ここ数週間のハッシュレートの記録的な成長は、採掘マシン大手Bitmainによる新製品のテストによるものかもしれません。Redditコミュニティでは、同社がすでに新しいAntminerをライトコイン・マイニングに使用したという、断片的な情報が共有されています。
実際のところBitmainは、正式にはLTC用の新たなASICを発売していません。同社は2018年末に7ナノメートルチップを搭載した最初のビットコインASICを発売し、4月にはS17シリーズを発売しました。
ライトコインは8月に半減期を控えており、1ブロックあたりの採掘報酬が半減します。BitmainはASICを売り出して、この機会を利用する可能性があります。
中国の巨人が、半減期前にLTCマイナーから利益を得る戦略は、考えられないことではありません。自社でASICを使った後、一般に販売することさえできます。この手段は誠実ではありませんが、モネロ(XMR)とジーキャッシュ(ZEC)で実績があります。
8日のLitecoinTalkフォーラムによると、Bitmainのパートナーで、有名なクラウドマイニングサービスBitdeer社が、最新のライトコイン用ASICをハッシュレンタルリストに加えたという。(その後削除されています。);
問題のASICは「Antminer L5」と呼ばれ、先代のL3 +に比べて実質的に2倍のパフォーマンスを発揮する。
L5は、毎時1425ワット(W / h)の消費電力に対して1473 (MH / s)のハッシュ。1Mハッシュ当たり約1ワットの、非常に高い電力効率を有す装置です。
一方、先代のAntminer L3 +は消費電力800(W / h)に対して504 (MH / s)のハッシュ。1 Mハッシュあたり1.5 Wの低効率になります。
このパフォーマンスは、新しい7ナノメートルの導入によるものと推測されます。おそらく1000ドルを越える価格帯と推定されますが、具体的な発売情報は現在のところ不明です。
メディアLitecoin.comは独自の情報源に基づいて、「L5について、噂は真実であり、現在Bitmainとbitdeerを含むマイニングファームがL5 ASICを配備している様だ。」と報じています;
“間もなくL5 ASICはレンタルリストから削除されたが、Bitdeerの検索エンジンのキャッシュには、L5 ASICが設置された事を示唆している。...「ユーザーは、これらを契約してからLTC価格の上昇により、予想を上回るほどの収益を得ている。」と情報源は付け加えた。”
Litecoin.comは、「ハッシュレートの上昇は、次世代LTCマイナー『L5 Bitmain ASIC』に支援されている可能性がある。」と結論付けました。
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