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  • 2019/09/02
  • 2019/09/02
  • コイン東京編集部 アオ

ヘッドアンドショルダーとは-FXチャートの読み方,エントリーポイントをわかりやすく解説

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ヘッドアンドショルダーとは-FXチャートの読み方,エントリーポイントをわかりやすく解説-仮想通貨ニュースサイト コイン東京
ヘッドアンドショルダーとは、トレーダーに最も人気の高いテクニカル分析手法の一つで、「ヘッド&ショルダー」あるいは「ヘッドアンドショルダーズ」とも呼ばれ、株式の世界では三尊天井(逆三尊)としても有名です。

今回はそんなヘッドアンドショルダーについて詳しく解説していきます。

ヘッドアンドショルダートップ(三尊)とは

ヘッドアンドショルダートップ(三尊)とは

ヘッドアンドショルダーは、トレンド転換を示すパターンとして重宝されますが、このパターンには、天井を示すパターンと底を打つパターンの2つがあり、天井を打つパターンのことをヘッドアンドショルダートップ(三尊)と呼びます。

ヘッドアンドショルダートップ(三尊)のチャートの形

ヘッドアンドショルダートップ(三尊)のチャートの形①

3回の高値(天井)をつけて、その3回とも売り方に押し戻されるチャートが形成された時、真ん中(高値2)を「頭(ヘッド)」、左右(高値1、高値3)を「肩(ショルダー)」と見立て、「ヘッド・アンド・ショルダー」と呼びます。

通常は、ダブルトップでほぼ同じ形で2回高値を形成し天井をつけるパターンが多いのですが、ヘッドアンドショルダーはトリプルトップともいわれ、さらにもう1回高値をつけることでより確率の高いトレードポイントとなります。

ヘッドアンドショルダーをつける際には、通常2回目の高値までは出来高が急増し、その後は減少傾向となって、右肩下がりのチャートとなっていきます。

日本では、釈迦三尊像に見えることから三尊天井とも呼ばれます。ちなみに、数霊の世界では、「三」という数字には、強力な「繁栄・達成・成功」という意味とともに、「カタストロフィー現象」を引き起こすという意味を持ちます。

三尊で達成されたものが、カタストロフィーで変化・変貌を遂げるという自然の流れをあらわしているといわれます。

実際のチャートで見てみましょう。

ヘッドアンドショルダートップ(三尊)のチャートの形②

本記事を執筆中(2019年8月22日)のビットコイン1時間チャートですが、うまい具合にヘッドアンドショルダー(三尊天井)が示現していました。

滅多に出るパターンではないため、出た場合には強力なサインとなるヘッドアンドショルダーですが、各種の時間足で見ると意外と出ているパターンであり、それゆえに多くのトレーダーから指示されています。

このビットコイン1時間チャートでは、ネックライン(青い水平なライン)が112万円前後のところにあり、ここを割り込んだことからヘッドアンドショルダー(三尊天井)完成となり、1時間チャートでの下落トレンドが発生しています。

ヘッドアンドショルダートップ(三尊)で働く集団心理

テクニカル分析における重要なポイントに、多くのトレーダーが見ているテクニカル分析には集団心理が強く働くという事実があります。

例えば、ダブルトップが示現したその時から、熟練トレーダーはトリプルトップの可能性を見ています。そして、この予想通りに三尊形成となった瞬間に、そのポイントは多くのトレーダーのトレードポイント(エントリーポイント)となります。

それでは、ヘッドアンドショルダートップ(三尊)で働くトレーダーの集団心理を、先ほどのビットコイン1時間チャートで見ていきます。

ヘッドアンドショルダートップ(三尊)で働く集団心理

⓵:短期上昇トレンドが発生したビットコインは、⓵のところで115万円弱の高値をつけます。ここは出来高も急増しており、短期トレンド発生から、トレーダーは6月末高値150万円を目指す相場を期待してエントリーしてきます。

⓶:ビットコインの上昇時には押し目を見せないことが多いのが特徴ですが、ここでも大きな押しを見せることなく、113万円台まで下落しただけで、上値期待が強まります。

③:押しを見せない相場なら上昇するしかないということから、出来高を伴って③の高値116万8千円台を付けます。次は、節目の120万円が目標と期待は高まります。

④:③で高値を付けてから、1時間チャート上にでは4本連続の陰線が出ており、三羽烏のようにも見えますので、急落に注意するトレーダーが増えます。すると、案の定急落し、⓶の安値を下抜いて急落かと思いきや、④のローソク足は下髭を残して戻しを入れます。

⑤:急落は免れたものの、チャートの形は非常に悪く、このような相場では安値を再度確認することが多いのですが、ここでも⑤で安値を確認しに来ましたが、踏みとどまって反転上昇していきます。

この時点で、ヘッドアンドショルダートップ(三尊)を形成するのではと想定するトレーダーは増えてきます。ここからは、出来高やインジケーターのテクニカル分析も参考になり、出来高減少や「逆行」の発生でヘッドアンドショルダートップ(三尊)の可能性はさらに高まります。

⑥:反転上昇したものの、出来高は減少しており雲行きはだんだん怪しくなってきます。このあたりからのトレーダーの集団心理は「ヤバイよ!ヤバイよ!」状態となり、④、⑤の水準に多くのストップロスも設定されることになります。

⑦:そしてついにネックラインを割ったところから急落が発生します。ストップロスを巻き込んだ完全な下落トレンド発生となります。


現実の相場では、このチャートのように、押し目買いしたくても⓶の安値のように押し目を見せないことが多く、その場合には④、⑤のところで、買いそびれたトレーダーが押し目買いを入れてくるために⑥の3つ目のショルダーが発生します。

ヘッドアンドショルダートップのエントリーポイント

ヘッドアンドショルダートップのエントリーポイントは、上記のチャートのようにネックラインを割り込んだポイントということになります。上記のチャートでは、ネックラインが水平ラインのように見えていますが、実際のネックラインは斜めになることがほとんどです。

また、上記チャートのように、多くのトレーダーがヘッドアンドショルダートップ(三尊)の形成を見守っており、また同時にストップロスもエントリーポイント付近に設定されていることから、実際には急落することが多くあります。

急落するとスリッページ(価格が飛んでしまう)することもあり、成行では買いそびれたり、指値ではスリッページを食らったりする可能性もあります。

熟練したトレーダーなら、ヘッドアンドショルダートップ(三尊)の想定される段階で、出来高減少やインジケーターの逆行など、いくつかのフィルターを組み込ませて、下落トレンド発生の可能性が高いと判断すれば、③もしくは⑥の水準にストップロスを設定しネックラインを割り込む直前でエントリーするでしょう。

上記のビットコイン1時間チャートでも、⑦のネックラインを割り込む直前のローソク足も陰線になっていますが、ここは熟練トレーダーのエントリーと考えられます。

エントリーするときの時間足

テクニカル分析とは、その特性上から長い時間足ほど信頼性は高まることになります。今回、1時間足のチャートでヘッドアンドショルダートップ(三尊)を見ていますが、この場合には、日足などより長い時間足のトレンドはどうなのかということが重要となります。

つまり、日足が上昇トレンドにある場合には、1時間足でのヘッドアンドショルダートップ(三尊)は発生しにくくなり、日足がレンジもしくは下落トレンドにある場合にはヘッドアンドショルダートップ(三尊)発生の可能性が高まります。

では、実際はどうだったのでしょうか?

エントリーするときの時間足

こちらのチャートは、上記のビットコイン1時間足チャートの日足チャートにボリンジャーバンドを反映したものです。右側の四角い部分が、1時間足でのヘッドアンドショルダートップ(三尊)となります。

日足で見ても、下落からの反発相場であり、日足ボリンジャーバンドのセンターラインがレジスタンスラインとして機能していることから、ヘッドアンドショルダートップ(三尊)発生の可能性は高いと判断できます。

ヘッドアンドショルダートップ(三尊)のだましとは

相場の世界には「聖杯」は存在しないと言われますが、多くのトレーダーは、テクニカル分析によるトレードに失敗するとだまされたと感じます。相場の世界に絶対はないように、テクニカル分析にも全体などはなく、あくまで確率の高い手法ということになります。

ヘッドアンドショルダートップ(三尊)も同様で、確率的には高い手法とは言え、絶対のものではなく、だましが存在している手法です。ただし、事前に3つのポイントに注意しておくことで、このだましをある程度までは避けることができます。

ヘッドアンドショルダーの山の位置関係に注目

ヘッドアンドショルダーは、三尊天井ですから、中央の山が一番高くなります。仮に、3つ目の山が2つ目の山の高値を更新したら、ダウ理論からすると上昇相場は継続となります。

その後、ネックラインを下抜いたとしても、高値更新は継続していますので、再度高値を目指して買いが殺到する可能性があります。

3つの山はあるものの、この形はヘッドアンドショルダートップ(三尊)とはなりません。

大きなトレンドに逆らっている場合

これは上記のビットコイン1時間足のところでも説明していますが、1時間足でのヘッドアンドショルダートップ(三尊)でトレードする場合には、日足のトレンドは上か下か、もしくはレンジなのかを見ておく必要があります。

日足のヘッドアンドショルダートップ(三尊)でトレードするのであれば、週足のトレンドが重要となります。より大きな流れに反してトレードする場合には、だましに遭いやすくなるということを頭に入れておきましょう。

フィルターを忘れずに

上記のビットコイン1時間足のヘッドアンドショルダートップ(三尊)では、日足チャートのボリンジャーバンドのセンターラインがレジスタンスラインとなって機能していることが見て取れ、これは強力なフィルターとなります。

仮に、1時間足のヘッドアンドショルダートップ(三尊)を見ていなかったとしても、日足のボリンジャーバンドを見ている人は多いですから、このポイントは急落する可能性が高いと判断できます。

ボリンジャーバンド以外でも、一目均衡表、フィボナッチリトレース、インジケーターの逆行などは多くの投資家が注目しています。

ヘッドアンドショルダートップ(三尊)で売りサインが出ている際に、これらの指標にも売りサインが出ていればより確率の高いトレードが可能となります。

ヘッドアンドショルダーボトム(逆三尊)とは

ヘッドアンドショルダーボトム(逆三尊)とは

ヘッドアンドショルダーボトム(逆三尊)とは、相場の底を打つパターンを示すテクニカル分析となります。

つまり、天井をつけるパターンであるヘッドアンドショルダートップ(三尊)と全く逆のパターンとなり、真ん中が一番深くなった3つの谷で形成されます。

ヘッドアンドショルダーボトム(逆三尊)のチャートの形

ヘッドアンドショルダーボトム(逆三尊)のチャートの形

戻り高値1と高値2を結んだラインがネックラインとなり、このネックラインを上回ることでヘッドアンドショルダーボトム(逆三尊)が完成します。ネックラインを上回ったところが基本的にはトレードポイントということになります。

このパターンでは、右肩下がりで下落してきた相場が、安値2に向けて出来高急増することで底打ちの可能性が高くなります。この状態ではダブルボトムと同じ形ですが、戻り高値2のところから反発し3つ目の谷をつけに来るものの、安値2を下回れずそのままネックラインを上回って底打ち確定となります。

最も有名な底値形成のパターンで、中・長期にわたる上昇トレンドへの転換を意味します。

ヘッドアンドショルダーボトム(逆三尊)で働く集団心理

上昇相場とは、コツコツと積み上げて上昇していくのに対して、下落相場は急落することが多く、コツコツと積み上げてきたものが一気に崩れてしまいます。

出来高が急増して安値2でいったんは安値をつけますが、売りそびれていた人たちは安値2の水準でやれやれの売りを出し、また短期筋は安値2の更新を狙ってここでショートしてきます。

これらにより、3つの谷が形成されることになりますが、もはや出来高が伴うことはなく、上昇相場へと転換していきます。

ヘッドアンドショルダーボトムのエントリーポイント

ヘッドアンドショルダーボトム(逆三尊)でのエントリーポイントは、三尊とは逆に、ネックラインを上回ったポイントとなります。こちらも、実際にはネックラインは斜めに引かれることがほとんどです。

それでは、こちらも実際のチャートを見てみましょう。すでに、お気づきになった方もいらっしゃるかもしれませんが、実は、上記のビットコイン日足チャートにヘッドアンドショルダーボトム(逆三尊)が示現しています。

ヘッドアンドショルダーボトムのエントリーポイント

正確に言うと、執筆時点でのビットコイン日足チャートには、ヘッドアンドショルダーボトム(逆三尊)をつける可能性が出ており、その場合には、②と④を結んだネックラインを上回ることで逆三尊が完成します。

ネックラインは斜めの線で右下がりとなっており、売り圧力も強いと予想される相場です。ヘッドアンドショルダーの中でも非常に判断しづらいものとなり、週足や他のフィルターとの兼ね合いで判断すべきでしょう。

このネックラインは相当に強力なレジスタンスラインと考えられますが、逆に、ここを上抜いた場合には多くのトレーダーの想定外の動きとなり、再度ビットコインの長期上昇相場がスタートする可能性が強まります。

ただし、③の谷(安値)を下回った場合には、ヘッドアンドショルダーボトム(逆三尊)は形成されず、ダウ理論の安値更新となります。

エントリーするときの時間足

こちらもより長い時間足でのトレンドがどうなっているのかが重要なポイントとなります。
日足のヘッドアンドショルダーボトム(逆三尊)でエントリーする場合には、週足の方向性がどうなっているのかを確認する必要があり、週足が上昇相場であれば、ヘッドアンドショルダーボトム(逆三尊)の可能性は高まります。

ヘッドアンドショルダーボトム(逆三尊)のだまし

逆三尊のだましは、3つの谷の位置関係が重要となり、2つ目にある中央の谷が一番深くなり、3つ目の谷が2つ目の谷よりも深い場合には、安値更新となり大底確認には至りません。

また、より長い時間足のトレンドは上なのか下なのか、あるいはレンジなのかも重要であり、長い時間足で上昇相場が確認されれば、ヘッドアンドショルダーボトム(逆三尊)での絶好のエントリーポイントとなります。

より長い時間足は下落トレンドであったり、あるいは、中央の谷(安値2)の出来高を超えるような出来高が伴っている場合には、安値更新する可能性が高くなります。

ヘッドアンドショルダーボトム(逆三尊)の場合にも、他のフィルターを利用することで、より精度の高いトレードが可能となり、失敗トレードを回避することができます。

ヘッドアンドショルダーをインジケーターで攻略する方法

ヘッドアンドショルダーをインジケーターで攻略する方法

ヘッドアンドショルダーを単独で利用するよりも、フィルターとしてインジケーターを利用することでより確度の高いトレードが可能となります。

だましを回避するということでも説明しましたが、特に相性の良いのが、インジケーターのダイバージェンス(逆行)で、この組み合わせによりトレードの精度はかなり向上します。

ダウ理論を用いたヘッドアンドショルダーの分析

ダウ理論を用いたヘッドアンドショルダーの分析

ダウ理論の基本は、高値安値ともに切り上げる相場の時に上昇トレンドとなり、逆に、ともに切り下げる相場の時に下落トレンドとなります。そして、主要なトレンドとは、3つの段階(先行期・追随期・利食い期)から成立します。

ところが、ヘッドアンドショルダーでは、3つの段階の追随期が高値となって利食い期では十分に利食いできない状況となります。同様に、高値安値も切り上げ(切り下げ)られず、トレンドが継続することはありません。

つまり、ヘッドアンドショルダーとは、ダウ理論が成立しないパターンであり、トレンド転換を示現するテクニカル分析となるわけです。

ヘッドアンドショルダーが学べるおすすめの本

ヘッドアンドショルダーが学べるおすすめの本

テクニカル分析の参考書は数えきれないほど出版されていますが、基本的な内容であれば、基本書ということでそれほど大差はないのですが、ヘッドアンドショルダーを学べるというたぐいの参考書となると限られてきます。

そんな中でもおすすめなのは「マーケットのテクニカル分析」(ジョン・J・マーフィー著)です。多くのトレーダーが愛読するテクニカル分析の名著です。

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