Cocos-BCXはブロックチェーンを利用したゲーム(DAppsゲーム)を開発するためのプラットフォームです。
DAppsゲームは今後も注目されると予想されていることもあり、Binance Labsからの出資を受けていることやTRONやEOSなどの仮想通貨と提携していることもあわせて大いに注目されています。
この記事ではCocos-BCXについて詳しく紹介するので、ぜひチェックしてください!
ブロックチェーンゲーム(DAppsゲーム)とは、ブロックチェーン技術を利用して運営されているゲームの総称です。ゲームプレイの履歴(アイテムのトレードやゲームコンテンツのプレイ履歴など)は全てブロックチェーンに記録されます。
運営者(中央管理者)が存在しないこともあり、チートなどの不正行為を行いにくく、健全なゲーム環境が保たれるでしょう。
なお、ゲームのキャラクターやアイテムを売買することもでき、その際には当該ゲームで用いられている仮想通貨が使用されます。
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キャラクターやアイテムを仮想通貨でトレードできるという仕様上、レアなキャラクターやアイテムは高額でトレードされます。
したがって、上手くプレイしてレアキャラやレアアイテムを入手できればそれを売却して稼ぐことができるでしょう。プレイすることでお金を稼げる可能性のあるゲームになっています。
続いて数多く存在しているブロックチェーンゲーム関連のプロジェクトの中でもCocos-BCXが注目を集めている理由を紹介します。
Cocos-BCXをよく知らない人は、ぜひここでチェックしていってください。
モバイルゲーム開発に使われているゲームエンジンに「Cocos-2DX」というものがあり、Cocos-BCXはこのゲームエンジンをベースにして開発されています。
Cocos-2DXはClash of Lords 2やディズニーツムツム、モンスターストライクなどの有名ゲームに使われているゲームエンジンで、大手ゲームデベロッパも積極的に使用しているものです。
この有名ゲームエンジンをベースにしていることで、市場参加者はゲームクリエイタ、ブロックチェーンゲーム開発者などからの注目を集めています。
さまざまなコンセンサスアルゴリズムの中でもDPoSはトランザクション処理速度が早いので注目されています。ブロックチェーンゲームにおいて、処理速度が遅いことによってスケーラビリティ問題が発生するとプレイ体験にも影響が出るので処理速度は重要といえるでしょう。
さらに、Cocos-BCXでは一般的なDPoSを改良して、処理速度を上げています。それによって、スケーラビリティ問題が発生しにくくなり、ブロックチェーンゲーム開発のプラットフォームとして使いやすくなるでしょう。
Cocos-BCXのプラットフォーム内では独自のトークンであるNHAS-1808 Standardを使用します。このトークンはCocos-BCXで独自に開発されたものであるため、自由度が高いといえるでしょう。
NHAS-1808 Standardトークンの採用によって、Cocos-BCXプラットフォームで動く別のタイトルのゲームとの間で資産をやり取りしたり、より自由度の高い開発環境を構築したりできます。
ここで用いられるNFTとはNou Fungible Token)の略称で、互いに代替できないトークンという意味があります。
NFTはEthereum技術の1つであるERC721を利用して発行されており、ブロックチェーンの中で特定のトークンがどのようにトレードされて、今どこにあるかをすぐにチェックできます。
これによってゲーム内で使われるキャラクターやアイテムを区別することができ、レアアイテムなどの特定のアイテムがブロックチェーン上に存在できるようになります。
NTFは一般的な通貨(紙幣やコイン)などのように、混ざってしまうと特定できなくなる性質のトークンではなく、1つ1つのトークンの目印がつけられていて、どこにあってもすぐに見つけられるようなトークンといえるでしょう。
マルチチェーンとは、異なるブロックチェーンを接続してデータを相互にやり取りするための機能です。
Cocos-BCXではこのマルチチェーンに対応していて、Cocos-BCXのプラットフォームを利用して開発されたゲームの間でトークンを相互に送付することができます。
もちろん、トークンのみならずゲーム内の資産も別のブロックチェーンにブロードキャストすることができるようになっているので、より自由度が高いといえるでしょう。
ゲーム同士でコラボして一方のゲームで条件を満たすと他方のゲームで使えるアイテムをプレゼント、などといったコラボ企画をするために役立つかもしれません。
Cocos-BCXが市場参加者から注目を集めている理由の1つが「TRON(TRX)」や「EOS」と提携しているというものです。他にもONTやLoom、NEOなど、多種多様なブロックチェーンプロジェクトと提携しているので、今後の発展にも期待できそうです。
それぞれのブロックチェーンプロジェクトのメリットを活かして、より便利で使いやすいブロックチェーンが構築され、多くのゲームがリリースされるようになるかもしれません。
2018年から2019年にかけてテストネットが公開され、いくつかのゲームが公開されています。テストネットのゲームは登録するだけでトークンが付与されるので、無料で試しにプレイしてみるといったことも可能です。
2019年6月時点で以下のようなゲームがリリースされています。
COCOS SHOOTINGはどこか懐かしいテイストのシューティングゲームです。トークンはゲームで使う武器やアイテムを購入するのに使用し、トランザクション処理速度も早いのでストレスなくプレイできるでしょう。
ゲーム内容はシンプルで、次々に現れる敵を倒しながら先に進んでいくというものです。
Happy Fruitはスロットゲームの一種で、タイトルの通りテーマは「フルーツ」です。
ベット枚数を決めてスロットを回し、結果に応じてトークンをゲットできます。スロットの結果によっては資産が増えるので、カジノゲームのような感覚で楽しめるでしょう。
Tycheは他のプレイヤーとサイコロを振って対戦するゲームです。カジノに設置されているルーレットゲームに似ているゲームで、サイコロで何の目が出るかを予想してベットするというものです。
こちらも結果によっては資産を増やせるので、ぜひプレイしてみてください。
なお、今回紹介したテストネット上の3つのゲームは1つのアカウントで全てプレイできるので、いずれかのタイトルで登録したアカウントを利用してください。
ただし、トークン残高は全てのゲームで共通なので注意しましょう。
Cocos-BCXではTwitterのアカウントを開設していて、その中には日本語のものもあります。Cocos-BCXの情報に日本語で触れたい人にはこちらがオススメなので、ブックマークしておくのがオススメです。
Cocos-BCX Japan Official(@BcxCocos)
次にCocos-BCXの今後について見ていきましょう。トークンセールが行われたり、どこかの取引所にトークンが上場されたりするとさらに注目が集まるので必見です。
Cocos-BCXは世界各地でさまざまなイベントに参加しています。2019年には中国で行われたGlobal Game CongressやOKExサミットなどに参加していて、多くの人に認知されるようになってきました。
他にもE3などの大型ゲームイベントにも参加しているため、ブロックチェーン関連だけでなくゲーム関連でも注目されています。
これからもさまざまなイベントを通してさらに広く知られるようになる可能性が高いといえるでしょう。
認知度が上がるにつれて開発コミュニティもどんどん拡大しています。もともと大規模な開発コミュニティを抱えていたCocos2d-xを活用していて、参加している開発者は100万人以上です。
多くの開発者が参加しているため、今後もさまざまなゲームが開発されていき、プラットフォームとしての重要性が高まっていくと予想されます。
2019年6月時点で、Cocos-BCXプラットフォーム内で用いられているトークンをICOやIEOなどで販売する予定はありません。「Cocos-BCXのトークンが販売される」といったデマが流れることがあるので、十分に注意してください。
2019年6月にCITEXがCocos-BCXのトークンセールをISOで行うという発表がありました。しかし、このISOについてCocos-BCXの公式は「公式な提携関係を結んでいない」と宣言しています。
このように、トークンセールに関してはデマが流れることがあるので、怪しい情報を聞いた際には公式から発表された情報をしっかりチェックすることをオススメします。
Cocos-BCXはブロックチェーンゲームを開発するプラットフォームという性質上、モバイルゲーム市場が注目されている時代において今後も伸びていくことが予想されます。
開発コミュニティも拡大しているので、今後もさまざまなタイトルがリリースされていくことでしょう。その点では、将来性に期待できるといえそうです。
今後、注目すべきポイントは「トークンセールが行われるか」というものです。もし、今度ICOやIEOという形でトークンセールが行われればより市場から注目され、さらに発展していく可能性があります。
今後の動きに要注目です!
今回はブロックチェーンゲーム(DAppsゲーム)を開発するためのプラットフォーム「Cocos-BCX」について紹介しました。
非常に開発が活発であり、ブロックチェーンゲームが世の中に広く知れ渡るようになるにつれてますます注目が集まることでしょう。今後の開発の動きやトークンセールの有無などに注意しつつしっかりチェックしておくことをオススメします。
20代男性、都内有名大学卒業後、貿易会社を経て独立。前職中に暗号通貨にハマる。現在はweb関連事業を行う傍ら、仮想通貨やFXトレードも兼業。好きなものはガジェット、ゲーム、自転車。暗号通貨や相場のことを分かりやすく説明することを得意とする。
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