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  • 2020/02/04
  • 2020/02/04
  • コイン東京編集部

テザー(USDT)の送金ボリューム急増とビットコイン上昇の相関性-AmbCryptoレポート

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テザー(USDT)の送金ボリューム急増とビットコイン上昇の相関性-AmbCryptoレポート +仮想通貨ニュースサイト コイン東京
仮想通貨メディアAmbCryptoは、ビットコイン価格とテザー(USDT)の送金ボリュームの相関性を指摘した。

テザー送金ボリュームの急増とビットコイン上昇の相関性

コインマーケットキャップのデータによると、2月4日に「テザー(USDT)」の時価総額は46億ドルを超えて、仮想通貨市場で6位にランクしている。仮想通貨取引所のUSDTペアの出来高の合計は355億ドル、ビットコイン(279億ドル)を上回って市場でトップとなっている。

AmbCryptoによると、イーサリアム上で発行されたテザー(USDTe)のブロックチェーン上の送金ボリュームが急増すると、数日以内にビットコイン価格の高騰が続く傾向があるという。この傾向は、取引所に送金されたテザー(USDT)を使ってビットコインが購入される可能性を示唆している。

ソース:CoinMetrics
ソース:CoinMetrics

上の図は1月14日にテザー(USDT)の送金ボリュームが急増し、翌日にビットコイン価格がピークに達したことを示している。AmbCryptoは過去のデータを遡って、テザー(USDT)のトランザクション急増にビットコインが7%以上上昇したケースをまとめた。

テザー取引額の急増後のビットコイン7%の上昇傾向:2019年8月1日~2020年1月15日
テザー取引額の急増後のビットコイン7%の上昇傾向:2019年8月1日~2020年1月15日

過去6か月間、9月3日を除く9個のデータポイントで、USDTのトランザクション金額が増加した翌日にビットコインは平均6%上昇してきた。

トレーダーの「b.biddles」はAMBCryptoに対して、この相関関係はb.biddlesはシグナルとして機能している可能性があると述べた。

「多くの場合、ボリュームスパイクは価格の上昇に伴って発生しているが、これは人々がポンプを追いかけているように見える。数日間でより多くの人々がFOMO(取り残されることへの恐れ)に駆られるため、USDT量が低下したとしても、価格は(数日間)上昇している。」

このモデルには2つの制限がある。ロング(買い)オンリーモデルであること、出口戦略がないことだ。b.biddlesは「後続する上昇をキャッチするためタイトなトレーリングストップ(ストップロスオーダーで設定している価格を自動で動かす機能)と、出口戦略としての広めのストップロス(損切)の組み合わせ」が必要と加えた。


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