COIN TOKYO

  • 2019/05/16
  • 2019/05/16
  • コイン東京編集部 コイン東京編集部

ネム(XEM)が前週比90%急上昇|新代表はコンセンサスで「セキュリティ・トークンの将来」を語る

このエントリーをはてなブックマークに追加
ビットコインや上位アルトコインの上昇に続いて、ネム(XEM)が急上昇しています。過去24時間で最大1XEM=0.11482ドル(約12.6円)に達しました。

15日午後の時点、Zaifで1XEM=10.5円、前日比37.7%高で取引されています。過去7日間で92.7%のリターンを上げており、市場でトップのパフォーマンスを見せています。(ステラとバージが61%で続きます。)

過去24時間のXEMの取引量は、前日比約3倍の7,273万ドルに拡大。Coingeckoの信頼スコアに基づいた取引所のデータによると、日本円(JPY)と韓国ウォン(KRW)との取引量が計20%を占めています。また、テザー(USDT)と米ドル(USD)の市場が5%を占めています。
5月16日、NEMの取引市場 出典:Coingecko

NEM財団代表がコンセンサスで「セキュリティ・トークンの将来」を語る


NEM財団の代表、アレックス・ティンスマン氏は、ニューヨークで開催されている世界最大規模の仮想通貨会議「コンセンサス2019」に参加しています。同氏はイベント会場で開かれた、暗号業界の女性のためのミートアップ「Womin's Lounge」で、セキュリティトークンの将来について話しました。

「NEMのカタパルトは、トークン化されたセキュリティ向けのスマートスマートコントラクトを組み込んでいます。マルチ・アセットチェーン、ID管理など。」

セキュリティトークンとは、不動産、投資ファンド、REIT、美術等の実社会の資産が、規制に準拠した方法で「トークン化された有価証券」です。ICO(イニシャル・コイン・オファリング)に代替されるSTO(セキュリティトークン・オファリング)は、2019年の暗号市場で投資家が特に関心を寄せている分野です。

特に、NEMブロックチェーンはスマートアセットの発行に最適化された、資産管理ブロックチェーンプロジェクトです。NEMチームは昨年以来、セキュリティトークンの分野を積極的に模索しています。

昨年10月にNEMチームは、ルクセンブルクに本拠を置くデジタル資産プラットフォームVNX Exchangeと提携しました。両者は、NEMブロックチェーン上でセキュリティトークンを運用するためのプロトコルとライフサイクル全体を通じた基準を開発すると述べていました。

昨年12月にNEMは、12のブロックチェーン業界リーダーと共同でセキュリティトークンのオープンソース・コンソーシアム「ミルブルック・アコード(Millbrook Accord)」を結成しました。このグループには以下の企業が含まれます:

NEM、tZERO、ハイパーリンクキャピタル、ジブラルタル証券取引所(GSX)、シェアーズポスト、Techemy、グローバルアドバイザー、ERCDEX、アルケミストベンチャーズ、Bankorus、ブロックチェーンラボ、エニィペイ。

中でもtZEROは、米国のEコマース大手Overstock.comのCEOパトリック・バイーン氏が、現在注力しているセキュリティトークンの取引プラットフォームとして有名です。

ミルブルック・アコードは、「検証トークンフレームワーク(VTF)」を開設しました。これは、オープンソース上の共同作業により構築され、セキュリティトークンの相互運用性の業界ガイドラインを提供することを目的としています。


関連記事

仮想通貨の最新情報をお届けします!

関連キーワード

人気記事ランキングまとめ

もっと見る