11日にスイスでWHO(世界保健機関)のテドロス事務局長は、「新型コロナウイルスはパンデミックといえる」と述べた。NY株式市場でダウ平均株価は5.8%以上急落、S&P 500は4.9%減少した。米国の飛行機メーカーのボーイングは、24時間に18%以上減少した。
Dow reaches bear-market territory on a nearly 1,500-point skid, ending record 11-year stock rally https://t.co/e5GvMT2iuL
— The Washington Post (@washingtonpost) March 11, 2020
ダウは直近高値を20%以上下回っており、11年間の記録的な株価上昇を終えて弱気相場入りが鮮明と伝えられている。
IHS Markitのエコノミストは、アウトブレイクがすでに低成長となっていた欧州を不況に追い込み、米国の成長率を1.8%に低下させる可能性があると警告した。「COVID-19の世界的な広がりは、2020年初頭に世界経済が直面する唯一の最大のリスクです」。世界の成長率は先月予想された2.5%から今年は1.7%に減速する可能性が高いと加えた。
11日、英国のリシ・スナック財務相は新型コロナ対応で4兆円規模の敬愛対策を発表し、英中銀は金利の緊急引き下げを発表した。
米ドナルド・トランプ大統領は給与税減税を検討しているが、ホワイトハウスと議会はまだ経済的救済の合意に達していない。11日にムニューチン財務長官は、政府として減税や融資保証、休業補償、中小企業や航空・観光業などへの支援を含む数千億ドル規模の経済対策を検討中と述べた。
連邦準備制度理事会は先週、資金の流れを維持するためにリーマンショック以来初めて緊急金利引下げを行っていた。
株価下落に連動するビットコインについて、専門家はさほど悲観的ではない。仮想通貨分析会社Messariのチャオ・ワン氏は、ビットコインの下落が「2週間前の金曜日に売られた金」と同様の傾向があり、「機関が参入している主要なシグナルである可能性が高い」と説明していた。
外国為替証拠金取引と機関向け現物取引を提供する取引所LMAXの通貨アナリストを務めるジョエル・クルーガー氏は、新生の暗号資産市場がグローバルなマクロ経済の影響を受けていること自体が「興味深い」と指摘。ビットコインが6,000ドルを崩さなければ「年末までに15,000ドル~20,000ドルに達する可能性がある」と語った。
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