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  • 2019/01/05
  • 2019/01/05
  • コイン東京編集部 コイン東京編集部

イーサリアム(ETH)がASIC耐性のアルゴリズムProgPoW実装に向けて暫定合意、数か月以内の独立フォークの見立て

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金曜日のイーサリアム(ETH)コア開発者会議で、チームは暫定的にASIC耐性のプルーフオブワーク・アルゴリズム(ProgPoW)について、単独の実装に向けて進める事で合意しました。

イーサリアムの直近のハードフォーク「コンスタンティノープル」は、1月16日水曜日のUTC12時10分(ブロック高7,080,000)の実行と推定されています。

一方のProgPoWは今後2〜4か月以内に、独立したシステム全体のアップグレード(ハードフォーク)としてリリースされることになると見られています。

ASIC耐性アルゴリズムProgPoW

ProgPoWは、ASICマイニングリグの効率性を抑制するために提案されたアルゴリズムです。コア開発者のHudson Jameson氏は、テスト中に大きな問題が発見されない限り、開発者はアルゴリズムの実装を追求すると述べました。また、コア開発者たちがテストと実装にどのくらいの時間が必要かを議論しているので、明確な日程は合意されていません。

これまで、ProgPoWを取り巻く様々な開発努力がありました。ParityとGethクライアントは、ProgPoWに関するペンディングプルリクエスト(レビューリスト)を抱えています。11月にアルゴリズム用のテストネット(Gangnam)が開設され、オープンソースのマイニングプールである「オープン・イーサリアム・プール」にProgPoWサポートが追加されていました。

ProgPoWはコンスタンティノープルでは実装されませんが、コミュニティメンバーの中には、近日中のハードフォークにアルゴリズムを含めることを望む人もいます。この会議のパブリックフォーラムのコメント投稿者は、ASICマイナーのハッシュパワーの集中化からイーサリアム・ネットワークを保護するために、ASIC耐性は「できるだけ早期に」必要であると述べました。

「ProgPoW」は、ビットメインのような大手採掘会社のASICのハッシュパワーをブロックします。ASICは、2018年4月にイーサリアム用に開発されました。新しいソフトウェアは、一般的なGPUハードウェアが、プラットフォーム上でのイーサリアム報酬を獲得するために採掘競争できるようになります。

しかし、コア開発者のMartin Holst Swende氏は、「ProgPoWをコンスタンティノープルに押し込もうとするのは無謀だ」と考えています。このアルゴリズムを支持しながらも、Martin氏はProgPowにはまだ様々な仕様変更があり、テストも不足していると考えています。「理想的には数ヶ月以内に、統合して展開されることを望む」と同氏は付け加えました。


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