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  • 2019/04/21
  • 2019/04/21
  • コイン東京編集部 コイン東京編集部

イギリス領バージン諸島が暗号ウォレットLifeLabs(LIFE)と提携|非常事態の資金援助で-仮想通貨ニュース

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イギリス領バージン諸島(BVI)は、仮想通貨ウォレット会社LifeLabs(LIFE)との提携を発表しました。


暗号ウォレットで緊急時に援助を受取る

パートナーシップの目的は、災害が発生し、伝統的な送金手段が途絶えたとき、イギリス領ヴァージン諸島(BVI)の市民はLIFEWalletを使って政府の援助を受けることができるようになるというものです。自治領は緊急事態にブロックチェーン技術を利用します;

“LIFElabs.ioのブロックチェーン技術は、災害によってライフラインが損傷または破壊され、緊急事態や人道的危機の際に必要な資金へのアクセスが妨げられてしまう伝統的な銀行に比べて、重要な進歩です。”

BVIのLIFElabs.ioの導入により、諸島の3万人の住民はApple iOSまたはGoogle AndroidのモバイルデバイスでLIFEwallet®アプリをダウンロードでき、災害が発生したときに資金を受取るアカウントにアクセスできます。

現在、スマートフォンを持たないユーザーに、LIFEはSMS経由で送受信されるデジタル通貨を提供します。ウォレットアプリは、ピアツーピア(P2P)取引、または日々の商取引で、地元の企業から重要な商品やサービスを購入する際にも使用できます。

仮想通貨ウォレットを構築しているLifeLabsは、イーサリアム(ETH)、ビットコイン(BTC)、そして独自トークン「LIFE」をサポートしています。LIFEは、イーサリアム・ブロックチェーン上で発行されたERC20です。

イギリス領バージン諸島の首相兼財務相、Andrew A. Fahie氏は以下のように述べています。

「市民が緊急事態の最中に、即時かつ適切な対応を受けることは最重要です。最近の自然災害*が記憶に新しく、市民の間で経済効率の向上に対する圧力が高まる中で、LIFElabsの革新的な金融テクノロジーが到来しました。前例のないパートナーシップによって、将来に向けたより良いバージン諸島の構築が期待されています。」*2017年に超大型ハリケーン「イルマ」の直撃を受けて非常事態宣言を出しました。

イギリス領ヴァージン諸島には数千社もの世界的な企業が集まっており、過去にはマネーロンダラーの温床であると非難されてきました。最近、政府は登録と報告要件に変更を加えました。今年1月には、Telegram Messenger LLPの子会社の閉鎖につながっています。

LifeLabsのパートナーシップは、地元の商店に仮想通貨を受け入れ始める様に要求する内容は含まれていませんが、政府による暗号の採用という点で業界の重要な進展と言えます。


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