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  • 2019/03/03
  • 2019/03/03
  • コイン東京編集部 コイン東京編集部

MATRIX AI Network(MAN)がメインネットをローンチ|AI+ブロックチェーンの実運用へ

〇出典:MAN Twitter公式より
先進的な人工知能(AI)とブロックチェーン技術を組み合わせたインテリジェントブロックチェーンベースの分散型コンピューティングプラットフォームMATRIX AI Network(MAN)は、28日にメインネットプラットフォームをローンチしました。

ブロックチェーン3.0に向けたブレークスルー

MATRIX AI Networkメインネットの開設により、4〜6週間のMATRIXチームによる運用を経た後に、パブリックマイニングが可能になります。MATRIX AI NetworkのチーフAIサイエンティストであるSteve Deng博士は、以下のように述べています;

「今後数週間で、MATRIXチームがネットワークの安定性を確保し、MATRIXメインネットは毎秒5000トランザクション(TPS)を超えるネットワークスループットを実証します。より速い処理はより低い取引コスト、承認時間の短縮、およびスケーラビリティにつながり、大規模な商取引をサポートできます。これは、ブロックチェーン3.0に向けたブレークスルーです。」

香港を拠点とするMATRIXは、ブロックチェーンをより速く、より柔軟に、より安全に、そしてよりインテリジェントにするために設立されました。

MATRIXの特徴の一つに「付加価値の付いたグリーンマイニング」が挙げられています。MANのプルーフオブステーク(PoW)は、膨大なコンピューティングリソースを使用したマルコフ連鎖モンテカルロ(MCMC)アルゴリズムを使用します。このマイニングプロセスはMANトークンを生成するだけでなく、実際のアプリケーションに電力を供給することもできます。現在、癌診断のスピードと正確性を向上させるために北京大学肿瘤医院で使用されています。AIに支援された病気の診断と治療は医学開発における将来のトレンドであり、MANの主要な活用場面の一つです。

MATRIX AI Networkの主要機能

MATRIX AI Networkの主要機能は以下の通りです;

スマートコントラクトの自動コーディング – MATRIXスマートコントラクトは、自然言語プログラミングと適応型ディープラーニングベースのテンプレートを使用して自動コードディングを行う(インテリジェントコントラクトと呼ぶ)。

AIベースのサイバーセキュリティ – AIベースのセキュア仮想マシンが潜在的な抜け穴や悪意のある意図を識別、Generative Adversarial Network(GAN)により、高強度の攻撃下でも堅牢性を確保。

適応型ブロックチェーンパラメータ – パブリックチェーンとプライベートチェーンをシームレスに統合し、マルチチェーンコラボレーションを実現。GANにより、ハードフォークを作成せずに特定のブロックチェーンパラメータを調整する機能を有す。企業および政府のエコシステムをサポートするのに最適。

動的委任ネットワーク – ハイブリッドPoS + PoWコンセンサスメカニズム(HPoW)を採用。AI主導な分散型ランダムクラスタリングプロセスで作成された独自のネットワーク階層により、トランザクションの承認時間が短縮される。

MATRIX AI Networkは過去1年間に公共・民間部門に渡って複数のパートナーシップを発表しています;清華大学北京コンピューティングラボ、北京大学肿瘤医院を含むトップ病院、先進電気通信産業同盟 (5G & IoT)、分散型人工知能アライアンス (DAIA)等々。

MANのdAppsは医療診断、クレジットシステム、物流追跡システム、国際間の金融決済システム等をターゲットとしています。いくつかのプロジェクトがメインネット上で実行予定とされています。その一つは、最近発表された国際貨物輸送会社OGIオーシャンゲートトランスポーテーション社(中国)との取り組みがあります。OGIはMatrixのプラットフォーム上で、インテリジェントな物流管理アプリケーションを開発しています。

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