NEM財団は日本市場を「世界で最も重要な拠点のひとつ」と位置づけており、新たに各分野のスペシャリスト3名を起用して日本チームを強化した。チームは今後、国内企業や地方自治体との提携や共同開発を進める。
日本代表を務めるケビン・ニューマン氏は、起業家やエンジェル投資家として、フィンテック-デジタル資産-ブロックチェーンに関与してきた人物で、事業開発の戦略・執行担う。20年以上にわたる日本永住者だ。大手外資証券、テックスタートアップのバイアウトの経験があり、ブロックチェーン業界の国内外のスタートアップを支援してきた兼髙悦子氏は広報責任者を務める。公開されていないが、NEM財団はもう1名、コミュニティマネージャーを日本チームに起用する。
兼髙氏によると「日本チームは日本国内の強いコミュニティ、エンタープライズ、NEMエコシステムを繋ぐハブとして機能し、日本マーケットを中心にアジアマーケットにおける『可能性の拡大』を実現するための戦略を推進」する。
ニューマン氏は新型コロナウイルスによってリモートワークへの関心が高まっている事に触れて、NEMブロックチェーンの『アポスティーユ』を使って「テレワークやリモートワークを行う個人の勤務実態の証明などが従来より迅速・効率に実施可能」と述べた。アポスティーユは、Symbolの機能を活用した公証機能で、文書の改ざんを抑止したり、権利の譲渡などをブロックチェーン上で安全に行える。
リリースによると、2015年3月にジェネシスブロックが形成されたNEMブロックチェーンは、合意形成方法に通貨の保有量と取引状況を重視するプルーフ・オブ・インポータンス(Proof of Importance)を採用する。仮想通貨ネム(XEM)はビットコインなどのPoW(Proof of Work)と比較して環境負荷が低い特性がある。
NEMブロックチェーンは2020年内に『誰でも容易に操作できるブロックチェーンプラットフォーム(Symbol)』をローンチする見通しだ。Symbolを利用すると、素早く・安全に、WebAPI/SDK経由で新規サービスや既存サービスにブロックチェーン機能を組み込むことができる。
関連記事
仮想通貨ネム(XEM)はまもなくゴールデンクロス、2020年はブレイクアウトの年に-Brave New Coin
仮想通貨ニュースサイトのコイン東京では、ビットコインやリップル等仮想通貨にまつわる最新速報やプロトレーダーによる仮想通貨価格チャートの分析&解説、注目プロジェクト等のインタビューなど様々なコンテンツをお届けしています。
ネム(XEM)レジスタンスライン突破で30%超の暴騰!次に控える...
コイン東京編集部 2021/02/20
ネム(XEM)約15%の急騰から戻り高値更新!目前に強力なレジス...
コイン東京編集部 2021/02/18
仮想通貨ネム(XEM)の次世代チェーンSymbolのローンチが2月...
コイン東京編集部 2020/12/31
ネム(XEM)の次世代トークン「シンボル(XYM)」の上場が既...
コイン東京編集部 2020/12/15
仮想通貨ネム(XEM)が週間50%増加、2018年4月の高値を目指す
コイン東京編集部 2020/12/06
リップル大暴騰から急落か!BTC,ETH等気になる仮想通貨相場の...
コイン東京編集部 2020/11/27
コインチェック、仮想通貨ネム(XEM)の新トークン(XYM)申...
コイン東京編集部 2020/11/05