BitMEXは、暗号資産のレバレッジトレード(信用取引)に特化した取引所です。今回はBitMEXを使う際に必ず必要になる入出金方法を詳しくチェックしていきましょう。
初めてBitMEXを使う人は特にしっかり確認しておくことをオススメします。利用時によくあるトラブルについても紹介するので、こちらも必見です!
レバレッジトレードについて詳しく知りたい方は以下の記事で詳しく解説しています。
仮想通貨FXとは-レバレッジ取引のやり方~おすすめ取引所/税金対応を解説
BitMEXを利用する大きなメリットは、最大レバレッジ100倍でトレードできるというものです。
暗号資産のレバレッジトレードを提供している取引所はいくつも存在しているものの、レバレッジ倍率が最大でも4倍程度であることが多いため、BitMEXの100倍は魅力的に感じるでしょう。
なお、BitMEXについて詳しく知りたい人は以下の記事もあわせて参考にしてください。
【初心者でもわかる】BitMEXの使い方(ログイン、チャート確認、入金)、手数料、評判を徹底解説
最初に、BitMEXに証拠金を入金する方法についてチェックしていきましょう。BitMEXでレバレッジトレードを行う場合は、必ず証拠金を入金しなければならないので、あらかじめしっかり確認しておいてください。
レバレッジ取引で良く聞く「証拠金」について、以下の記事も参考にしてみてください。
証拠金維持率-計算方法やレバレッジ取引時のロスカットの目安などを解説
BitMEXにおいて、証拠金として入金できるのはビットコイン(BTC)のみです。法定通貨やアルトコインは証拠金として利用できないので、BitMEXを利用する際は証拠金用のビットコインをあらかじめ準備しておきましょう。
BitMEXでは、ビットコインのティッカーシンボルであるBTCではなくXBTという単位が用いられます。1BTC = 1 XBTなので、あらかじめ覚えておけば入金時に迷うことを防げます。
BitMEXでは、証拠金としてビットコインを入金する際に手数料がかかりません。ただし、他の取引所やウォレットから送金する際にかかるトランザクション手数料は必要になるので注意してください。
正確には「トランザクション手数料のみで入金できる」といえるでしょう。
ビットコインの最低入金額は0.0001 BTCです。したがって実際に入金する際には、0.0001 BTC + トランザクション手数料が必要になります。送金する前にはウォレットの残高が足りているかをしっかり確認しておきましょう。
それでは、実際にBitMEXにビットコインを入金する方法をチェックしていきましょう。実際に使う段階になって迷わないように、あらかじめ確認しておくことをおすすめします。
今回は国内取引所のbitFlyerからBitMEXに送金する方法を確認しましょう。
まずはbitFlyerを利用してビットコインを購入しましょう。購入するための手順は次の通りです。あらかじめbitFlyerにログインした状態で以下の通りに操作してください。
bitFlyerにログインしたら、右サイドに表示されている売買メニュー一覧から「bitFlyer Lightning」を探してクリックしてください。
bitFlyer Lightningを開いたら以下の手順で操作してください。
上記の手順で発注が完了するので、無事にトレードが成立したら購入完了です。次にBitMEX側で入金を受け入れるための準備を行いましょう。
BitMEX側では、あらかじめビットコイン入金用のアドレスをチェックしておく必要があります。具体的な手順は以下の通りなので、ログインして操作してください。
BitMEXにログインすると上記のようなトレードページが表示されます。ページ上部のメニューに「アカウント」があるので、これをクリックしてください。
アカウントをクリックすると管理画面が開くので、ウォレット欄にある「入金」ボタンをクリックしましょう。
入金ボタンをクリックすると上記のようなページが開きます。コードの下に入金用のアドレスが表示されているので、これをコピーしておいてください。アドレスを間違えるとビットコインが失われるので、十分に注意しましょう。
アドレスのコピーが完了したら、再びbitFlyerに戻ります。
続いてbitFlyer側で出金手続きを行い、BitMEXにビットコインを送金しましょう。送金手続きは以下の手順で行います。
bitFlyerにログインしたら、右サイドのメニューの下の方にある「入出金」ボタンをクリックしてください。
入出金画面を開いたら、通貨の種類を選ぶプルダウンメニューから「ビットコイン」を選択してください。次にその下にある預入・送付ボタンから「送付」を選択します。
その後、アドレスを登録すると書かれているボタンをクリックしましょう。
上記の画像のようなアドレス追加画面が表示されたら、ビットコインアドレスと書かれている欄にBitMEXの入金用アドレスを入力します。前述した手順でコピーしておいたものをペーストするだけでOKです。
アドレスの入力ミスによるビットコイン紛失を防ぐためにも、必ずコピペで入力することをおすすめします。
アドレスの登録が完了したら、再びビットコインの送付ページに戻ります。登録したアドレスが表示されているはずなので、そのアドレスをクリックして選択してください。
アドレスを選択すると送金画面が表示されるので、BitMEXに送金したい数量を入力しましょう。入力するとトランザクション手数料と合計金額が表示されるので、残高が足りているかどうかを確認します。
残高に問題がなければ送金ボタンをクリックしてください。クリックするとブロックチェーンにブロードキャストされるため、トランザクション処理が完了したら着金するでしょう。
なお、ブロックチェーンが混雑している場合は優先度を「高い」~「最高」に設定して追加の手数料を支払うことをおすすめします。そうすることによって着金遅れを防ぎやすくなるでしょう。
BitMEX側で着金を確認したらビットコインの入金は完了です。入金したビットコインを証拠金として使ってトレードしてください!
続いてBiMEXから出金する方法を紹介します。トレードで得た利益を出金する場合は、この方法を利用してください。
BitMEXには出金を行う際にいくつかのルールが適用されます。このルールによって出金に時間がかかることがあるため、あらかじめチェックしておくことをおすすめします。
入金時と同様に、出金できる暗号資産はビットコインのみです。法定通貨やアルトコインは利用できないので注意してください。出金時には、ビットコインを受け取れるウォレットのアドレスを準備しておきましょう。
最近よく聞く暗号資産とは?以下の記事で詳しく解説しています。
暗号資産とは仮想通貨の正式名称-今後予想される税制の動き等ニュースを詳しく解説
BitMEXでは、セキュリティ向上のために全ての出金手続きを手動で行っています。そのため、1日1回しか出金処理が行われないので注意してください。1日に複数回の出金申請を行った場合は、一括して処理されます。
2019年12月時点では、日本時間で毎日22:00頃に出金が行われます。時間を過ぎると翌日の出金に回され、出金先のウォレットに反映されるまでにかなりの時間がかかるので注意しましょう。
出金には手数料がかかり、最低0.0002 XBTになっています。0.0002 XBT以上で任意の金額を設定できるものの、支払う手数料が少ないと着金するまでにかなりの時間がかかるので注意してください。
ブロックチェーンが混雑している状況で速やかに着金させるためには多くの手数料が必要になるため、手数料を節約したい場合はトランザクションの状況をチェックし、混んでいないときに出金しましょう。
BitMEXから実際に出金する際の手順は以下の通りです。出金先のウォレットのアドレスを確認した上で、出金手続きを行ってください。
まずはいつもどおりBitMEXにログインしましょう。ログインしたらトップページ上部にあるメニューから「アカウント」を選択してクリックします。
アカウントページを開いたら、左サイドのメニューから「出金」を選択してください。
次に、出金先のウォレットのアドレスを入力します。入力する際には誤送金防止のためにもコピペで入力するのがおすすめです。入金時と同様に、アドレスを間違えるとビットコインが失われるので細心の注意を払ってください。
送金手数料をビットコインネットワーク料金の欄に入力し、最終確認後に「送信する」ボタンをクリックすれば手続き完了です。なお、2段階認証(2FA)を利用している場合はコードの入力が必要になるため、表示される指示に従って入力してください。
BitMEX側で出金処理が行われ、トランザクション手続きが完了したらウォレットに着金するでしょう。
間違えて出金手続きを行った場合など、何らかの理由で出金をキャンセルしたいと思うことがあるかもしれません。出金をキャンセルするための手順は以下の通りです。
基本的に、出金処理が行われる時間までであればキャンセルすることができます。処理が行われてしまうとキャンセルできないため、間違いに気づいたら早めにキャンセルしましょう。
BitMEXにビットコインを入金しようとするとトラブルが発生することがあります。起こりがちなトラブルは以下の通りなので、あらかじめ対処法を確認しておくのがおすすめです。
それぞれの現象が発生する原因と対処法をチェックしていきましょう!
送金したビットコインが長時間反映されない場合に考えられるのは「ブロックチェーンの混雑によるトランザクション処理遅延」です。この場合は完了するまで待つしかないため、時間を空けてから確認しましょう。
送金遅延が疑われる場合は、以下のページにトランザクションID・送金元アドレス・送金先アドレス(BitMEXのアドレス)のいずれかを入力してトランザクションの状況を確認してください。
問題なく処理が進んでいればいずれ着金するでしょう。トランザクションが見つからない場合は、そもそも出金処理が行われていない場合や入力ミスで失われた可能性があります。その場合は出金元のウォレットの履歴などを確認してください。
BitMEXでアドレスを確認しようとした場合に「timeout」と表示されてアドレスが確認できない場合、サーバ側のエラーが考えられます。
サーバエラーの場合は復旧を待つ必要があるため、時間を空けて再度アクセスしてください。念の為に一度ログアウトして再びログインしてチェックするのもおすすめです。
送金した金額と着金した金額が異なる場合に考えられるのは、単位の違いや入力ミスです。そのため、送金元の履歴を確認して送金額を確認してください。
また、送金額を手数料込みで設定するタイプのウォレットから送金した場合、着金額は手数料相当額が差し引かれた金額になります。こちらもあわせて確認してみましょう。
今回はBitMEXにビットコインを入金・出金する方法と注意点について詳しく紹介しました。BitMEXを利用する上で入出金は必ず必要になる手続きなので、しっかり覚えておくことをおすすめします。
ビットコインしか入金できないこと、出金作業が手作業なので時間がかかることなどいくつか注意しておくべきポイントがあるので、あらかじめ確認しておいてください。
入出金方法をしっかり覚えてBitMEXでレバレッジトレードを行っていきましょう!
20代男性、都内有名大学卒業後、貿易会社を経て独立。前職中に暗号通貨にハマる。現在はweb関連事業を行う傍ら、仮想通貨やFXトレードも兼業。好きなものはガジェット、ゲーム、自転車。暗号通貨や相場のことを分かりやすく説明することを得意とする。