COIN TOKYO

  • 2020/02/23
  • 2020/02/23
  • コイン東京編集部

ビットコイン1万ドルへの上昇を後押しか、中国レンディング市場でテザー(USDT)の需要が急増

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ビットコイン1万ドルへの上昇を後押しか、中国レンディング市場でテザー(USDT)の需要が急増   +仮想通貨ニュースサイト コイン東京
引用:RenRenbit
ビットコインの1万ドルへの上昇に伴って、さまざまな取引所でテザー(USDT)が不足する傾向が確認された。14日に中国ブロックチェーンメディア星球日報が伝えた。

テザー(USDT)の借入金利が上昇

「現在貸出可能額は213ドル、明日改めてください」
「現在貸出可能額は213ドル、明日改めてください」

1月以来、ビットコインは7,000ドル前半から10,000ドルまで上昇し、同価格レンジ内で推移している。これにより投資家のロング(買い)ポジションの需要が高まり、中国系の暗号資産取引所Huobi、Binance、OKExなどの取引プラットフォームでUSDTが不足したという。

中国のレンディングプラットフォームRenrenbitのチーフマーケティングオフィサーZi Cen氏によると、2020年1月以降、USDTのレンディング需要が急増しており、「RenRenbitは、在庫切れにならないように、12%の借入基本金利を維持している」と語った。

Huobiのレンディングページは実際にUSDTが不足していると報告した。C2C相対取引市場のテザーの価格乖離(プレミアム)率は1月15日の97.04%から2月14日の101.64%まで4.7%増加した。

OKExの先物データによると、現在のロングポジションは非常に高まっており、昨年10月の習近平感謝ラリーの勢いを上回っている。2月に入るとそのペースはさらに加速している。

ロング比率が昨年10月を越えて急上昇 引用:OKEX
ロング比率が昨年10月を越えて急上昇 引用:OKEX

多くの取引所はテザー(USDT)の借入金利を日毎金利から時間毎金利に切り替えて、取引の細分化にインセンティブを与えることで、より多くの投資家の需要に対処しようとしている。

レバレッジ取引のレンディング市場は、BinanceやBitMEXなどの『無期限先物(永久スワップ)』の資金調達レートと比べると安いため、ユーザーに選択されている。以下の表は、主要な取引所の借入金利と永久スワップ金利を集計している。

引用: 星球日報  2/14/20
引用: 星球日報  2/14/20

データから、OKExのレンディング率が日利0.23%(年利84%)で最も高く、永久スワップ市場ではGateの資金調達率が最も高い。

星球日報のアナリストKang Kang氏は2月14日時点に、2017年の強気市場の終わりと類似しているため、調整を迎えると予測していた。

“既に市場はより強気であり、センチメント指標は中立から貪欲に変化している。OKExの四半期契約の価格乖離率は5%に達し、2017年の最高値6%に近づいている。上昇の勢いは弱まっており、10,500ドルを短期的に突破することは困難、 BTCの過去の強気市場では、10%~40%の下落が頻繁に起きているため、注意が必要だ。”


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