BitMEXが復調、8月に純入金額が増加

8月に入り、仮想通貨デリバティブ取引所BitMEXへの純流入が累積6,000万ドル以上に上っています。7月19日にCFTC（米国商品先物取引委員会）による調査の報道の前後から純流出が加速していました。今、BitMEX市場は回復の兆しを見せています。

TokenAnalystのデータによると、BitMEXは2018年に100％ポジティブで、13億ドル以上の流入がありました。しかし、2019年3月以降も流出額が流入を上回りはじめ、毎月1億ドル弱のマイナスを観測しました。そして、米国ユーザー向けのサービス提供をCFTCが調査しているとの報道を受けて、7月の純流出額は5億2,400万ドルに上りました。

Bitmex had $524M net outflows in July. It had never had more than $100M in a single month.

2018 brought in $1.3B, and there was not a single month where outflows were greater than inflows. pic.twitter.com/yfQSMfCbvy
— Ceteris Paribus (@ceterispar1bus) August 4, 2019

8月に純入金額が増加

8月9日時点、過去7日間のBitMEXの純流入額は、7,700万ドルとなっています。

7月後半にかけてBitMEXの主力商品「ビットコイン永久スワップ（XBTUSD）」の24時間取引量は20億ドルに低下しましたが、現在は45億ドルを越えて回復しています。オープンインタレスト（建玉）も増加しており、ボラティリティの高まりに寄与している様です。

現在までにCFTCの調査の進展は伝えられていませんが、BitMEXがこの種の問題に直面したのは初めてではありません。2018年11月、香港を拠点とするBiitMEXは米国を拠点とするユーザーの口座を閉鎖し始めました。当時マーシャル諸島の１Broker社が米国証券法違反で摘発を受けていました。

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コイン東京編集部

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