WEG BankのCEO、マシアス・フォン・ハウフ氏によると、プログラムは現在サンドボックスでのテスト段階にあり、小売業者のアプリケーションを受け入れています。WEG Bankのフィンテックブランチ「TEN31」が管理するアプリは、2020年初旬に公開予定です。
「利用者が銀行の顧客である必要はありません。私たちがしていることは、バックグラウンドで規制の枠組みを提供することです。小売業者が仮想通貨を受け取った際、選択すれば、銀行口座に実際にフィアットを受け取れます。」
オーストリアで仮想通貨POSデバイスを提供するプログラムパートナーのSalamantexを通じて、小売業者は自分のウォレットに仮想通貨支払いを送信し、銀行口座でフィアットを受取る。
このプログラムはビットコイン、ライトコイン、および他のいくつかの暗号資産がサポートされる見込みです。フォンハウフ氏は計画の全体像について、次のように付け加えました。
「POS端末だけに限定するつもりはありません。オンラインチェックアウト、ATMも対象とします。現在、取引所を銀行に統合する方法についても調査中です。」
プランの一つには、出資するNimiqやTokenPayが保有するDEX(分散型取引所)インフラへの接続も検討されています。
Nimiqは、2017年のトークンセールで約1280万ドル(約14億円)を調達しました。チームは、2017年のICOで獲得した資金のうち約380万ドル相当をWEG Bank AGの9.9%の株式取得に費やしました。
2018年5月、匿名性とセキュアなウォレットを組み込んだ高度な支払いシステムを構築するTokenPay Swiss AG(PAY)は、ドイツの銀行「WEG Bank AG」と提携して、その9.9%の株式を取得しました。当時、規制当局の承認を待って全体で90%まで購入できるオプションも得ていました。その後PAYはLitecoin財団と提携して、LTCの創設者チャーリー・リー氏は銀行がWEGの取締役会に加わりました。
今年3月、WEG Bankが何らかの形でリスク(Lisk)プロジェクトと協力している可能性が報じられました。トークンペイのデレク・カポCEOによると、銀行は実際に彼らのシステムで暗号企業をテストしているという。WEG Bankは小規模ですが、協力している委員会の下、800の銀行からなるネットワークへ、暗号システムの展開を視野に入れていると語りました。
「…(これにより)銀行が他の暗号会社と協力して、コミュニケーションを取ることが出来るインフラストラクチャーを持つことを可能にする。」
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