ETH/BTCの日足チャートを分析していきます。5月14日に価格を急上昇させたイーサリアム(ETH)は上値を一時0.0347BTC台まで伸ばしました。その後のイーサリアム(ETH)は下降チャートを形成し、本日7月6日までに急上昇以前の価格帯である0.0246BTC台へ接近しています。
0.0246BTC台はイーサリアム(ETH)にとって2019年の最安値であり、同時に2018年12月以降から機能しているサポートラインです。MACDの視点から見た場合も、0.0246BTC台という価格帯はしっかりとしたサポートラインとなっていることがわかります。そのため5月中旬以降から下落しているイーサリアム(ETH)にとって、2018年12月以降の傾向から大きな上昇チャートを形成しやすいタイミングと考えることが出来ます。
仮に0.0246BTC台を下回る場合、イーサリアム(ETH)は2018年12月以降からの安値更新ということになり、相場は更に悲観的なチャートを形成する可能性が上がることになるでしょう。
ETH/JPYの日足チャートを分析していきます。対法定通貨チャートでは6月末に上昇チャネルを上抜けしたイーサリアム(ETH)ですが、最高値である3万9千円台へ接触したローソク足に非常に長い上ヒゲが伴う形となり、そのまま強い売り圧力にて再び上昇チャネル内に戻る形を見せました。
またMACDの視点から見た場合も、5月以降からのイーサリアム(ETH)チャートにてダイバージェンスが発生しています。最高値での上ヒゲを伴うローソク足の形成及びダイバージェンスの発生によりイーサリアム(ETH)は今後下降トレンドへ転換する可能性が上がりつつあります。
また5月以降のイーサリアム(ETH)チャートでは既に山を二つ形成している点、ローソク足、テクニカル指標から天井を示唆している点を含め考えた場合、今後head and shoulderの可能性も控えています。その場合、イーサリアム(ETH)は直近の下値を割ることなく、もう一度短期的な上昇チャートを形成しつつも、3万9千円台を越えることなく反落する可能性が考えられます。
対ビットコイン(BTC)チャートにて強い反発が起きやすい局面に近づいているイーサリアム(ETH)、今後サポートラインである0.0246BTC台上にて反発し、更に直近の上値である0.028BTCを超えることが出来れば、イーサリアム(ETH)は晴れて上昇チャートを意識できる相場へと切り替わるでしょう。
またこれまで下落チャートを形成してきたイーサリアム(ETH)に合わせて対法定通貨チャートでも上昇チャートの天井を示すシグナルが出現しつつあり、今後下降チャートへ切り替わる可能性があります。対法定通貨チャートにて下降トレンド転換の動きが見られる場合、対ビットコイン(BTC)チャートでもサポートラインを割る動きへ繋がる可能性もあるため注意しましょう。
今後イーサリアム(ETH)チャートにて注目する点は、まず2018年12月以降からサポートラインとして機能する0.0246BTC台ということになるでしょう。サポートライン上で反発し、更に直近の上値である0.028BTC台を超えることが出来ればイーサリアム(ETH)は強気相場へ切り替わる可能性が大きく上がります。
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20代男性。都内名門高校卒業後、ベンチャー企業を経てコイン東京へ。二次元好きのセミプロゲーマー、好きが嵩じて仮想通貨やDappsゲーム、ブロックチェーン技術の世界にハマる。ゲーム知見と理数的素養から、最新の技術もカバーしつつ、プロジェクトの情報収集や分析を最も得意とする。
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