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  • 2019/05/02
  • 2019/05/02
  • コイン東京編集部 コイン東京編集部

米Grayscaleのビットコイン証券が2017年以来の週間調達額を記録|#DropGoldキャンペーンを開始

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dropgold.comより
先月末、米国の仮想通貨運用会社Grayscale(グレイスケール)は、週間最高となる2,000万ドル(約22億円)を調達した事を発表しました。今週同社は、マーケティングキャンペーンを開始しました。

ビットコイン信託に投資家の資金が流入


ニューヨークを本拠とするGrayscale Investmentのバリー・シルバートCEOによると、同社は過去1週間に、2017年以来最高額となる2,000万ドル以上を調達したという。

Grayscaleは、機関投資家と適格投資家向けに9種類の仮想通貨ファンドと1つの複合商品を販売しています。資金流入の大部分は「Grayscale Bitcoin Trust(OTCQX:GBTC)」が占めています。

bloomberg.co.jp/quote/GBTC:US

4月2日以降、ビットコイン(BTC)が28%の回復を見せる中、GBTCは同期間に最大47%上昇しました。

GBTCの信託商品は、「ビットコイン価格から価値を引き出す」最初で唯一のETN(上場投資証券)であると宣伝されています。顧客はビットコイン価格へのエクスポージャーを得られ、IRA(年金口座)など伝統的な投資手段を通じて投資できます。主な顧客はヘッジファンド、ファミリーオフィス、年金基金、そして適格投資家で構成されます。

ゴールドからビットコインへの再配分を訴求する「#DropGold」キャンペーン

今週、Grayscaleはゴールドの代わりにビットコイン投資を促進するキャンペーン「#DropGold」を開始しました。このキャンペーンの目的は、現代の投資機会とポートフォリオの配分に関する考え方を変えることです。


#DropGoldキャンペーンは、「なぜあなたのポートフォリオにまだゴールドが残っているのか?」と疑問を投げかけるコマーシャルを特集しています。動画広告は、米国の主要都市の主要な人口統計をターゲットに、デジタルおよびソーシャルプラットフォームとリニアTVで配信されます。

バリー・シルバート氏は、ミレニアル世代によってゴールドへの投資は、ビットコインに取って代わると述べています;

「個人の投資方法について、世代ごとのシフトがあります。ベビーブーマーが若い世代の投資家に資産を移転し始めるにつれて、ゴールドへの投資はビットコインに再配分されると私たちは強く信じています。ゴールド産業は、高額な金属をマーケティングする点で素晴らしい仕事をしてきました。しかしビットコインはさらに優れた物理的性質と市場有用性を持っています。私は、ビットコインがデジタル世代の『価値の保存』になると信じています。」

グレイスケールはポートフォリオのゴールド投資の一部をビットコインにシフトすることでパフォーマンスが向上し、多様化が促進されると訴求しています。

デジタル資産としてビットコインを紹介するとともに、Grayscaleの主力である「Grayscale Bitcoin Trust(OTCQX:GBTC)」の認識を高めることも期待されています。


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