10月2日にリリースされた「開発者向けXpringプラットフォーム」について、Xpringのイーサン・ビアード氏は、Amazon Web Services(AWS)と同様に仮想通貨ベースの決済ソリューションを統合するツールを提供すると述べた。AWSは、クラウド環境でスケーラブルなアプリケーションを作成するツールを提供する。
「Xpringは、マネーをアプリに統合する際の手間と煩わしさを排除するように設計されています...マネー向けのAWSのようなものです。ブロックチェーンや仮想通貨の開発者だけでなく、世界中の2,300万人の開発者に向けたプラットフォームです。」
RippleはXRPとILP(インターレジャー・プロトコル)のユースケースの拡大を図っています。ILPは、異なる台帳間で価値を移転する際に、互換性を提供するオープンでユニバーサルなプロトコルです。米ドルなどのフィアットやXRPやイーサリアム等の仮想通貨間の相互運用性を実現する。
「具体的には、このプラットフォームで目指しているのは、開発者にさまざまなツール、サービス、プログラムを提供し、XRPレジャーでの構築とILPの活用を容易にすることです。最終的には、Xpringプラットフォームが、今日のテキスト、画像、動画と同じコアレベルでインターネットにお金をもたらすことを望んでいます。」
Ripple社の主な目標は、ウェブ上でシンプルで高速な価値移転を提供する事です。ベアード氏によると、Rippleは2つの主要な領域を持っている。1つは「RippleNet」、Rippleの金融機関向けのグローバルな支払いネットワークです。もう1つが2018年に設立したXpringです。Xpringは、XRPを使用し、ILPなどの技術を使用する企業のエコシステムを拡大するため、最善の方法を模索しています。
Xpringはブロックチェーンおよび仮想通貨関連企業へ5億ドル以上を投資してきました。最新の投資には、暗号管理のスタートアップTowo Labs、分散型デリバティブプラットフォームVega Protocol、モバイルウォレットプロバイダーBRDが含まれます。
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