1月以来、ビットコインは7,000ドル前半から10,000ドルまで上昇し、同価格レンジ内で推移している。これにより投資家のロング(買い)ポジションの需要が高まり、中国系の暗号資産取引所Huobi、Binance、OKExなどの取引プラットフォームでUSDTが不足したという。
中国のレンディングプラットフォームRenrenbitのチーフマーケティングオフィサーZi Cen氏によると、2020年1月以降、USDTのレンディング需要が急増しており、「RenRenbitは、在庫切れにならないように、12%の借入基本金利を維持している」と語った。
Huobiのレンディングページは実際にUSDTが不足していると報告した。C2C相対取引市場のテザーの価格乖離(プレミアム)率は1月15日の97.04%から2月14日の101.64%まで4.7%増加した。
OKExの先物データによると、現在のロングポジションは非常に高まっており、昨年10月の習近平感謝ラリーの勢いを上回っている。2月に入るとそのペースはさらに加速している。
多くの取引所はテザー(USDT)の借入金利を日毎金利から時間毎金利に切り替えて、取引の細分化にインセンティブを与えることで、より多くの投資家の需要に対処しようとしている。
レバレッジ取引のレンディング市場は、BinanceやBitMEXなどの『無期限先物(永久スワップ)』の資金調達レートと比べると安いため、ユーザーに選択されている。以下の表は、主要な取引所の借入金利と永久スワップ金利を集計している。
データから、OKExのレンディング率が日利0.23%(年利84%)で最も高く、永久スワップ市場ではGateの資金調達率が最も高い。
星球日報のアナリストKang Kang氏は2月14日時点に、2017年の強気市場の終わりと類似しているため、調整を迎えると予測していた。
“既に市場はより強気であり、センチメント指標は中立から貪欲に変化している。OKExの四半期契約の価格乖離率は5%に達し、2017年の最高値6%に近づいている。上昇の勢いは弱まっており、10,500ドルを短期的に突破することは困難、 BTCの過去の強気市場では、10%~40%の下落が頻繁に起きているため、注意が必要だ。”
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