インキュベータープログラムは、バイナンスのベンチャー部門である「バイナンス・ラボ」によって管理されます。
バイナンスの最初のインキュベータープログラムは、今年9月にサンフランシスコで開始されました。500以上の応募者から8チームが選ばれ、プログラムの下で10週間を過ごし、成長に向けて励みます。「初期段階のチームがプロダクト/市場に合ったサービスを構築に専念する」、最初のプログラムは12月14日(金曜)に終了します。
サンフランシスコでのプログラム参加企業は、10%のエクイティ(株式/トークン)と引き換えに50万ドル(約5500万円)のプロダクト開発資金が提供されました。また、メンターシップ・ネットワークコネクション・およびサポートサービスが約束されます。
13日、バイナンスは、2019年3月にベルリン、ブエノスアイレス、ラゴス、シンガポール、香港で、インキュベータープログラムを展開する事を発表しました。プログラムに選ばれたチームには、それぞれ25万ドル(約2800万円)が提供され、バイナンスの基盤となるシンガポールで3週間過ごします。受け入れられるチーム数は、応募の質と量によって決定されます。
ラテンアメリカとアフリカでインキュベータプログラムを開始する理由について、バイナンス・ラボの責任者エラ・ジャン氏はコインデスクに以下のように述べています;
「2つの新興市場には、ブロックチェーンと暗号のユースケースがあります。私たちは、地域の通貨の不安定さや、支払いや送金など、現地の問題を解決するチームを見つけることを願っています。」
ジャン氏は、このプログラムの目的は、取引所の上場基準に沿う高品質のトークンプロジェクトを含む、デベロッパーコミュニティを育成することだと語る。チームはプログラムを卒業後、バイナンス・プラットフォームを通じてプロダクトやサービスを宣伝できるという。
「当社のエンタープライズソリューションの中には、バイナンスにクライアントとして導入させるものもあるだろう。」
同氏は、すべての参加プロジェクトについて、セールスと流通チャネルの構築を支援すると述べている。
「エンタープライズソリューションの場合は、顧客、クライアントを確保する必要があります。ユーザーがこの機能を使用したいと思う場合や、この機能を使用したくてどうしようもない場合にのみ、プロダクト市場に適していると言えます。」
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