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  • 2019/09/13
  • 2019/09/13
  • コイン東京編集部 コイン東京編集部

米CME、ビットコイン先物契約のポジション制限倍増を申請、最大10,000 BTC相当に

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ビットコイン先物契約をCMEが倍増-仮想通貨ニュースサイト コイン東京
12日、CME(シカゴ・マーカンタイル取引所)のビットコイン先物契約のポジション制限を増やす意向が明らかになりました。

米国商品先物取引委員会(CFTC)宛てのレターによると、CMEは投資家のポジション制限を1か月あたり1,000契約から2,000契約に拡張したいと述べています。各契約は5 BTC(ビットコイン)単位なので、トレーダーの最大エクスポージャーは5,000 BTCから10,000 BTC(現在110億円相当)に倍増します。
ソース:CME

ビットコイン先物契約のポジション制限

CMEのマネージングディレクター兼最高法務顧問クリストファー・ボウウェン氏によると、CFTCが申請を拒否しなければポジション制限の拡張は9月30日に発効し、2019年10月の契約から適用されます。

スポークスマンによるとCMEのビットコイン先物は、1日平均7,100枚の平均取引量を示しています。CMEはビットコイン先物市場が成長する余地があると考えています;

「現金決済のCMEビットコイン先物市場の著しい成長、及び基礎となるビットコイン市場の分析に基づいてこれらの制限を拡大しようとしています。」

CFTCによると、ポジション制限は先物商品を支える商品の「過度の投機」を防ぐように設計されています。これらの制限がないと、特定の先物契約における過度の投機が原資産の価格を突然変動させる可能性が懸念されています。

CFTCのウェブサイトによると、一般的に市場操作の脅威が存在しないか非常に少ない市場では、ポジション制限は必要がないものです。11日のCMEの動きは、ビットコイン市場の成熟を示唆しており、市場理解が深まった兆候と見ることができます。

今年4月以来、ビットコイン価格の上昇に伴って、CMEビットコイン先物の取組高も増加しました。2019年の初めから、1,200以上のトレーダーがプラットフォームに登録しました。スポークスマンはCoindeskに対して、「これは、ビットコインの価格リスクを取引・ヘッジするための追加の柔軟性を、顧客・機関投資家・およびエンドユーザーに提供するもう1つの方法です。」と述べました。

フォーブスによると、CMEは2019年に毎日平均7,237枚のビットコイン先物契約を記録しており、前年比132%の増加となっています。5月13日には33,677契約(1,689,000 BTC:13億ドル)で最高記録を観測しました。


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