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  • 2019/04/05
  • 2019/04/05
  • コイン東京編集部 コイン東京編集部

英国の送金プロバイダーRationalFXが、国際送金にリップルのxCurrentを使用

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英国の外国為替会社RationalFXは、昨年8月に提携していたRipple(リップル)社のプロダクトの一つ、「xCurrent」を使用した国際送金サービスを使用している事を表明しました。


xCurrentの使用

「Rippleと提携して、顧客により速く、より簡単で、より安全な送金を提供します。」

画像はマレーシアですが、他の目的地へのクロスボーダー取引でもRippleNetの便益を享受できる様です。ツイート上の会話から、RationalFXはxCurrentを使用していると述べています。

Rippleの主力製品である「xCurrent」は銀行間のエンドツーエンドの追跡とコミュニケーションを使用して、シームレスかつ即時にクロスボーダーペイメントを実行できます。

RationalFXは登録顧客が18万人を超え、50種類以上の法定通貨を取り扱う送金会社です。同社は、2018年に100億ドル(約1兆1000億円)以上の取引を処理しました。

RationalFXはもともとFairFX、Exchange4Free、UniPAY、MoneyMatchとともに、昨年4月にRippleNetに参画しました。当時の発表によると、彼らはRippleNetを介して国際送金を強化し、新興市場を含む新しい市場に迅速かつ効率的にアクセスする事を表明していました。

RippleNetの拡大

Ripple社のRippleNetは金融機関向けの分散型台帳技術(DLT)ベースのペイメント・ネットワークです。最近同社はRippleNetの参加機関が200社を越えた事を発表しました。

実際に多くの金融機関が、クロスボーダー取引にxCurrentシステムを利用しています。2月に、UAE(アラブ首長国連邦)の外国為替事業者であるFinablrが、RippleNetに参加してタイへのサイアム商業銀行への即時取引を開始しました。同時期にサウジアラビアの中央銀行は、自国の2つの銀行にxCurrentの使用を奨励しました。

新興のフィンテック企業としてRipple社のブラッド・ガーリングハウスCEOは、SWIFTのような伝統的な送金会社の顧客を引き継ぐことを目指しています。

最近、世界銀行の金融セクターのスペシャリストMarco Nicoli氏は、伝統的な企業の送金技術を「スロウで不透明」と指摘して、DLT技術の有用性を強調しました。さらに、Ripple社のデジタル資産XRPを利用するプロダクト“xRapid”について、「市場で積極的にテストされている現実的なソリューション」として評価しました;

「2018年、フィンテック企業のRipple社は、非常に競争の激しい米国-メキシコ間の送金経路で、DLTベースのクロスボーダー決済ソリューションであるxRapidを試験運用しました。パイロットに参加した金融機関は、外国為替コストを40%~70%削減し、平均支払い時間はわずか2分強です。送金資金がxRapidに載っている時間は2〜3秒です。処理時間の大部分は、国内の支払いレールと仲介機関であるデジタル資産交換所によって費やされました。」


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