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  • 2019/04/04
  • 2019/04/04
  • コイン東京編集部

DAppsプラットフォーム「Cocos-BCX」の藤田氏に独占インタビュー!バイナンスラボからの出資・世界のモバイルゲームエンジンシェア2位

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この度は、CocosエンジンをベースにしたDAppsプラットフォームプロジェクト「Cocos-BCX」の日本支部代表の藤田浩邦さんにインタビューを行わせて頂きました。Cocosはゲームエンジンで世界シェア2位を誇り、その実績を生かしたCocos-BCXは、バイナンスラボからも出資を受け、提携先にはNEOやTRONなどの名だたるプロジェクトが連ねています。Cocos-BCXの「他のプラットフォームとどんな点が異なっているのか?」「今後の展望」などについて、詳しくお話を伺わせて頂きました。 

Cocos-BCXはクロスチェーンへの対応も目指しており、既にNEOやONT、TRONなどと提携しています。
他のブロックチェーンプラットフォームに同基準(NHAS-1808)のNFTを導入し、相互交換できるようになるなど、ブロックチェーンゲームのハブの様な機能を備えられることも大きな特徴です。」-藤田氏


―コイン東京
本日はよろしくお願いいたします。
まず初めに、藤田さんのバックグラウンドについて教えて頂けますでしょうか。


―藤田さん
私は10年前に、中国のChukong Technologiesという会社の日本支社を運営していました。Chukongとは、ゲームエンジンの世界シェア2位の「Cocosエンジン」の開発会社です。

その後、Chukongが日本から撤退することになりました。私はChukongの日本支社として使っていた事務所を引き継ぎ、新たにゲーム開発会社「Kleolab」を立ち上げました。

―コイン東京
Kleolabではどのようなことをされていたのでしょうか。


―藤田さん
主にはPCブラウザ、アンドロイドAP系のゲームとなっていまして、Google play、DMMでもゲームが公開されています。

そして、2018年の春頃にChukongの社長から「Cocos-BCX」のプロジェクトを立ち上げたという報告があり、「また一緒にやってみないか」と誘われたことがキッカケで、本業のゲーム開発と並行して、Cocos-BCXの日本担当として活動を始めることになりました。

―コイン東京
現在、Cocos-BCXの日本事務所としてどういった活動をされているのでしょうか。


―藤田さん
Cocos-BCXの開発部隊は中国の成都、北京にあり、日本国内ではプロモーションや、ブロックチェーンプロジェクトの提携企業を探すといった認知度とコンテンツを高める活動をしています。

Cocos-BCXはブロックチェーンゲームプラットフォームであり、我々も元々ゲーム開発を行っている企業ですので、ゲーム系に親和性が高いブロックチェーンプロジェクト・企業に焦点を当てています。

日本は屈指のゲーム大国であり、少し前まではブロックチェーン技術に関しても先進的な取り組みをしていたので非常に重要な市場だと考えています。

日本の他には韓国やアメリカにも拠点があるのですが、日本はそういった国と違い、気軽にアルトコインを買えるような環境ではないと思うので、投機目的ではなくサービスとして形を残していく・・・Cocos-BCXがブロックチェーンゲームの基盤でありインフラとなれるように日々業務を行っています。

―コイン東京
ありがとうございます。
Cocos-BCXというプロジェクトについて詳しく伺っていきたいのですが、Cocos-BCXはプラットフォームとしてどういった特徴があるのか、他プラットフォームと比べてどういった強みがあるのかをお聞かせいただけますでしょうか。


―藤田さん
まずはCocosというブランド力が強みだと考えています。先ほどお伝えした通り、Cocosは元々ゲームを開発する為のゲームエンジンでして、シェア率は世界2位となっております。

続いて開発環境です。現状、ブロックチェーンを用いたゲームを製作しようとなると、ゲーム制作の知識、ブロックチェーンの知識の両方が必要となり、開発者にとって非常にハードルが高いです。

Cocos-BCXはそういった問題を解決すべく、ウォレット、取引所といったサービスを内包し、独自の開発キットを用いることで、開発者がブロックチェーンの知識を必要とせず、通常のゲーム開発と同じやり方でゲームを作ることができます。

また、Cocos-BCXはクロスチェーンへの対応も目指しており、既にEOSやEthereumなどには対応していて、TRON、NEO、ONTなどプラットフォームとも提携しています。

他のブロックチェーンプラットフォームに同基準(NHAS-1808)のNFT(※)を導入し、相互交換できるようになるなど、ブロックチェーンゲームのハブの様な機能を備えられることも大きな特徴です。

※NFT(NonFungibleToken)・・・代替不可トークン

―コイン東京
PCゲームで言う所のSTEAMのような、ブロックチェーンゲームの集約的なプラットフォームとしても機能するということですね。


―藤田さん
そうですね。Cocosゲームエンジンのマルチプラットフォーム、マルチデバイス、マルチOSという様々な環境に対応するというコンセプトを引き継ぎ、ブロックチェーンプラットフォームとしても、その試みをしていこうと思っています。

他にも、NHAS-1808という独自のトークン規格や、改良されたDPoS、アップデートを行うことが出来るスマートコントラクトなどといった技術的な特徴も備えていて、それによりアセットの売買だけではなく、レンタルしたり、抵当したりすることもできます。

―コイン東京
EOSやEthereumへの対応、TRON、NEO、ONTといったプラットフォームと提携しているということですが、他に提携を進めているプロジェクトはございますか。


―藤田さん
他にはNebulasもそうです。そしてブロックチェーンプロジェクトではありませんが、中国の大手ゲーム内アセット取引所と提携し、NHAS-1808の規格を用いたアセットを販売できるように進めています。

―コイン東京
ちなみにですが、独自のトークン規格やコンセンサスアルゴリズムを用いることでプラットフォームにどういった影響を与えるのでしょうか。


―藤田さん
まず、独自のトークン規格はアセットの取引に発生するトランザクションの軽減に繋がります。また、パーツまで定義できるため、特にゲーム世界に起こりやすいアセットの組み合わせで新しい価値が付与されるのにも対応しやすくなります。

コンセンサスアルゴリズムに関しては、TRONでも改良されたDPoS(TPoS)が用いられているのですが、何故こういったコンセンサスが用いられているかというと、ブロックチェーンが持つ拡張性やトランザクション処理能力といった課題を解決したいからなんですね。

我々もこうした課題を解決する為に独自の技術やコンセンサスを備えているのですが、元々はゲーム業界から始まったプロジェクトなので、ブロックチェーンとゲームのデータのやり取り等、如何に利用者がストレスなくゲームを遊べるようにするか、という点に重きを置いています。

改良型DPoSといった技術により、テストネットでブロックタイムは1秒以下、TPSは5200と、現状でも高水準のトランザクション処理能力を備えています。

また、ゲーム開発者にとって重要な要素となる開発言語も、多くのものを備えていく予定です。有名なところで言えばLuaやJSが現在実装されていますが、EthereumやLoomの言語でもあるSolidity、Python、PHP等も今後追加していく予定です。

―コイン東京
一般的な開発者でも手軽にブロックチェーンゲームを作れるプラットフォームになるということですね。


―藤田さん
先ほどもお話した通りCocos-BCXはブロックチェーンの知識が無くとも簡単にブロックチェーンゲームを作ることが出来るプラットフォームというコンセプトになっています。

また、ゲーム開発は技術者だけではなく、ディレクター、プランナー、デザイナーなどの様々な人が関わってくるものです。

「イラストは書けるけどモデリングは出来ない」「シナリオは書けるけどプログラムは出来ない」というように、一つの技術に長けているからといって、一人でゲームを開発することは難しいですよね。

Cocos-BCXではいわゆるUGCのように、様々な技術を持った人達が集まって、一つのゲームを作り出す、ユーザー参加型の機能を開発プラットフォームの仕組みに実装していく予定です。

―コイン東京
誰かが発表したシナリオやイラストに好感を持ったユーザーが集まって、一つのゲームを作りだすというのは面白い試みですね。


―藤田さん
日本は元々同人文化など二次創作の文化が根強くあるので、コンセプトとして非常にマッチするのではないかなと思っています。

例えば我々が開発・運営を行っているゲームにも熱心なファンがいて、自分で新しいシナリオを書いたり、世界観のまとめを作ったりするような人もいるんですね。

これまで好きなゲームに対する情熱は二次創作という形で発散するしかなかったのですが、Cocos-BCXを使うことによって二次創作が公式に採用されるなど、開発とファンが共に一つのコンテンツを作っていくといったことも可能になります。

「5月にパブリックチェーンをリリースする予定です。また、相場の地合いにもよるのでハッキリとした日程まではわかりませんが、今年の夏ごろには、海外取引所にトークンが上場されるかと思います。」-藤田氏


―コイン東京
ちなみにですが、個人的にCocos-BCXのココスちゃんというとても可愛らしいキャラクターが大好きです(笑)


―藤田さん
ありがとうございます。我々にとってコミュニティの形成は非常に大切なものになります。

日本の方々にCocos-BCXの良さを伝えていき、コミュニティの輪を広げていくにはどういった方法が良いのだろうかと悩んでいた中で生まれたキャラクターなのですが、可愛らしいと言っていただけて光栄です。是非ともココスちゃんの活躍にも期待していてください(笑)

日本公式キャラクターのココスちゃん 出典:Cocos-BCX公式Twitter

―コイン東京
ありがとうございます(笑)
藤田さんはDAppsについて、現状の課題点や、今後の展望などどのように認識されていますか。


―藤田さん
既存のDAppsゲームはどうしてもまだ投機的と思われるものが多く、いわゆる"ゲーム感"に乏しい印象があります。そこをCocos-BCXで面白くできればと思っています。

現在Cocos-BCXのテストネットには4つのアプリケーションがローンチされており、その中のCocos-Shootingというゲームを見て頂ければわかると思うのですが、今までのDAppsと違い一般的なゲームアプリに近いものとなっております。

Cocos-BCXではブロックチェーンを用いた投機的なゲームではなく、ユーザーがこれまで慣れ親しんできた"ゲーム"のブロックチェーン版が遊べます。

他にも、ユーザー参加型のコンテンツ作り、NFTを用いたアセットの流通、同じような世界観を持つゲーム同士への所有アセットの移行など、ゲームユーザーに喜んでもらえるような機能もどんどん実装していく予定です。

―コイン東京
異なるゲームに同じキャラクターを引き継げるのはTRPGの様で夢が広がりますね。

少し毛色の違う質問になるのですが、Cocos-BCXの元となるCocos2d-xやCocos Creatorというゲームエンジンは、ディズニーツムツムやモンスターストライク等、日本でも有名なゲームアプリに用いられています。

そういったCocosエンジンが用いられている既存のゲームを、Cocos-BCXのプラットフォームに移行することは可能なのでしょうか?


―藤田さん
近いものとして、例えばイーサリアム上で構築されたDAppsゲームをEOSに移行する、といったブロックチェーンを跨いだ移行は今後の機能として考えています。

既存のモバイルゲームをDAppsとして移行するという試みは現状やったことがないのでハッキリとしたことは言えないのですが、技術的には可能だと思います。

ですが、日本のゲームアプリの大きな収益スタイルである「ガチャ」と流動性を持つトークンの組み合わせが法的にどう規制されるかが一番のネックになってくると思います。

―コイン東京
今まで通りガチャの収益スタイルを取るならDAppsとしては構築できず、ブロックチェーンを導入するなら収益スタイルを変えなければならないという二択になるということですね。


―藤田さん
そうですね。もしかしたら今後、ブロックチェーンと組み合わせることができる新しいガチャの形が生まれてくれば、モバイルゲーム業界へ爆発的に浸透していくとは思います。今の大手モバイルゲーム企業はガチャで十分な収益を上げているところも多いので、それ以上の魅力をブロックチェーンがどう生み出していけるかがカギになりますね。

また、そういった意味ではガチャ収益に依存しない、コンシューマーゲームやMMOの様なオンラインゲームの方が現状浸透していきやすいかもしれませんね。

―コイン東京
ブロックチェーンゲームとしては初めてSONYの審査に合格し、PlayStationで配信されることになったゲームも出たので、コンシューマー機への浸透は案外早いかもしれませんね。

続いてはCocos-BCXの今後の展望についてお伺いします。
昨年の12月にテストネットが開設されて4つのアプリケーションがリリースされているかと思うのですが、Cocos-BCXの現在の開発状況について、言える範囲で構いませんので教えて頂けますでしょうか?


―藤田さん
5月にパブリックチェーンをリリースする予定です。また、相場の地合いにもよるのでハッキリとした日程まではわかりませんが、今年の夏ごろには、海外取引所にトークンが上場されるかと思います。

トークンに関しては既にCocosのコミュニティ内で貢献してくれた人に、報酬としてお渡ししているのですが、いずれ日本でもエアドロップを開催すると思います。

―コイン東京
5月にパブリックチェーンリリース、夏にはトークン上場と今年が正に本格始動の年となりそうですね。因みにパブリックチェーンがリリースされることによって、どういったことが出来るようになるのでしょうか。


―藤田さん
現在リリースされているテストネットに参加する場合は、個別にNDAを結んで、ソースコードをお渡しするといったやり取りが必要になるのですが、パブリックチェーンが公開されれば、一部のソースコードがオープンソースになるので誰もがCocos-BCXのプラットフォームを用いてDAppsを構築することができるようになります。

―コイン東京
パブリックチェーンのリリースでどういったゲームが生み出されるのか、今から非常に楽しみですね。それでは最後の質問となりますが、Cocos-BCXの今後の展望を教えて頂けますでしょうか。


―藤田さん
ブロックチェーンの技術が世の中に浸透していくにあたって、一番親和性が高いのはゲームの分野だと思っています。ゲームというコンテンツは、プログラマー、イラストレーター、ライター、デバッカー、プランナーなど様々な人が携わっていて、コンテンツの先を見るとプレイヤーの中には熱心に二次創作を行う人がいるように、一つのシステムとして見ても大きなポテンシャルを秘めています。

Cocos-BCXは作り手、プレイヤー問わずゲームに係る全ての人が、コンテンツに対する熱意を発揮することができ、心から楽しめるようなプラットフォームを作っていきたいと思っています。

その為にプラットフォームの整備は勿論のこと、日本国内を含めブロックチェーンに興味を持ち活動している企業と提携していきたいですね。

Cocos-BCXは海外発のプロジェクトですが、ゲーム業界に携わってきた歴が長く、特にローカライズを重視する考えも持っていますので、ブロックチェーンに興味を持っている企業様がいらっしゃいましたら、ご相談だけでも構いませんのでお声をかけて頂ければと思います。



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