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  • 2018/12/08
  • 2018/12/08
  • BBOD

ネム (NEM/XEM)の現在価格は【買い】か【売り】か?ーBBODリサーチによる将来性分析

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ネム (NEM/XEM)は【買い】か【売り】か?今後の価格はどうなるのか?
この度は、ネム (NEM/XEM)の将来性について、調査レポートを公開させていただきます。

記事提供:Blockchain Board of Derivatives(BBOD)

1.NEM (ネム)の概要

NEMは企業のニーズに対応することに重点を置いたブロックチェーンプラットフォームであり、高度なカスタマイズができ、アクセスしやすい、ユーザーフレンドリーなプロトコルを提供します。

競合のブロックチェーンプロジェクトに比べて、はるかに容易にプロトコルを既存のビジネスモデルに組み入れることができます。これは、よく認知された既存システムを採用(アダプション)するのではなく、基礎から独自に構築するというユニークなプロジェクト基本設計概念によって実現されています。
結果として、NEMはすでにMijin(ミジン)という評価が高い日本企業が開発したプラットフォームに採用されています。Mijin(ミジン)は、既存のNEM のプロトコルの上に商業目的でプライベートブロックチェーンを構築しており、実際にいくつかの金融機関がMijin(ミジン)を彼らのサービスの中に追加して利用しています。

残念なことに、NEMは 2018年1月に日本の仮想通貨取引所Coincheck において5億米ドルも及ぶ最大ハッキング被害の対象となり、プロジェクトは汚名を負わされました。それにも関わらず、多くの人々が“ハッキングはNEM のブロックチェーンにおける弱点によるものでなく、実際ハッカーから資金を保護するためのセキュリティ対策が不十分であるホットウォレットにNEM コインを保管していた中央集権型の取引所によるミスである”と信じました。
このような挫折によって、多くの仮想通貨プロジェクトが破綻するということがよくある一方で、NEMが評価やコミュニティ内での地位を維持したという事実は、プロジェクト創始者や開発者が、多くの批判的な報道にも関わらずに地道に取り組んできたという証拠でしょう。

2.解決すべき問題


2-1.参入の高い障壁
現在のところ、企業がブロックチェーン技術を彼らの既存のインフラに統合しようとする場合、極めて難しく、費用がかかり、効率が悪くなることがよくあります。これはブロックチェーンフラットフォームの大部分が高いスキルを持つ開発者が全く新しいコーディング言語、または従来の環境で馴染みがあるものの、ブロックチェーンプロトコルに統合する時により複雑になる有名な言語を学ぶ必要性があるからです。
結果、企業はしばしばブロックチェーンがもたらす将来性を知りながらも、既存のビジネスモデルに実装することに躊躇しています。例えばイーサリアムの場合、開発者はSolidarityという完全にユニークなコーディング言語を習得する必要があります。そして最終的には、コストが利益を上回るとは考えられないため、企業は参入障壁が高いブロックチェーン技術を採用することに非常に躊躇しているのです。


2-2.プライベート Vs. パブリックブロックチェーン
現在市場にあるほとんどのプラットフォームは、ビットコインのような純粋なパブリックブロックチェーン であり、透明性、信頼性、不変性などにおいて個人レベルで大きな利点があります。
しかし、これらの特徴は社内のプロセスをより効率的にするために、基盤となるブロックチェーン技術を利用しようとする企業にとっては、あまり有益ではないでしょう。情報が絶えず取り交わされ、即座に情報が必要とされる大規模な業務を遂行するためには、スケーラビリティが必要になるため、これまでのところトランザクションや情報を完全分散型のネットワークに一斉送信する場合、プロセスが遅く非効率になることが証明されているからです。

よって代わりに、人々が知る必要がないトランザクションをパブリックブロックチェーンから分離し、企業内で サイロ型情報システムを作成することで、今日企業が頼りにしている既存のシステムを大幅に改善することができるほど、そのプロセスを劇的にスピードアップすることができます。


2-3.コンセンサス・メカニズム
すべてのコンセンサス・メカニズムには、長所と短所があります。例えば、Proof of Work (PoW)は、変更不可、検閲への耐性、高い安全性など個人にとっては大きな利益があるにも関わらず、トランザクション処理に時間がかかり過ぎるためにビジネス環境においては非常に非効率なものです。
よって、プロジェクトがビジネスモデルを決めると、変更が難しく目的に全く適さないプロトコルの実装を決断する前には、このようなトレードオフを考慮することが非常に重要になります。例えば、ビットコインのPoW コンセンサスアルゴリズムは、ピアツーピアのデジタル通貨になるためにサトシ・ナカモト氏のホワイトペパーで提案された当初の意図にもかかわらず、プロジェクトが金のように価値の保存になるべきだと決断しました。このような決断は他のどの決定よりも重みを持つため、軽視するべきではありません。

3.ネムが提供するソリューション


3-1.低い参入障壁
NEMのブロックチェーンは一から構築されたもので、他のエコシステムプロジェクトによる影響を受けません。NEMは、プロトコルを使用したい顧客にアクセスを提供するというユニークなアプローチを実現し、これを「スマートアセットシステム」と名付けました。
このシステムの中核は、企業が特有で複雑なコーティング言語を習得する必要なく、NEMプロトコルの上にアプリケーションを構築できる能力です。つまり、NEMブロックチェーンに既存の商品やサービスを転送するためのパワフルなAPIコールを利用することで、企業がプラットフォームの上にアプリケーションを構築することができるのです。

このように誰もが 容易にアクセスできるということは、既存のインフラにブロックチェーン技術を利用したい企業の参入障壁を大幅に下げるため、非常に強力な概念です。したがって、複雑なプロトコルの試行や設定を行うための高価なブロックチェーンエンジニアを採用する必要はありません。その代わりに、従来の開発者がルールのない非常に難しいエコシステムの外側でDapps をキュレートしたり、単にNEM ブロックチェーンのサーバーにリンクするだけで、アイデアを実践したりすることができるのです。

Mijin (ミジン)のように2019年第4四半期までに銀行業務コストを90%まで削減することを目指している日本の有望な企業などから、プロジェクトは大きな支持を得てきました。こう言うと非常に野心的に聞こえるかもしれませんが、すでにMijin(ミジン)は自身やユーザーのコストを削減しながら効率化のためにサービスを合理化したいという日本の高評価な金融機関を中心に採用されています。このような支持は、NEMが個人よりも企業のニーズに対応するという目的に最適であることを示し、彼らが独自のビジョンにこだわる証拠です。


3-2.カスタマイズできるブロックチェーン
先に説明したように、誰もがAPIコールを使用してNEMブロックチェーンの上にアプリケーションを構築することができますが、 ネットワーク内のすべての参加者に一斉送信する必要がない、あるいは機密なデータであるために一斉送信できないビジネスのアプリケーションの場合、NEMは既存の内部サーバーで機能するプラベートブロックチェーンの利用を提供します。

ここでは企業がプライベートネットワーク内のどのノードを信用するかを判断するため、パブリックブロックチェーンで不正アクターが問題を発生させないようにするための技術的な機能の必要性がなくなります。これにより、パブリックブロックチェーンで可能な速度よりもはるかに早いトランザクションが可能になるため、NEM ブロックチェーンで作動する企業のアプリケーションがはるかに高速で拡張され、毎秒数千ものトランザクションを処理することができます。

このスケーラビリティのおかげで、閉鎖的なシステムの外側にさらされる不必要な情報が一切なくなり、従来パブリックブロックチェーンを肥大化または減速化させていたプロジェクトは、サプライチェーン情報やロイヤルティーポイントシステムなどのNEM のプライベートブロックチェーンで効率的に機能することができます。
このようなシステムは、企業が現在行っている業務のように見慣れたものであるため、より簡単に採用されながら、企業自身と顧客の両方とっての効率性を高めます。まとめると、NEM のブロックチェーンが高度にカスタマイズできるおかげで、企業は既存の慣行を容易に実装することができる結果、業務効率を大幅に高めます。ここではパブリックチェーンが提供する追加の機能性を必要としません。このような特徴のおかげで、NEMはMijin(ミジン)によって選ばれたブロックチェーンになることができたのであり、プロジェクトの成功がさらなる普及を促すでしょう。


3-3.コンセンサス・メカニズム: Proof of Importance
企業の懸念にさらに対処するために、NEMは独自トークンXEMの供給において、他の仮想通貨に比べてユニークなアプローチを取ってきました。
ビットコインのように供給量の減少に合わせて安定した比率でXEMトークンをリリースする代わりに、プロジェクトが創設されるとすぐにすべてのXEMトークンをプロジェクト創設チームのメンバーにリリースし、彼らはそのトークンを適切にコミュニティに分配しました。さらにXEMの発行上限が8,999,999,999 トークンであることと相まって可分性が高くなるので、ビジネス環境における交換手段の効率を大幅高めています。

また、不足によって価格が激しく変動することがなく、限られた大規模なアクターではなく、むしろコミュニティ全体によって所有されます。 XEMはより従来の通貨に似ているため、従来のビジネス環境においてより効率的な送金手段になります。

おそらくもっと重要なことは、NEMによって実装されてきたProof of Importance (PoI)というユニークなコンセンサス・メカニズムでしょう。このプロジェクトは既存のプロトコルのアダブション(採用)を考慮に入れずに一から構築されているので、NEMは Proof of Work (PoW)と Proof of Stake (PoS)の両方の属性を持ち、ビジネス向きの理念に適用させることを選択しています。
すべてのトークンがすでに分配されているので、PoWで実施されるような新しいコインの発行はありません。代わりに、ノードはNEM ブロックチェーンでトランザクションを確認することで報酬を与えられますが、そのノードはネットワーク内で認識された「重要度」に基づいて選ばれます。

PoS同様に、ノードはネットワークでトランザクションを確認する権利を得るために一定量のトランザクションを「保有」しなければなりません。これは「自己資金投資」で彼ら自身のポートフォリオが減少されるにつれて、ネットワークを危険にさらしたくないということを示しています。
一方でPoSとは異なる点として、PoIはネットワーク参加者の「重要度」を証明する事実、例えば以前に完了したトランザクションの頻度や速さ、現在のアカウント残高などを重要視しています。このように認知された「重要度」があると判断されたノードは、次にネットワークの「重要度」ランキングに応じて将来のトランザクションを処理することを許可されます。また、ノードはトランザクション料金から得られる金額を増加するために、ネットワーク内でより良好な活動をするように助長されます。

PoIのコンセンサスアルゴリズムは、PoWシステムとは違い高価なハードウェアを必要とせずに参加できるため、従来のモデルに比べてエネルギー効率がよく、電力の集中化を確実に回避し、企業が環境に社会的な責任を持ちながらプロトコルを実装できるようにします。PoW を実施することを選んだ企業は、環境へのダメージに対して批判されるでしょう。まとめると、PoIのアルゴリズムのおかげで、他の競合に比べてより高速ではるかに合理的なブロックチェーンが可能になり、それによってNEMブロックチェーンが企業のアプリケーションのためにスケーリングできます。これは、特に企業がプライベートシステムを実施しようとする場合です。

4.ネムに対するカタリスト(相場を動かす要因)


4-1.ビジネスソリューション
今日の市場における大部分のブロックチェーンプロジェクトとは異なり、NEMは真にビジネス企業を念頭に置いて独自のブロックチェーンを提供してきました。
NEMのインフラがカスタマイズできるおかげで、かなりの知識、適応力、そして費用も必要とせずにそのブロックチェーンを既存のビジネスモデルに統合することができます。

これは、APIコール、プライベートデータ保管やスピードのようなよく知られた技術的な機能を利用することで実現されています。これまでのところ、定評のある日本企業によるプロジェクトMijin(ミジン)の興味を引きつけてきましたが、もしこの概念実証(PoC)が約束通り効率的である場合、 他の企業も自ら進んで迅速に NEMを採用することは間違いないでしょう。


4-2.独自の考え
ある環境においてのみ効率的に機能する有名なコンセンサス・メカニズムを利用する代わりに、NEMは彼らのビジョンに合った独自のユニークなコンセンサスアルゴリズム (PoI) を作成することにしました。これは、まさに開発チームがどれほど野心的で高度なスキルを持っているか、つまりはこのプロジェクトが成功し続けるかどうかについての信用できる指標を示しています。
他のパブリックブロックチェーンがゆっくりと進歩する一方で、現在進行中のプロジェクトMijin(ミジン)に続いて採用が増える場合、これまで通りのプライベートブロックチェーンを実装したいと望む聴衆や企業を対象とする戦略が、うまく機能する可能性が高いでしょう。

5.ネムのリスク要因


5-1.ハッキング攻撃
ハッキングはNEM の過失ではないものの、このような攻撃後の否定的な報道はいくらブランドを隠しても破壊させるほどです。それにもかかわらず、NEMはこの出来事以降も時価総額のランク上位をうまく維持し、トップ20コイン内にしっかりランクインしていることが証明されています。

このようにメディアの狂乱を生き残ったことは、プロジェクトが真に献身的なコミュニティを有し、そのコミュニティは偽ニュースを見分けるほど十分な教養があることを示し、プロジェクトとコミュニティ両方にとっての証しとなっています。


5-2.プライベートブロックチェーン
企業がブライベートブロックチェーンを作成できるようにすることに専念することを決断する場合、固有のトレードオフがあります。実際のところ、NEMは単に他よりも洗練されたデータベースであるため、企業はさらなる責任をもつ必要なく、より効率的に業務ができるのだと主張する人もいます。

事実、もしビットコイン主義者がブロックチェーン技術の普及を望むなら、NEM のようなプロジェクトは小売業者から政府機関のクライアントまで必要な橋渡し役を務めることになるでしょう。そうして、一般人の基盤技術への認知度を上げることになり、最終的に将来のいろいろなブロックチェーンプロジェクトがより多く採用されるように導くでしょう。

6.ネム (NEM/XEM)は【売り】か【買い】か?結論

《BBOD格付け》
買い:低リスクで購入するチャンス
(※格付け基準の詳細はこちら)



NEM のブロックチェーンは、主に企業のニーズに焦点を当てており、技術的な参入障壁が低く導入が容易であることから、あらゆるニーズに応えることができます。また、ブロックチェーンをプライベートにカスタマイズすることができ、省エネなコンセンサス・メカニズムのため社会的な責任も持つことができます。
この精密な目標設定によって、企業がニーズを満たすブロックチェーンを探す場合、NEMがアダプション(採用)の選択肢として最前列に立つ可能性が高いでしょう。

Mijin (ミジン)の概念実証が大成功を収めた場合、どれほどの企業がNEM を基盤とするブロックチェーンプロトコルとして実装することになるか分かりませんが、ブロックチェーンエコシステムが一般に普及されるにつれて、このプロジェクトをしっかり見守るべきでしょう。

BBOD格付け基準
買い:低リスクで購入するチャンス
買い占め:中リスクの仮想通貨を低価格で購入するチャンス
投機買い:より高いリスク許容度を持つ投資家向けのチャンス
保持: さらなるリサーチ結果が出るまで現状レベルを維持する
売り:資産を失う可能性を含む投資


免責条項
BBODリサーチは独立した仮想通貨研究所であり、仮想通貨やブロックチェーン技術に関する総合的で公平な根拠に基づいた研究やレポートを発行することを目的としています。この分析を行うに当たって、報酬(仮想通貨やその他)を一切受け取っておりません。

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