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  • 2018/12/12
  • 2018/12/12
  • コイン東京編集部 コイン東京編集部

バイナンスCEO「リップル(XRP)は有価証券ではない」転ぶには大きすぎるとの見解を示唆

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12月12日に、暗号資産取引所バイナンスCEOのジャオ・チャンポン氏(CZ)は、リップル(XRP)はセキュリティではない、とツイートで意見を述べました。

転ぶには大きすぎる

事の発端は、フリーのジャーナリストJoseph Young氏です。彼は、XRPに対するネガティブな立場で、コインベースを批判してツイートしました。

Joseph:コインベースは、XRP以外のすべてのクリプトを上場させ始めている。同社は株式市場のように、一定の水準を上回るすべての資産を追加すると言うが、依然としてXRPは上場していない。残酷な。真面目な話、Ripple社に対する連邦裁判所の進行形の係争が、今のところXRPを拘束している可能性が高い。

Jospeh氏がなぜ、コインベースがアンチXRPであると信じているのか、理由は明確ではありません。コインベースは12月7日、Coinbase Proのサポートを検討している31個のデジタル資産を発表。XRPはその中に含まれていました。いずれにせよ、Josephのツイートは、CZのリプライを誘いました。


CZ:裁判には数年かかることもあります。しかし、XRPがセキュリティとして判定されていると、多くの米国ユーザーと、世界中のある程度のユーザーに重大な被害を与えます。私から見れば、確実にセキュリティには見えないが、これはただの一個人の意見に過ぎない。

リップル(XRP)がセキュリティとして分類されるには、影響が大き過ぎるかもしれない。この見解は、ブロックチェーン開発ファンドBX3 Capitalのパートナーで税理士のマイケル・ミニハン氏のものと一致します。彼もまた、XRPの規制状況の変化には甚大なドミノ効果が発生すると考えています。先月、Cryptobriefingに対して以下のように述べていました;

「XRPは転ぶには大きすぎる、あまりにも進みすぎている。これはイーサリアムがセキュリティに該当しない、というSECの判断も同じ動機です。仮にSECがイーサリアムを撃ち落としたら、全てを沈める事になるだろう。それは市場の大部分を占めます。SECはそんなことをしたい訳ではないと思います。彼らが目指している事は、投資家を守ることだけです。イーサリアムにセキュリティ(証券)のレッテルを貼ることで、投資家を守ることはできません。」

米国証券取引委員会(SEC)は裁判を待つのか

Ripple社は現在連邦裁判所で行われる集団訴訟に関与しており、米国証券取引委員会(SEC)ではなく司法管轄下にある。おそらくXRPがセキュリティであるかどうかを決めるだろう。

SECのジェイ・クレイトン委員長は、ICO(イニシャル・コイン・オファリング)で販売されたほとんどのトークンは有価証券と考えています。そして今、XRPのステータスを検討する集団訴訟があり、SECがこの件について裁判所の見解を待っていても不思議ではない。そして、この係争は最終判断が下されるまでに長い時間がかかる可能性があります。

コインベースやジェミナイなどの米国の暗号資産取引所が、仮にブローカーディーラー業(BD)や代替取引システム(ATS)の許可を受けて証券を提供できた場合でも、実際にサポートするにはそれらの証券トークンが最初にSECに登録されている必要があります。すべての個人投資家(および適格投資家)に提供する場合は、SECに登録しなければなりません。

最後に、米国とは別に、コインベースはアジアなど他の管轄地域でXRPをリストできることに留意する必要があります。


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