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  • 2019/09/21
  • 2020/01/26
  • コイン東京編集部 アナリスト(仮想通貨、金融) 千石先生

酒田五法とは-Fxで勝率を上げる活用法や酒田五法チャートパターン一覧表

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酒田五法とは-Fxで勝率を上げる活用法や酒田五法チャートパターン一覧表
酒田五法は江戸時代に考案され、200年以上経過した今なお、株式やFXはもちろん仮想通貨におけるテクニカル分析で使われる手法です。

大きく5つのチャートパターンから構成され、簡単に買いサイン、売りサインを判断できることから、幅広く投資家から支持されています。

本記事では、そんな酒田五法の5つのチャートパターンを紹介して基礎を身に着けて頂くとともに、実践的な分析手法、FXで勝率を上げる活用法をご紹介します。

酒田五法とは-Fx等で勝率を高めるポイントを解説

まず、酒田五法について簡潔に説明し、これをチェックすれば酒田五法の基本を抑えることができる、5つのチャートパターンを説明していきます。

5つの基本形を抑えるだけで即効性があるのが酒田五法。初めて酒田五法に触れる投資家の方にも、わかりやすく説明していきます。

酒田五法とは”ローソク足を用いたチャート分析手法”

酒田五法とは、ローソク足を用いたチャートの分析手法で、「さかたごほう」と読みます。

酒田五法は、江戸時代1724年に生まれ、後にコメ相場の天才相場師と呼ばれた山形県酒田市出身の本間宗久氏によって考案されました。酒田五法は、考案者の出身地をとって名づけられました。

酒田五法は、ローソク足の形状から大きく5つにパターン化されているため、わかりやすい点が特徴です。投資初心者やチャート分析の知識をこれから身につけようという投資家でも、買いサイン、売りサインを手軽に把握できます。

考案から200年以上経過した今においても、株やFX、商品などの金融商品のチャート分析で用いられていますが、それだけ投資家から支持を獲得していることの裏返しなのです。

酒田五法には5つのチャートパターンがある

酒田五法は、「五法」とある通り、大きく分けて5つのチャートパターンから構成されています。

5つのチャートパターンは、三山(さんざん)」「三川(さんせん)」「三空(さんくう)」「三兵(さんぺい)」「三法(さんぽう)」です。

これら5つのチャートパターンを抑えるだけで、買いサイン、売りサインを見分けることができるようになります。取り入れやすく、即効性のある分析手法と言えます。

まずは、酒田五法5つのチャートパターンを実際のチャートをもとに見ていきましょう。

酒田五法一覧表

次に、酒田五法の5つのチャートパターンを実際のチャートを元に見ていきましょう。

三山(さんざん)【売りサイン】

酒田五法-三山(さんざん)

三山は、上昇相場で出現した場合、それまで続いてきた上昇トレンドが止まり、価格が天井圏に達したことを示すサインです。トレード上は売りサインです。

チャートに示した①、②、③の通り、3つの山を作るのが特徴です。赤い線を突破できるほどの買いが入らず、売りに押されいます。「トリプルトップ」とも言います。

しかし、だましの場合もありますので注意が必要です。オレンジ線をネックラインといいますが、このネックラインを割り込んだ段階ではじめて、天井を打ち下降トレンドに転じたと判断します。

買いポジションの利益確定の場合、3つの山を作った時点で利益確定の判断をするのが妥当です。しかし、空売りでエントリーする場合、だましによる損失を回避するためにネックライン割れを確認後をお薦めします。

三川(さんせん)

酒田五法-三川(さんせん)

三川は、下落相場で出現した場合、それまで続いてきた下降トレンドが止まり、価格が底値圏に達したことを示すサインです。トレード上は買いサインです。

チャートに示した①、②、③の通り、3つの谷を作るのが特徴です。谷には川が流れていることから、三川と名づけられました。赤線で引いたラインで下げ止まり、買い支えられています。「トリプルボトム」とも言います。

しかし、三山と同様にだましの場合もあります。オレンジ線のネックラインを突破した段階ではじめて、下降トレンドから転換したと判断できます。だましによる損失を回避するためにも、ネックライン突破を確認後のエントリーをお薦めします。

三空(さんくう)

三空には、買いサインの「三空叩き込み」、売りサインの「三空踏み上げ」の2パターンがあります。

酒田五法-三空(さんくう)

買いサインの三空踏み上げでは、青い丸で示した窓を3回空けているように、売り圧力が強まっていることを表しています。トレード上は買いサインです。

窓とは、その日の始値が前日の終値から乖離した場合に発生する間隔。窓を3回空けるほどの売りが入って急落していますが、上昇トレンドへの転換を表します。「下げすぎ」との心理が働くこと、または値ごろ感が生まれることによって買いが入りやすくなります。急落している最中では、さらに下落するのではという恐怖心が働きますが、三空叩き込みが出現した場合は買い場です。

対して売りサインの三空踏み上げでは、同様に青い丸で示した通り窓を3回空けて買い圧力が強まっていることを表しています。トレード上は売りサインです。

急騰している最中では、まだ上がるのではと期待しがちですが、「上がりすぎ」との心理が働くこと、または過熱感が生まれることによって売りが入りやすくなります。急騰している最中では、まだ上がるとの期待感が生まれやすくなりますが、三空踏み上げが出現した場合は売り場です。

三兵(さんぺい)

三兵には、買いサインの赤三兵(あかさんぺい)と、売りサインの黒三兵(くろさんぺい)の2パターンがあります。

酒田五法-三兵(さんぺい)

買いサインの赤三兵は、緑色のローソク足で示された陽線が3本連続で出現したパターンを指します。

陽線が3本続くほど買い圧力が強まっており、上値追いが鮮明となっています。底値圏で赤三兵が出現した場合、それまで続いた下降トレンドからの転換を示唆し、トレード上は買いサインです。

対して売りサインの黒三兵は、赤色のローソク足で示された陰線が3本連続で出現したパターンを指します。

陰線が3本続くほど売り圧力が強まっており、下値を模索する動きとなります。天井圏で黒三兵が出現した場合、それまで続いた上昇トレンドからの転換を示唆し、トレード上は売りサインです。

赤三瓶、黒三平とあるように「赤」と「黒」と色がついています。考案された当時、陽線のローソク足は白色または赤色、陰線のローソク足が黒色であることから、それぞれ赤三兵、黒三平と呼ばれています。

三法(さんぽう)

三方には、買いサインの上げ三法(あげさんぽう)と、売りサインの下げ三法(さげさんぽう)の2パターンがあります。

酒田五法-三法(さんぽう)

買いサインの上げ三法は、直近高値を抜いて上昇し、さらなる上昇を示唆しています。トレード上は買いサインです。

①で示した大陽線をつけた後、いくつかの陽線や陰線を挟み、その後①の大陽線を上抜ける陽線が表れました。オレンジ色の線が①の高値ですが、この高値を突破したことで、その後上昇が加速しやすくなります。

対して売りサインの下げ三法は、直近安値を割り込んで下落し、さらなる下落を示唆しています。トレード上は売りサインです。

②で示した大陰線をつけた後、いくつかの陽線や陰線を挟み、その後②の大陰線を下抜ける陰線が表れました。オレンジ色の線が②の安値ですが、この安値を割り込んだことで、その後下落が加速しやすくなります。

1分足、5分足、1時間足など複数の時間軸で分析することが重要

酒田五法で分析するうえで、一つの時間軸だけではなく、複数の時間足で分析することが重要です。勝率アップにもつながります。

チャートには1分足、5分足、15分足、1時間足、日足、週足、月足と、様々な時間軸があります。

いずれかひとつの時間軸だけで分析したのでは、判断を誤る可能性があります。例えば、買いサインを表す赤三兵は底値圏で出現した場合に限って有効ですが、底値圏にあるかどうかを判断するためにはより長い時間軸での確認が必須です。1時間足で赤三兵が出現した場合、日足や週足を確認しなければ底値圏にあるかどうかの判断はできません。

1つの時間軸のみで分析したのでは、有効ではないサインを有効であると誤った判断を下してしまう可能性が生じてしまいます。誤った判断、そして無駄な損失を発生させないためにも、複数の時間軸で分析し、精度を高めましょう。

酒田五法は本で手軽に確認できる

酒田五法は本で手軽に確認することができます。酒田五法についての代表的な書籍は『酒田五法は風林火山-相場ケイ線道の極意』(日本証券新聞社)です。

実際のチャートを用いながら買いサイン、売りサインを解説していますので、チャート分析の初心者にもお薦めです。ローソク足を使ったテクニカル分析のバイブルとも言える本です。

初心者からの評価も高く、チャート分析の入門書としてもお薦めできます。

酒田五法はアプリでも読むことができる

酒田五法は、アプリでも気軽に読むことができます。上記で紹介した『酒田五法は風林火山』アプリ版がリリースされています。

ほかにも、酒田五法の基本的な解説に加えて実際の銘柄のチャートに合わせて解説した実践的なアプリもあります。お試しできるのがアプリのメリット。ご自身が見やすい、わかりやすいと感じたアプリを選択しましょう。

酒田五法をチャートパターンごとに検証

次に、酒田五法5つのチャートパターンで示される買いサインと売りサインが、本当に使えるのかどうかを検証していきます。

取り上げるチャートはいずれも実際の通貨のチャートです。まずは買いサインから見ていきましょう。

買いサイン

まずは買いサインから。ご紹介した「三川」、「赤三兵」、「上げ三法」の順に検証します。

三川

酒田五法-三川

イーサリアム(ETH)の日足チャートで2017年7月10日~8月5日にかけて、買いサインを示す三川が出現しました。

上記「酒田五法には5つのチャートパターンがある」欄で説明した三川のチャートでは、①、②、③の3つの谷の底が同じ価格水準にありました。しかし、上記イーサリアム(ETH)のチャートでは②の谷底が①、③と比較して深くなっています。②の底が最も安いチャートパターンは三川の中でも「逆三尊」と呼ばれます。

三川を確認した8月5日の翌営業日8月6日の始値は2万7,938円でした。この時点でオレンジ色で示したネックラインを突破しており、買いサインを示す三川は成立。価格はそのまま上昇し続け、8月9日には高値3万4,875円まで上昇しました。

赤三兵

酒田五法-赤三兵

ビットコインキャッシュ(BCH)の日足チャートで2018年4月18日~4月20日にかけて、買いサインを示す赤三兵が出現しました。黄色で示した部分が赤三兵です。

赤三兵が観測された4月20日の翌営業日4月21日の始値は12万637円でした。価格はそのまま上昇を続け、4月24日には高値17万1,924円まで上昇。その後も調整を挟みながらも上値追いが続き、5月6日には20万954円まで上昇しました。

赤三兵の3本目のローソク足に上髭を付けることもなく、順当に赤三兵が買いサインとして機能した事例となりました。

上げ三法

酒田五法-上げ三法

ビットコイン(BTC)の1時間足チャートで7月2日17時~23時にかけて買いサインを示す上げ三法が出現しました。

7月2日17時に②で示した大陽線が出現し、オレンジ色の線で示した通り①の陽線の高値を突破しました。

①の陽線の高値である111万1,362円を突破すると上昇が加速し、113万9,810円まで上昇。その後も上値追いが続き、7月4日9時には130万228円まで上昇しました。

上げ三法を確認後、約18万8,000円幅の上昇となり、買いサインとして機能しました。

売りサイン

次に売りサインです。ご紹介した「三山」、「黒三兵」、「下げ三法」の順に検証します。

三山

酒田五法-三山

リップル(XRP)の日足チャートで2019年5月14日~7月10日にかけて、売りサインを示す三山が出現しました。

上記「酒田五法には5つのチャートパターンがある」欄で説明した三山の通り、①、②、③の山はいずれも同じ価格水準に位置しています。

三山が確定した7月10日の翌営業日7月11日の始値は39.2円でした。オレンジ色で示したネックラインを割り込んでおり、この時点で三山は成立。その後も下値模索は続き、7月16日には安値30.6円まで下落し、三山が売りサインとして機能した事例となりました。

黒三兵

酒田五法-黒三兵

ビットコインキャッシュ(BCH)の日足チャートで11月7日~9日にかけて売りサインを示す黒三兵が出現しました。黄色で示した部分が黒三兵です。

黒三兵が観測された11月9日の翌営業日11月10日の始値は6万1,300円でした。10日こそ反発して陽線をつけましたが、その後は再び下落に転じ、14日には大陰線をつけて4万5,772円まで下落。その後も下値模索は止まらず、12月15日には8,321円まで下落しました。

黒三兵の3本目の陰線では下髭を付けており、黒三兵が不成立となる可能性は残っていました。しかし、すぐにオレンジ色の線で示した黒三兵3本目のローソク足の安値を割り込み、下げが加速していきました。仮に黒三兵3本目のローソク足の安値を割れずに踏みとどまった場合、黒三兵はだましであった可能性がありました。

下げ三法

酒田五法-下げ三法

トロン(TRX)の日足チャートで2018年5月23日~28日にかけて、売りサインを示す下げ三法が出現しました。

5月28日に②で示した大陰線が出現し、オレンジ色の線で示した通り①の陰線の安値を割り込みました。

①の陰線の安値である7.1円を5月28日に割り込むと下落が加速し、5月29日には安値6.1円まで下落。その後も下値模索が続き、6月13日には安値4.13円まで下落しました。

下げ三法を確認後、2.39円幅の下落となり、売りサインとして機能しました。

チャートの形だけ覚えても酒田五法は使えない

酒田五法のチャートパターンを覚えたからといって、それだけでは使えません。

買いサインや売りサインが出現してもだましのケースもありますし、サイン成立の前提となる天井圏や底値圏の見極めも簡単ではありません。チャートには通貨によっては癖があり、さらに、酒田五法の買いサイン、売りサインが点灯する頻度も高いとは言えません。

重要なことは、実際に通貨ごとにチャートを確認し、通貨ごとに酒田五法のどのサインの勝率が高いのかを把握することです。通貨ごとに傾向を把握できれば、あとはより勝率の高いサインの出現を待ちます。サインが成立していない状態で慌ててトレードするのはご法度です。

しかし、実際のところ、酒田五法を用いてチャート分析をする場合、チャートをチェックするための時間が日々求められます。限られる時間の中、毎日チャートを分析するのは大変です。そこで役立つのがインジケーターです。

FXやバイナリーでも利用されるインジケーターで勝率アップが狙える

FXやバイナリーでも利用されているインジケーターを利用することで、分析の手間を省き効率的に、勝率アップが狙えます。

インジケーターは、酒田五法に基づいて買いサイン、売りサインを自動的に検出し、教えてくれます。チャートに張り付いてチェックする必要もなく、自動的に検出した買いサイン、売りサインの点灯を待つだけ。

酒田五法を用いたインジケーターは複数リリースされており、無料と有料のインジケーターがあります。まずは無料のインジケーターを試し、使いやすいインジケーターについて有料での利用を検討してみて下さい。

多くのインジケーターは、プログラミングの知識不要で無料で使える「MT(メタトレーダー)4」というチャートのツールに対応しています。無料でできるデモトレード機能もありますので、まずは練習からお試しで使うことも可能です。

ご自身のトレードスタイルに合ったインジケーターを見つけ、勝率アップにつなげて下さい。

















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