KINは、ユーザーがプラットフォーム上で優れたコンテンツを作成して、読者から見返りに支払いを受け取るインセンティブとして使用する目的で発行されました。
モバイルアプリ「Tapatalk」は世界186カ国に広がる3億人以上の登録ユーザーベースにより、20万以上のフォーラムが開かれています。ユーザーは自分のお気に入りのフォーラムに接続してコンテンツを投稿したり、通知を受けたり、連絡を取り合うことができます。
Tapatalkは、フォーラム・マネジメント・ソフトウェアの業界リーダーになることを目指しています。ユーザーエクスペリエンスを向上させる最先端のテクノロジを取り入れるため、ブロックチェーンの採用を決めました。TapatalkのWinter Wong CEOは次のように述べています;
「オンラインフォーラムは本質的に分散化されているため、Kinとの提携によって様々なアプリで報酬を獲得し、使用する機会をユーザーに提供できることは非常に魅力的でした。」
Tapatalkでの導入により、仮想通貨KINはエクスポージャーをさらに拡大します。2009年に設立されたKiK Interactive社は、3億(2016年時点)登録ユーザーを抱えるスマートフォンのメッセージングサービスKiKメッセンジャーの運営企業です。同社は2017年にICO(イニシャル・コイン・オファリング)でKINを発行しました。
KiKプラットフォームで、ユーザーはコミュニティに貢献することで「KIN」トークンを獲得でき、プラットフォームのエコシステム内でアイテムやサービスと引き換えに使用できます。KINトークンは、追加の有料コンテンツやサービスと交換したり、開発者やコンテンツ制作者への報酬として支払う等の用途が設計されています。
一方、昨年末にSEC(米国証券取引委員会)がKINトークンを未登録の証券と見なす可能性が報じられました。KiKのTed Livingston CEOは、「SECによる次の執行命令と闘う準備ができている」、とウォールストリートジャーナルに語っていました。
今年2月にTapatalkは、既存の報酬システム「Gold Point」をEOSブロックチェーンベース上で展開する事を発表しました。
2017年に最初に導入されたGold Pointsによって、フォーラム管理者はページビュー、広告の表示回数、プレミアム購読、会員の寄付に基づいてゴールドポイントを獲得できます。実際、メンバーからの寄付を受けているTapatalkグループのフォーラムの80%以上は、広告以上の収入を寄付から得ているという。
関連記事
仮想通貨ニュースサイトのコイン東京では、ビットコインやリップル等仮想通貨にまつわる最新速報やプロトレーダーによる仮想通貨価格チャートの分析&解説、注目プロジェクト等のインタビューなど様々なコンテンツをお届けしています。