすることが仮想通貨技術が持つ、非中央集権の良いところだと思います。

―コイン東京
あくまで利用者の為のプラットフォームを目指すということですね。Origin Protocolも、プロダクトを世界中の人々に提供する上では、どうしても仲介者になる必要があると思うのですが、伝統的な仲介業者との違いはどういった部分なのでしょうか?


―Matthewさん
確かにそうですね。
私たちはプラットフォームを作っていますが、オープンソースでもあるのでどんな人でもそこにプログラミングを加えることができます。この部分が従来の仲介業者との大きな違いと言えると思います。

―コイン東京
先ほど挙げて頂いた非中央集権の良さの2つ目についてですが、中央集権の利益集中を打開するという部分は具体的にどういったことなのでしょうか?


―Matthewさん
今ビットコイン、イーサリアムというのはマイナーの人たちによって安全が確保されています
オリジンプロトコルではビットコイン等と同じように、マイニングの仕組みを取り入れ、マイナーにインセンティブを与えることによって公平性であったり平等さを保つことができると思っています。

また、実際にトークンなどの実際の形で報酬を与えるだけでなく、出来具合によってそれ相応の評判を付与することで、それもインセンティブとしています。

―コイン東京
ありがとうございます。それでは非中央集権プラットフォームについて、他に大きなメリットなどはありますか?


―Matthewさん
他にはプラットフォーム自体の安定性が高いということがありますね。
仮に私が中央集権的なプラットフォームを運営しているとしましょう。その場合データベース
などの情報は一つの所に蓄積されていて、その場所のセキュリティが崩れた時に大変なことになります。

ファクトベースで話すとサンフランシスコはAirBnBをものすごく規制していますが、AirBnBが規制に対応しなくてはならなくなった時、サービスを使っているすべての人々がその影響を被ることになりました。

しかし非中央集権的なプラットフォームの場合そういった危険性はありません。
私達のプロダクトベースで話すと、私たちのデータというのは IPFSといったデータを拡散して蓄えられます。そしてそれぞれの保管されているデータは何千ものコンピューターに分散されて保存されます。

―コイン東京
分散化されているので、データの消失等が起こらず安定した運用が可能になるのですね。オリジンプロトコルはこれから先、AmazonやAirBnBなどの巨大企業と、どのように戦っていこうと考えているのでしょうか?


―Matthewさん
よりローカライズしていこうともっています。たとえば、ここは危険な場所だからAirBnBできないなと判断された場合でも非中央集権的なプラットフォームで信用がしっかり確証されていれば私たちのサービスを展開することができるようになります。
ですがもし仮に、AirBnB等が同じような施策を施してきた時は我々も彼らと提携するなり戦略を変えていかなければならないと思っています。

―コイン東京
大手競合の動きはかなり大事な要素ですよね。新たなプロダクトを構築した中で大変だったこと等はありましたか?


―Matthewさん
スタートアップはキツイ。リスクがありますからね。
私たちの会社に言えることは、仮想通貨は新しい技術だから使い方とかを一から構築していかなければいけない。そしてそのような新しい技術をつかってプロダクトをより良くしていくというのは本当に大変なことだと身に染みています。

―コイン東京
ありがとうございます。それでは、オリジンプロトコルはどの地域で一番初めに採用されると思いますか?


―Matthewさん
仮想通貨を既に理解している地域ですかね。交換所とかトークンオファーをしているところだと思います。ただ、どの地域がとかは現状あまり推定したくないですね。よくわからないので。
でも強いて言えば、経済力の弱いアジア等はインフラがしっかりしていない分、浸透も早いと思います。その他に韓国なんかは仮想通貨に対してフレンドリーなので浸透していくと思います。

―コイン東京
非中央集権の取引プラットフォームの需要は様々な地域でありそうですよね。では、日本の市場についてどう思いますか?


―Matthewさん
日本の人々は、仮想通貨について知識がある人が多いので市場的にはすごく良いところだと思います。ですが、それでも仮想通貨を知っている人と知らない人の間で大きなギャップがあると思います。日本は少しだけ他の国より仮想通貨の規制について後れを取っていると思いますが、いつか大企業などの影響力のある会社が仮想通貨を使うようになればすごく良い結果につながるのではないかと考えています。

―コイン東京
ありがとうございます。それでは最後にオリジンプロトコルのチームについて教えてください。


―Matthewさん
PayPalやYoutubeで働いていた優秀なエンジニアがいます。スタートアップで働いた経験を持つ人も多いです。
また、オープンソースに貢献している人が世界中にいます。これが示していることは会社というのは同じところで働いている人たちのことだけを言っているのではなく、同じ意思のある人達が時間場所に囚われずに、一つのことに向かって働くことを意味するということです。そしてそのような環境を構築できている私たちのチームはすごく先進的で良いと思います。

―コイン東京
本日はありがとうございました。

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