シリコンバレーを代表するベンチャー・キャピタル(VC)のアンドリーセン・ホロウィッツ社、及び仮想通貨ファンドa16zの共同創設者であるアンドリーセン氏は、クリプト規制サミットで、インターネットの進化について語りました。
アンドリーセン氏によると、かつて米国の通信会社AT&Tの上級幹部と著名なサイエンティストが、「インターネットは、機能・スケールしなかったり、安全でないならば、決して存在し得ない。」と述べた事を例示した。その後、インターネットは世界中で発展しました。アンドリーセン氏は、この事を仮想通貨の現状に置き換えています。
仮想通貨も過去10年間で成長しましたがまだ初期段階です。多くの人はいまだに仮想通貨が安全ではないと信じているため、爆発的な採用は進んでいません。多くの消費者は、仮想通貨の使用が非常に困難に感じています。アンドリーセン氏は、インターネットも最初はかなり使用が困難だったと述べ、仮想通貨はインターネットの初期に比べれば使いやすいと指摘しました。
アンドリーセン氏はさらに、1993年まで商業目的のインターネットの使用が違法だったことを指摘した。合法化されてすぐ、数社がオンラインショップを試みましたが失敗しました。しかし、このアイデアを成功させたチームは大企業へと成長しました。アンドリーセン氏は、消費者にとって見つけやすい仮想通貨版のアマゾンやグーグルの必要性を訴えました。
彼はまた、インターネットはエコノミクスを発展させることができず、広告モデルに頼ってしまった事は「根本的な罪」だったと述べました。「仮に当時仮想通貨があったならば、集中型ゲートキーパーの必要性を排除する並列トランザクションシステムを確立できただろう。」と付け加えた。
アンドリーセン氏は、仮想通貨の主流の採用はかなり近いと信じています。暗号コミュニティには、経済成長のツールとなる上で必要なすべてのマテリアルが揃っていると結論付けました。
アンドリーセン氏の主張は、Twitter CEOジャック・ドーシー氏に同調しています。今年春にドーシー氏は、Apple製品が世界や特にミレニアル世代に与えた影響を指摘して、「ビットコイン、ブロックチェーン、デジタル通貨についても同じことが言える」と語りました。便利なツールのおかげで開発者は益々若くなると考えています:
「これらの技術が存在することを知る世代が成長し、プログラミングに信じられないほどアクセスしやすい環境が揃っている中で、次の10年間で大きな加速が起こると思う。」
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