コインマーケットキャップ(CoinMarketCap)というサイトは、世界中の仮想通貨取引所で上場されている仮想通貨の時価総額ランキングや価格、チャート、取引数量などをランキング形式で確認することができるサイトです。日本語、日本円にも変換できるので大変便利です。
時価総額はその仮想通貨の指標にもなるので、ユーザーに注目され取引量が増加すれば時価総額ランキングも変動します。自分が注目している仮想通貨の現状を瞬時に確認できるので、購入前に1回はコインマーケットキャップで確認するのをお勧めします。
またiPhone向けですがアプリもあるので、どこでも仮想通貨の現状を確認することができます。さらにAPIを提供しているので、プログラミングに詳しい人はオリジナルのプログラムを組んでいる場合もあります。
このサイトでは仮想通貨取引に必要な様々な情報を確認することができます。その仮想通貨のウェブサイトやホワイトペーパー、ハッシュレートやソースコードまでアクセスができるサイトと繋がっています。以下に確認できる項目をご紹介します。
・仮想通貨の時価総額とランキング
・仮想通貨の価格ランキング
・24時間の取引量ランキング
・24時間内の取引高ランキング
・最大供給量ランキング
・チャート
・各種KPI
・ソーシャル動向
・仮想通貨取引所
コインマーケットキャップは仮想通貨に投資をする際や、これからトレードを始めようと考えている際のツールとしても利用することができます。サイトは日本語対応(今年から)なので調べやすく、アプリもあるのでスマホからでも利用できます。
またブログやサイトを運営している人は、コインマーケットキャップの例えばビットコインの価格やラインキングなどが分かるウィジットを貼りたい場合でも、専用HTMLがあるので活用できます。
そのほかにもAPIも提供しているので、プログラミングに得意な人は投資戦略のバックテストやデータのグラフ可視化、仮想実験の実行など構築するためのプロ向けの機能があります。
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コインマーケットキャップを使いこなすことでその仮想通貨の動きを分析したり、今後、有望があるのか、あるいは投資している仮想通貨の動きやランキングをこまめにチェックすることもできます。見方や使い方を詳しく解説します。
まずコインマーケットキャップにアクセスをすると、下にあるトップ画面には時価総額順に仮想通貨が一覧で並んでいます。
これは価格順ではなく時価総額順になっています。ほぼビットコインがトップにいます。続いて2位リップル、3位イーサリアムです。つい最近までイーサリアムが2位をキープしていました。
また下の画像の「JPY」をクリックすると主軸通を選ぶことができ、画像では日本円にしています。サイトの一番上には「日本語」となっているところをクリックすると言語を変えることができます。
それぞれの仮想通貨の価格や詳しいチャートで動きを確認したい場合の方法です。
トップ画面の一覧からでも価格やチャートは確認することはできます。さらに詳しく確認したい場合は、仮想通貨の名前をクリックします。ビットコインを選んだとします。するとビットコインだけが表示された画面になります。
一番上に価格が表示されています。その他にも、時価総額から24時間の取引量、最大供給量が載っています。チャートは初期段階では「全部」が上のように表示されています。全部と言ってもビットコインは2013年7月から表示されています。それぞれの仮想通貨によって異なります。
全体を見るといつ高騰し、いつ暴落しているのかが分かります。さらに細かく見たい場合は「Bitcoinチャート」の字の下に、1日、1週、1月、3月、年初来、全部があります。それらを選ぶ方法もありますが、下のグレー部分でも調節ができます。
下の赤丸の中の小さな赤丸にあるカーソルボタンを押すと、矢印が出るのでそれをスライドすることで、確認したい時期を自由に調節ができます。
調べた仮想通貨がどこの取引所で取引されているのかを調べることもできます。例えば8位に位置している「Tether」の場合は、まず仮想通貨名をクリックします。
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するとTetherのページが開くので、「市場」をクリックします。
下のようにTetherが取引されている取引所がずらっと一覧で表示されます。これは24時間の取引量が多い取引所順になっています。日本人ユーザーにも人気のBinanceがあります。
もしこの仮想通貨を購入したいならBinanceをクリックすると、そこから直接アクセスすることもできます。
またその仮想通貨の出来高を知りたい場合は、「ボリューム」をチェックします。これは24時間のその仮想通貨の取引量を表しています。例えばビットコインのボリューム数字をクリックします。
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すると下のようにボリューム(取引量)が多い取引所順で一覧が表示されます。2018年11月28日現在はBitMEXがビットコインの取引量が最も多くなっています。日本の取引所で一番高い位置にいるのはビットフライヤーで32位です。
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またコインマーケットキャップのトップ画面に戻り、「ボリューム」をクリックすると、取引量が多い順に仮想通貨を並び替えることもできます。気になっている仮想通貨の取引量がどの位置にいるのかを知ることもできます。
それぞれの仮想通貨の開発進捗やソーシャルでの情報を確認することもできます。ビットコインで例えると、下のように赤丸で囲った「ウェブサイト」をクリックするとビットコインのウェブサイトにアクセスします。
また「ソーシャル」をクリックするとビットコインについて語っているソーシャルページにアクセスします。しかし海外サイトが多いのでほぼ英文なので翻訳機能などで訳す必要があります。
コインマーケットキャップは仮想通貨取引所の出来高をランキングで確認することもできます。トップ画面に戻り、「取引所」をクリックします。
すると、「調節取引量に基づくトップ100」と「報告取引量に基づくトップ100」の2つを選ぶことができます。
どちらかをクリックすると、仮想通貨の取引量が多い取引所順に一覧が表示されます。「調節取引量に基づくトップ100」の場合、現在はBinanceが最も仮想通貨の取引量が多くなっています。
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コインマーケットキャップにはツールというものがあり、これらも活用するとさらに上手く仮想通貨の動きなどを分析することもできます。ビットコインのドミナンス(総時価総額のパーセンテージ)を確認する方法です。サイトの一番上にある「ツール」をクリックします。
するといくつか項目が出てくるので、「グローバルチャート」をクリックします。
グローバルチャートというページが表示されます。そのページの一番下に「ドミナンス」のチャートが表示されています。オレンジがビットコインの部分なので、総時価総額のほとんどがビットコインだったのですが、2018年1月からはイーサリアムの時価総額も高くなっています。
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暴落ランキングというのは価格の下落率が高い仮想通貨順に表示させることができます。トップ画面に戻り、「変化(24時間)」をクリックします。上昇率が高い順と下落率が高い順どちらも表示させることができます。
最近上場した仮想通貨を調べることができるので、例えばICOに参加したと仮定して、自分が投資した仮想通貨がコインマーケットキャップにも載っているか確認する場合にも利用できます。トップ画面の一番上にある「トレンドがある」をクリックします。
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すると項目が表示されるので「最近追加された」をクリックします。
最近追加された仮想通貨が一覧で表示されます。最近追加されたばかりなので、まだ数字が出ていないものもあります。
運営しているブログやサイトに仮想通貨の情報の載せ方は簡単です。トップ画面にある「ツール」をクリックします。その中にある「ウェブサイトウィジェット」をクリックします。
すると、仮想通貨価格ティッカーウィジェットというページになります。上から仮想通貨を選び、プライマリディスプレイ通貨は主軸となる法定通貨を選ぶことができます。その他にも下の項目のチェックを外したり付けたりができます。
下まで項目を確認したら、右側にあるHTMLをコピーして、ブログやサイト内に挿入します。プレビューで表示すると、青丸で囲ったものがブログやサイトで表示されます。
コインマーケットキャップは仮想通貨の情報を調べるにあたり大変便利なサイトです。それぞれの仮想通貨の動きだけでなく、ランキングを並び替えたり、取引上や仮想通貨のウェブサイトに直接アクセスできたりします。
またウィジェットやAPIも提供しているので初心者から上級者まで幅広いニーズがあります。仮想通貨が気になったらまずはコインマーケットキャップで調べてみるのもいいでしょう。
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20代男性。都内名門高校卒業後、ベンチャー企業を経てコイン東京へ。二次元好きのセミプロゲーマー、好きが嵩じて仮想通貨やDappsゲーム、ブロックチェーン技術の世界にハマる。ゲーム知見と理数的素養から、最新の技術もカバーしつつ、プロジェクトの情報収集や分析を最も得意とする。