2017年10月12日、同氏は「ビットコインはポップになるかもしれないが、その革命は続くだろう」と題したブログ記事を配信しました。この記事によると、2014年10月7日に15歳の息子が「ビットコインを買え」というアドバイスを無視して、自分の人生の「最悪の投資判断」をしたと記しました。
彼は息子に、「ブロックチェーン技術と呼ばれる奇妙な物に基づいてお金を投じることは愚かな金融投資である。...古代メソポタミア以来、お金は国家に独占される傾向があり、世界中の政府は、犯罪者やマネーロンダラーに悪意のある目的で使用される通貨のために(ビットコインの事)、自国の通貨に対する独占を崩さない。」と説きました。
当時のビットコイン価格は334ドルで、2017年10月12日に当ブログ記事を筆した際の価格は15,150ドルでした。
「私が息子の言うことを聞いていれば、投じたドルの価値は45倍に増やしただろう。あるいは、4,436%の投資から利益を得ていただろう。この話の教訓は明らかです。テクノロジーに関しては、10代の若者に注意を払う事。」
彼はまた、暗号バブルが崩壊したとしても、ブロックチェーン技術と暗号通貨の「少なくとも3つの用途」があると指摘しました;
・ビットコインは一種のデジタルゴールドとしての地位を確立している。裕福な投資家、特に法の支配が弱く、政治的リスクが高い国の投資家にとってのストアオブバリューとなっている。
・ビットコインとイーサリアムで資金を調達するICO(イニシャル・コイン・オファリング)は、資金調達するための迅速で簡単な方法として浮上し、株式発行のデジタルオルタナティブとなっている。
・ブロックチェーンは、コンピュータネットワーク上でデータを保存するための、ほとんど攻撃不可能な暗号化方式なので、様々なトランザクションに使用できる。
3月5日にFerguson氏は、2017年12月のビットコインの最高値2万ドルから2019年3月の4000ドルまでの価格推移について「ゼロからは遠く離れている。」と指摘。ビットコインが「完全な妄想で終わる」とは考えていないと語りました。
さらにファーガソン氏は、2007・08年の金融危機後に導入され、規制の影響を受けた前の10年とは異なり、次の10年は「真の革命時代」になると予測しました。
ケンブリッジ、オックスフォード、ハーバード大学で教鞭をふるってきたFerguson氏は、2008年に「マネーの進化史」という本を出版しました。これは後にテレビで5部構成のドキュメンタリーとして採用され、2009年国際エミー賞のベストドキュメンタリーを受賞しました。
現在、ファーガソン博士は、スタンフォード大学フーヴァー研究所の「個人、経済、政治の自由の原則を推進する公共政策シンクタンク」のシニアフェローを務め、ハーバード大学の欧州センターのシニアフェローも兼ねています。
Ferguson氏は現在、アルゴリズム型のステーブルコインを開発しているプロジェクト「Ampleforth」に加わっています。
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