COIN TOKYO

  • 2020/01/18
  • 2020/01/19
  • コイン東京編集部

ビットコインやアルトコイン高騰とロシアの首相交代を結び付ける見方

ビットコインやアルトコイン高騰とロシアの首相交代を結び付ける見方 +仮想通貨ニュースサイト コイン東京
今週のビットコインやアルトコインの高騰と、ロシアの政治的動向を結び付ける見方が出ている。

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ビットコインやアルトコイン高騰とロシアの首相交代を結び付ける見方

CNNによると、15日(現地時間)にドミートリー・メドヴェージェフ首相が、プーチン大統領に内閣総辞職を提出し、受理された。プーチン大統領は2024年の任期満了後に首相職を引き継ぐ計画のため、事前により多くの権力を下院に移すための憲法改正を提案していると見られている。メドヴェージェフ首相は総辞職の理由を「憲法改正に必要なすべての決定をプーチン大統領が下せるようにするため」としている。

ロシアのシンクタンクRANEPAのウラジスラフ・ギンコ(Vladislav Ginko)教授は、「ロシア閣僚の辞任は、裕福なロシア人の間でビットコインや他のコインへの関心を引き起こし、ビットコインを9,000ドルに導いた」と見解を示した。


昨年同じ人物は、「ロシア政府が2019年第一四半期に準備金で100億ドル(1兆1000億円)以上をビットコインに投じる」と主張していた。ギンコ氏の意見に対する反響はほとんどないが、ロシアの政治的変動が遠因となっていても不思議ではない。

ロシアはかつて暗号資産詐欺の温床とされ、特に2017、18年のICO(イニシャルコインオファーリング)ブームで、ロシアとアジアでは毎日のように発行されるトークンの「ポンプ&ダンプ」が活況だった。

ロシアで政治的不確実性が高まる直前にビットコインが上昇、BitcoinSVは暴騰
ロシアで政治的不確実性が高まる直前にビットコインが上昇、BitcoinSVは暴騰

新首相は暗号通貨の課税を検討

Project Syndicateによると、ロシア経済は輸出多様化の遅れ、大規模な資本逃避、2014年のクリミア併合後に課せられた制裁に関する外国直接投資の低下により、2019年の経済成長率が1%と予想されている。

経験的にビットコイン(BTC)は、経済の不確実性と弱い自国通貨に対するヘッジとして、利用されてきた。1月15日にロシアの主要な暗号資産取引所Exmoのビットコイン市場価格に9,024ドル、グローバル平均8,814ドルに対して2.3%のプレミアム価格で取引された。

これまでロシアで暗号資産取引ビジネスの産業化と規制を含む法律は確立されていなかった。暗号資産のOTC(相対取引)はロシアで合法でも違法でもなく、法的グレーゾーンで営業されていた。安価な電力コストを求めて、多くのビットコインマイナーもロシアに集まっていた。

ロシアの新首相ミハイル・ミシュスティン氏はロシア連邦税務局長官を務めた人物だ。RBC TVニュースによると、ミシュスティン新首相は交代直後の16日に、暗号通貨を使用するすべてのオペレーションに課税する意向を示した。

「暗号通貨を使用したオペレーションに課税し、あらゆる経影済的響を正しく評価する必要があると確信している。」

幾度の延期の末に規制法案は2020年春に公開予定となっている。今週初めに国家金融市場下院委員会のアナトリー・アクサコフ会長は、今春の暗号に関する法律を採択する可能性を「99%」と述べた。

17日のフォーブスに対して、ロシアの暗号資産取引所KickExの創設者Anti Danilevski氏はミシュスティン新首相の就任について、「投資家と企業にとってさらなる保護を導入すると見ている。彼らが今やろうとしていることは重要です」と語った。


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