マイケナスは、美術館へのアクセスを民主化することを目的とした分散型のアートギャラリーオークション市場です。同社はブロックチェーン技術を使用して、芸術作品にリンクされた改ざん不可なデジタル証明書を作成します。断片化した美術品を購入して販売できる同社のプラットフォームは、ERC20トークン取引所EtherShift(イーサシフト)とジョン・マカフィー氏が支援しています。
マイケナスは今年開催したオークションで、560万ドルのアンディ・ウォーホルの絵画をトークン化しました。
13日、マイケナスは、0xの交換機能やNEMの通貨(XEM)、MakerDAOのステーブルコイン(DAI)を統合して、マイケナスが開設したピカソ絵画オークションプロジェクト「プロジェクト・フェニックス」を拡張すると発表しました。マイケナス社CEOの Marcelo Garcia Casil氏は以下のように述べています;
「このようなハイグレードな企業が当社とパートナーシップを結び、トークン化されたピカソ絵画のオークションを成功に導くよう、重要な要素を提供されることを大変嬉しく思っています。」
ピカソ絵画のオークションは、2019年Q1(1月-3月)に開催され、3つのブロックチェーンパートナーを最大活用するために必要な技術統合を予定しています。オークションとピカソの絵画の詳細は、数週間以内のデジタル化、及びトークン化が予定されています。
ピカソ絵画のオークションで新しく作成されるデジタル資産は、デジタル化されたアートワーク用のERC721トークンとして発行されます。固定数のERC20トークンが、物理資産の共有所有権をそれぞれ表します。
0xプロトコルのマーケティングリード、マット・テイラー氏は以下のように述べています;
「トークン化されたアート・エクスチェンジは、クリプト経済における新興市場です。マセナスは、ERC-721トークン標準と0xを活用して、美術オークションの透明性を高め、コストを削減できます。」
イーサシフトCEOのジョシュ・ケース氏は以下のように述べています;
「アイデアだけに裏付けされたトークンから大きくピボットして、このスペースは現実世界の資産に裏打ちされたトークンに移行しつつあります。プロジェクトフェニックスは、誰もがピカソの傑作の一部を所有するチャンスがあります。そして、イーサシフトは、このコンセプトをスペースで最高のプロジェクト達と開拓できることを嬉しく思います。」
NEM理事会メンバーで東南アジア地域担当責任者Stephen Chia氏は以下のように述べています。
「マイケナスのピカソオークション開催をサポートできて嬉しく思っています。NEMブロックチェーンは、APIやツールセットを介した迅速な統合を必要とするソリューションに適しています。...我々は、マイケナスとNEMブロックチェーンが今後協力して、世界の芸術界を改善する事を楽しみにしています。」
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