世界中のインターバンク金融テレコミュニケーションとデジタル送金サービスのソリューションとして、銀行はSWIFTとRippleの2つを取り入れ、選択している様です
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SWIFT gpi
Ripple社との提携は即時の取引を目的としていますが、SWIFTのgpiの統合は、顧客に同日送金および資金の使用を可能にします。gpiベンダーであるACIワールドワイドのリアルタイム・ペイメント責任者Craig Ramsey氏は、「銀行がSwiftの中央DBに接続して、gpiトランザクションを監視できるようにする事で、NBKは顧客体験をさらに最適化し、競合他社と差別化できる。」と述べています。
国際銀行間通信協会(SWIFT)の海外送金サービス高度化に向けたソリューション「gpi」は、2020年までにすべての銀行、通貨、国別ルートに展開する事を目標としています。既に200以上の銀行が参加するSWIFT gpiは、送金の「追跡」「経路の最適化」「銀行ディレクトリ」の3つの機能を有して、ワールドクラスのセキュリティ、運用性を提供しています。
SWIFTはリアルタイムな送金に加え、ローバリューな取引でリテール分野への送金も考えています。2018年12月上旬、SWIFTはフィンテックや新興のブロックチェーンソリューション企業と競合するため、「統合支払いトライアル」のローンチを発表しました。14のメガバンクが、エラーを検出する「事前検証」に参加します。
SWIFT trials new payment system to compete with Fintechs and emerging Blockchain solutions.
https://t.co/N3HWLRMffn
— Christoph Kreiterling (@KreiterlingCh)
2019年1月3日
「RippleとSWIFT」の両方を使用する銀行
昨年Ripple社CEOブラッド・ガーリングハウス(Brad Garlinhouse)氏は、スペインのサンタンデール銀行を含む少なくとも100のSWIFT関連の銀行がすでにRippleの「xCurrent」製品を採用しているとブルームバーグに語りました。
最近共有された2018年11月中旬の動画で、Ripple社のチーフマーケットストラテジスト、コリー・ジョンソン(Cory Johnson)氏は、「RippleとSWIFT」の両方を使用している事実について語り、顧客はRippleの製品だけを使うべきだ、と強調しました。
– Ripple is meant to replace SWIFT
– XRP is meant to be a digital way to move value
– All of Ripple's customers are using both Ripple and SWIFT
Cory Johnson, Ripple
Nov18
pic.twitter.com/egqDlbvCyX
— Steven Diep (@DiepSanh)
2019年1月3日
コリー氏は、銀行による理想的な選択は、「より少ないコストで迅速な転送を提供するプロダクトに向かうだろう」と語りました。彼はそれがRippleとXRPを通して可能だと続けます。XRPは純粋に価値に焦点を当てており、毎秒1500トランザクションの送金技術は、デジタルネットワークにおいて非常にクイックだと主張しました。
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コイン東京編集部
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