IBM Q System Oneの登場によって、これまで企業や大学の実験室に制限された量子コンピューターが、一般企業でも導入できる様になると期待されています。
ベストセラー「マスタリング・ビットコイン」の著者で仮想通貨リサーチャー・アンドレアス・M・アントノプロス氏は、過去の動画で一つの考え方を提案しています。
量子コンピューティングの脅威は、それが単一のアクターに利用可能で、他者に利用不可能な場合にのみ現実となります。つまり、量子コンピュータが誰でも利用できるのであれば、ビットコインネットワーク全体が同時にアップグレードされ、脅威にはならないという。例えば、現在採用している暗号ハッシュ関数「SHA-256」は、「クオンタム256」や「量子ハッシュ」とか言った物になるかもしれません。
well plus it's super weak power 20-bits, coherence for ~100 ms (read article for details). a 1972-era intel 8008 the first ever 8-bit processor, with clock speeds up to 500 Khz (about 4 orders of magnitude lower than current and several more orders weaker from multi-cycle ins)...
— Adam Back (@adam3us) 2019年1月10日
ビットコインのPoWで使用されるアルゴリズムHashcashの考案者で暗号学者Adam Back氏は別の見解を提供しています。ブロックストリーム(Blockstream)社CEOのAdam氏は「Q System One」の100マイクロ秒の持続時間と20Qbitの計算能力は、従来のコンピュータと比べても力不足だと説明しています。Adam氏の見解では、IBMのシステムは将来アップグレードできる事を加味しても、数十年は従来型のコンピューターが市場を支配するという。
さらにAdam氏は、現在ビットコインの開発に言及した。次の10年間に、多くのプロトコル開発者は量子耐性のある技術(Schnorr、集約可能なスペース、検証コスト署名等)に取り組んでおり、新たな署名方式は段階的に追加されると述べた。具体的なロードマップは不明ですが、Adam氏は、「ビットコインは静かに、そしてゆっくり品質管理を経る」と述べました。
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