COIN TOKYO

  • 2019/02/26
  • 2019/02/26
  • コイン東京編集部 コイン東京編集部

米ナスダックが暗号インデックスの配信を開始|BNCによるリップル(XRP)のインデックス開発も最終段階に

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25日、米国株式市場ナスダック(Nasdaq)は、Brave New Coinが作成するビットコインとイーサリアムのインデックスの提供を開始しました。Brave New Coinはまた、リップル(XRP)を追跡するインデックスの開発を進めているという。Brave New Coinの広報メディアが伝えました。

BNCの「リキッド・インデックス」

BNCの「リキッド・インデックス」は、部分定性的かつ部分定量的であり、対象区の安定性と質、ならびに適格な市場参加者の数量、デプス(板の厚さ)、ティック(値動き)サイズ、およびその他の要因を考慮して、公正な世界価格を算出します。

「ビットコイン・リキッド・インデックス(Bitcoin Liquid Index:BLX)」と「イーサリアム(Ethereum Liquid Index:ELX)」は、リアルタイムのスポットまたは参照レートをそれぞれ1 BTCと1 ETHあたりの価格が提供され、30秒ごとに米ドルで表示されます。

Brave New Coinが作成する2つのインデックスは、様々な取引所からのデータを取得して、ビットコインとイーサリアムに単一の価格を提供します。「トレーダーが特定のポジションから抜け出すのを助ける」インデックスは、ナスダックのGIDSデータフィードの顧客に配信されます。

GIDS(ナスダック・グローバル・インデックス・データ・サービス)は、ナスダック100やナスダック総合指数など、40,000種類のナスダックインデックスを提供しています。

XRPのコインベース上場の意味

BNCは「RLX(リップル・リキッド・インデックス)」開発の最終段階にあります。また、様々な市場参加者と協力して「カスタム・バスケット・インダイス」を作成しています。Brave New Coinは、以下の様に述ベています;

“XRPは本日、Coinbase Proに上場されました。Coinbase Proはハイエンドのトレーダーや投資家にサービスを提供する世界有数の取引所であるため、多くの人はこの上場を、資産に対する機関的裏付けの一つと見ています。”

BNCの最高経営責任者(CEO)Fran Strajnar氏によると、「リキッド・インデックス」プログラムは、流動性のある暗号資産の明確で透明な価格発見の必要性から2015年に生まれました。現在、Coinbase ProはXRPのグローバル価格の構成要素の一部に含まれていませんが、十分な取引量が得られればRLXに含まれる可能性があります。

BNCインデックスの「リキッド・インデックス」シリーズは、主要なIOSCO(証券監督者国際機構:イオスコ)の原則に基づいて、独自の方法で監査されています。Strajnar氏は次のように述べています;

「暗号のデリバティブ化への波は避けられません。昨年11月のフィデリティの発表によりカストディの問題がクリアされました。そして今やNasdaqを通じて入手可能なIOSCOに準拠した指数が伴いました。機関ユーザーが既に3年近く求めてきた、あらゆる種類の金融商品が今後急増する事になるだろう。」


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